渡る世間に、鬼は何匹?
さて、こないだの夜。
こぶた2号から仕事終わりのメールが来ました。
“わし 明日 心外やったんやけど

解説すると、“私、明日、心臓外科のオペにつく予定になっているけど、もう
いやだあ”ということですね(~_~;)
こないだうちから、研修旅行で休日がつぶれてしまったりしたこともあって、
疲労がピークに達しているこぶた2号。
一年前、入職する時のアンケートに、希望の部署を第3希望まで書いたらしい
のだけど、まったくオペ室は入れていなかったにもかかわらず、オペ室ナース
になってしまって、そもそもはそこからいやでいやでたまらないのを我慢して、
この1年頑張ってきたのですが、そろそろ限界が来たようで。
帰宅してもご飯も食べずに落ち込んでおられましたね(~_~;)
帰り際に、明日のためにオペ用の機械もマニュアル片手に見てきたけど、
いくら読んでも頭に入ってこないし、何よりもう、機械を見ているだけで涙が
出てきた、なんて言うし。
心臓外科の手術は、用意する機械も手術中の介助も難しいらしく、経験を
積んだ先輩方でも緊張するほどらしいですね。
それを、いまいっぱいいっぱいで頑張っているところに言われたので、緊張の
糸が切れてしまった感じでしょうか。
それでも、この一年、希望部署に行けなかった不満はさておいて、わが娘ながら
よく頑張ってきたとも思うし、そこまでつらいのなら配置転換の希望も含めて、
いちど師長さんに相談してみたら、とアドバイスしました。
そうしたら、気持ちを吐き出したこともあってかいくらか元気を取り戻し、翌日は
重い足取りながらも、オペの準備のために時間をかけたいからということで
かなり早めに出勤して行かれましたね。
私はその日、仕事が休みでゆっくりしようと思っていたのですが、なんというか、
気持ちが休まりませんね

お昼すぎに一度メールしてみました。
”ちゃんと昼ごはん食べとるか 生きとるか 笑”
いつもは時間はまちまちになるけれど休憩のときにちゃんと返事を返してくる
のに、このときはなしのつぶて

3時からオペと聞いていたので、まあバタバタしてるんだろうな、と思いつつ、
2時過ぎにもういちどメールしました。
“心外がんばれ できることだけやったらええんやからな”
その後もメールはいっこうにこず、気をもんでいたら。
やっと6時前になって返事がきました。
“生きてます なんとか”
“よかったわい









“しんどかった みんな私が心外入る前に 頑張れいうてくれて 泣きそうに
なった 笑”
なにも言わなくても、廻りもみな心配してくれていたんですね(^^ゞ
“渡る世間に 鬼はなし

“まぁ でも今日ついてくれた先輩ゎ 鬼やったけど”
“ひろい世間 一匹くらい 鬼もいるさ

などとやりとりしつつ、昨日とは打って変わって明るいので安心しました。
帰宅してから聞いたところによると、昨日こぶた2号があまりに元気がない
ように見えていたらしく、先輩がとても心配してくれて、励ましてくれたのだとか。
オペそのものも、たしかに大変なオペだったようですが、教授は助手の先生に
は怒鳴っていたものの、周りにはピリピリしたりもなく、なんとか無事に終了
したのだとか

その後、師長さんと主任とでお話をしたようですが。
入職時の希望も、オペ室だと思い込んでおられたようで、まったく希望に入れて
いなかったと知って、かなり驚いておられたそうな。
そして、こぶた2号がかなり仕事に馴染んできて、楽しんで働いているとばか
り思っていたとのことで、
「そんなにつらいんやったら早く言ってくれたらよかったのに」
と言われ、4月の異動の時期にはもう間に合わないけれど、上と話をしてみる
から、と仰っていただいたのだとか。
とりあえずは明日のオペからは外すし、オペにつく日もしばらくのあいだ減らす
から、ちょっと気持ちを休めるように、と言っていただき、ケーキを出して下さり、
肩まで揉んでいただいたとか(爆)
辞めていく一年目が多いなかで、辞めたくはないというこぶた2号の気持ちを
汲んで下さったみたいですね。
ありがたいことです。
でも、こぶた2号は、
「あの師長は調子がいいとこがあるから油断ならんわ。そうは言うても、明日に
なったら『オペから外す?そうやったっけ、ごめん、忘れてたわ~。今日は人が
少ないし、悪いけど予定通りついてな』な~んて言いかねんからな。上と話する
のも、いつになるやらわからんわ」
などと言って、翌日はオペにつかされていても慌てないよう、用心して早めに
出勤していきましたが(笑)
はーあ

それにしても。
子育てって、終わったようでも気をもむことが多いですよね。
いつになったら、安心できるのやら(^^ゞ
この記事へのコメント
こぶたちゃん ちょっとホッと出来たのが良かったね。それにしても 小まめにメール交信 仲良し親子だね(^^)
キーブーさんがちゃんと見守ってくれると思うだけで、小ぶた2号さんは心強いと思います。心配でしょうが、見守りつつ、うまくおだてるなどしてあげてください(^^♪。
親は子どものことについて安心することは、死ぬまでできないんじゃないでしょうか(^^ゞ。
もともとが甘えっ子なので、社会人になってからはよけいしんどいみたい(笑)
仲良し親子といっても、ケンカするときはするけどね(^^ゞ
でも、メールだけはマメに交換してるかなあ。向こうもいい息抜きになるみたいだしね。
励ましてくださる先輩や、相談に乗ってくださった師長さんには感謝ですが。でも、翌日、午後からのオペは外れてなかったそうです(~_~;)
まあそんなことやろ思ってたから別にいいけどぉ、ってこぶた2号は言ってましたけどね。午前のオペを外れてたことで、わけを知らない先輩には「・・・なんかやらかした?」なんて聞かれたとか(爆)
頼りない母親でも、家に帰れば聞いてくれる人がいると思うと頑張れるんでしょうかね。うまくおだててみますね(^^ゞ
死ぬまで安心できませんか。うーん。しんどいですねえ。。。
社会に出たらいろんなことがあるけど、それを乗り越えようとしている娘さん。エライなぁ~
私も勇気をいただきました。
私も、親にこんなに甘えられるこぶた2号をうらやましく思います(爆)
仕事も仕事だし、あの甘えん坊には人一倍つらいでしょうね。私も、自分だったらきっと挫折してるんじゃないかと思ったりもしますが。
ここを乗り切って、頑張って欲しいです。
一生、親なんですねえ。ふー。道のりは長いなあ(笑)
私の親友は心外でナースをしてたんですが、どうしても彼女と重なってしまって…。
体力的にも精神的にも大変なお仕事ですもんね。私にはできません。
配慮していただけるみたいでよかったですね(^-^)もう少ししんどい日が続くかもしれませんが、ぜったい2号さんのがんばりは患者さんにも伝わってると思います。がんばれ!!
言うと オペの手伝いの看護婦さんは
看護婦さんの中でもランクが上のイメージが
ありました。花形って感じ。テレビの影響が
多いと思います。 大変なお仕事なのですよね。
無知が恥ずかしいです。
本人落ち込んでいる様子は、周りから見るとほほえましいですよ。(・_*)\ペチ
頑張らない人は落ち込まないからね。
ありがとうございます(*^_^*)
まああの子にしては、思ったよりは頑張っているようですが。お友だちは心外のナースでしたか。たいへんだったでしょうね(~_~;)
んで、患者はオペ室に来たらすぐに麻酔がかかるので、じかにお話しすることはあまりないとか(笑)
こぶた2号は、それも物足りないというか、患者とじかに接する病棟へ行きたいといつも言ってますね
たしかに師長さんは、オペ室に選ばれたことは誇りに思いなさい、と言ったそうですが。こぶた2号に言わせると、機械出しなんてそれこそ看護師免許がなくたって、機械さえ覚えればできる仕事なんだそうです(~_~;)
「機械出しばっかしてるから、採血ひとつやったことないよ」なんてこぼしてましたね。
師長さんはあれから優しい言葉はしこたま掛けてくださるそうですが。
肝心のオペからは外れてなかったし、どうやらまだ上とは話もしてないようですね
こぶた2号は「やーっぱりね。そんなことやろ思ったわ
若い子が落ち込んでると周りがほっとかないみたいですね。ありがたいもんです。
でも私らあたりがおちこんでても、だーれも寄ってきませんが(・_*)\ペチ
とても良い関係でほほえましいです^^
ありがとうございます
でも、実際はぜんぜんです。疲れてるときなんかは話もいいかげんに聞いてて「ちゃんと聞いてよお」なんて言われることもしばしば(^^ゞ
ケンカするときはするし。ふつーの親子ですよ
時間って、経つのが早いですね~。
看護士さんには、頭が下がります。
お嬢さんも、大変だと思いますが、特に、外科は忙しいでしょうね。
母親としての心配も・・・・話を聞いてあげるくらいしかできないですからね~。
でも、部署が変わられそうなら、一安心ですね。
良かったですね。
こぶたちゃんも、そうやって、逞しくベテランさんになっていくんでしょうね。
こぶたちゃん、
もうひな祭りの時期ですもんね。ほんと、時の経つのは早いです(^^ゞ
部署が変われるかどうか、それがいつになるのか、まだはっきりしないんですけどね。でも、師長さんに話を聞いてもらっただけでも、すっきりした部分があったようですね。とりあえずは他の科の空きをいま確認してもらってるみたいです。
そのうち、逞しくベテランさんになってくれたらいいんですけどね。どうなることやら(~_~;)