ロシア文学は若いうちに制覇しておきましょう(^^ゞ



ほとんどの方は本日から連休明けでご出勤のことと思いますが、私の3連休
は、世間とは一日ずれて日曜日から本日火曜日までなんですよね。

なので最終日の今日、図書館(いつものところではなく、分室)へ行って、最近
とんとご無沙汰している、イートインできるパン屋さんでお昼をすませようと
思っていたのですが。

朝からあいにくの雨で、迷っていたところ。

“ぬれてでも行きなはれ”
というこぶた2号のメールで、そうだよな、このまま家にいたら、ま~た座り
込んで本を読んで一日終わっちゃうもんな、と思い、発奮して出かけました


画像



パン屋さんで、ホットサンドセットを注文。
これだけのボリュームでしめて580円也。

さすがパン屋さんだけあって、トーストもいい具合だし、挟んである具もしっかり
温かくて、おいしーい!(*^_^*)

でも、ちょっとボリュームありすぎかなあ。
ここはパスタセットも安くておいしいのだけど。
けっこうな量のパスタに、ぶ厚めのフランスパンがふた切れついてくるし、何に
しても量が多すぎなんですよね(^^ゞ

んじゃあパンを残せばいいようなものなんだけど、このフランスパンのトースト
もさっくりもっちりでおいしいし、残すのがもったいない出来なのです。

このサンドイッチも、フーフー言いながら完食。
おいしかったからいいんですけどね(^^ゞ

腹ごしらえも終わっていざ図書館へ、ということで、同じ建物の5階まで
エレベーターで上がってみたら。

なんと、図書館はお休み!!

締まっているドアの前で小さな男の子が泣いていて、お母さんが、
「だって図書館お休みなんだから仕方ないでしょう。でも、なんで今日が
お休みなんだろね」
なんて言っておられましたが。

ほんとに、何でお休みなんだよー!
雨のなか、頑張って出てきたのに。

ということで、泣いても慰めてくれる人のいない私は雨のなか、黙ってすご
すごとおうちに帰ったのでありました


さて。
前置きが長くなりましたが(笑)

ここんとこちょっと頑張って読んでいた本が読了しました。

ドストエフスキー著 「カラマーゾフの兄弟」

なんでまた今ごろになって読んだのかというと、かの村上春樹さんがこの
作品をとても好きで今でも読み返したりしている、と発言なさっていたから
なのですね


ロシア文学というと、私が読んだことあるのは「アンナ・カレーニナ」くらいの
もので、それも中学生のとき。

それ以後はまーったくなし。

でも、今回頑張って上・中・下巻の3冊を読みとおしました。

途中、トンデモ科学の本と同時進行のときもあって頭がグラグラしそうでした
が、なんとか挫折せずにすみましたね(笑)



いまさらストーリーを云々するような作品でもありませんが。

簡単に言えば、放蕩無頼で俗物の父親に半ば見捨てられるような形で育った
ロシア貴族の3兄弟の、それぞれの人生についての物語、といったところで
しょうか。

途中から兄弟のひとりが殺人罪、それも冤罪で裁判に掛けられるシーンなど
あり、小説を読んでいるというよりは、上等な舞台を見ているかのような、
いきいきとした作品でしたね。

兄弟は育った環境はほぼ同じようなものだというのに、成長してからの心の
うちは全く違っていたのにも驚きました。

純粋な心を持ちながらも放蕩に身を持ち崩す長男ドミートリィ、文学的才能に
恵まれ、しっかりとした社会生活を営みながらも内面に脆さを持つ二男イワン、
早くから修道院に入り、社会とは一線をおいた信仰生活のなかで、幼いころ
から安定した情緒と温かい心を失わず育った三男アリョーシャ。

そこに、邪悪で卑屈な心を持つ召使のスメルジャコフが深くかかわってくるの
ですが。
彼は気のふれた物乞い同然の母親から生まれ、その出生のときに母親が
亡くなっているのですが、一説には戯れ心から三兄弟の父親のフョードル・
カラマーゾフが彼女を妊娠させたと言われているのですね。

このエピソードひとつからも、フョードルの唾棄すべき人物像が知れようと
いうものですが。

卑屈な態度の裏に邪悪なたくらみを持つスメルジャコフが、兄弟にそっとその
邪悪さを吹き込んでいく様子に背筋が寒くなりました。

村上春樹さんは登場人物のなかではこのスメルジャコフがいちばん好きだと
言っておられましたが。

うーん。

興味深い人物ではありますが、私はいちばん嫌いですね

あと、神はほんとうにいるのかとか宗教論を兄弟で戦わす場面もあったりしま
したが、こういうところは、現代の日本人である私にはいまひとつピンとこな
かったのですが、今思えばそれは単に宗教論争というよりは、人生をおくる
うえで、拠りどころになるものがあるかないかという話だったんでしょうね。


それにしても、村上春樹さんの言葉がなかったら、この作品を読むことはつい
ぞなかったと思われます。

なので、感謝していますが。

できうれば、高校生のころにこのタイミングがあったらよかったのになあ、と
思ったりもします(笑)

人生の折り返し点を過ぎた身には、この内容の深淵さについていくのが
なかなかキツかったですね。

特に、兄弟のうちのひとりが心理的にも金銭的にも追いつめられて右往左往
する場面など、こちらもそれなりに人生経験を積んできたぶんよくわかるだけに
夢見が悪くなったりもしたし(笑)


こういうのはやっぱり、体力も気力も充実した若いうちに読むことをお勧め
しますね。


でもまあ、年を取ってからでも、若いうちとは違った感動はありますけどね。

おもに、身につまされる感じではありますが(爆)








ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 4

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

2010年03月23日 20:09
 体力も気力もほとんどなくなっているバカ親父には、とてもじゃないけど無理そうです(^^ゞ。
 いずれにしろ、ロシア文学は苦手ですが(~_~)。
 図書館が休館で残念でしたね。火曜日が休館日だったんでしょうかねえ。 
さんちゃん
2010年03月23日 21:49
キーブーさんのお題を見て、
「ロシア文学は、登場人物の名前がやたら長ったらしくて、覚えられないから、若いうちに読んどいた方がいいよね。」
と思った私は未熟者でした。
既に、読み返す気力はありませんが…。
2010年03月23日 22:25
マリリンモンローの愛読書だね(^^)
私はさんちゃんさんの↑ご意見(?)に激しく賛成♪
私もこの辺は 中学生の時だから読めたのかも!
最近 普通に外国名でも厳しい… お脳が弱ってきたかな?
2010年03月23日 23:10
遊哉さん、こんばんは
奇遇にも、遊哉さんのところの記事もロシア語通訳をされていた作家の米原万里さんの話題でしたね
図書館の休刊日は、月曜日と第一木曜日なんですよね。その第一木曜日にうっかりして行ってしまったことが何度かあったんで気をつけてたんですけど。
まさか火曜日に休まれるとは。いやはや、意表をつかれました(笑)
2010年03月23日 23:24
さんちゃん、こんばんは
たしかに名前も長いし、ロシア風の愛称もあったりするので覚えるのはなかなか大変かも
長男ドミートリイは相性がミーチャ、またはミーチェニカ。カーチカ、またはカーチャと呼ばれてる女性は本名はカテリーナ・イワーノヴナだし、グルーシェニカと呼ばれてる女性はアグラフェーナ・アレクサンドロヴナ。スメルジャコフのお母さんはスメルジャーシチャヤetc.
なんだかね。チカやらチャヤやら、ややこしいです(^^ゞ
2010年03月23日 23:29
まるおおさん、こんばんは
これって、マリリン・モンローの愛読書なんだ~。知らなかったあ
おっ、中学生の時に読破してますね?いいなあ。理想的♪
ガイジンさんのお名前は、やっぱ覚えにくいよねえ。ってか、人の顔と名前自体、最近はめっきり覚えられなくなっちゃってるけどね(笑)
私のお脳も、だいぶん委縮してるかな?(~_~;)
2010年03月24日 16:20
文学は、若い時の感性で1度読み、成熟した大人になった時にまた読み返すと自分の成長に気付いたり出来るもんですよね。そんな事言ってる私はホラー文学ばかりだけど(笑)だけど私だってエルヴェキベールとかジャン・コクトーとかドイツ詩集とか何だかちょっとアンニュイなおされ本読んでたやい=3 日本人では三島由紀夫さんと村上龍さんを読んでた少女時代…思春期な感じだな(爆)キーブーさんもそんな時あったでしょ?(^^)
2010年03月24日 22:52
miyoさん、こんばんは
エルヴェキベールは・・・聞いたこともありませんでした。誰?って感じ^^;
miyoさんは文学少女だったんですね
私が若いころに読んだ文学書で心に残ったものといえば「ジェーン・エア」かなあ。シャーロット・ブロンテの。和ものでは、「人間失格」とか読みましたが、あまりの暗さにあとが続きませんでした
高校のころはサガンにはまってましたが、あれは大人になってからの方が味わいがあるというもので、わざわざ高校のときに読むものでもなかったなあと思います(~_~;)
おとなになってから、若いときに取りこぼした文学書を読んでみるのもまた乙なものかもしれませんね(笑)
2010年03月26日 12:24
↑ワタシもさんちゃんと同じ。
ワタシは高校の頃、ロシア文学に挫折しました。
あの頃買った「戦争と平和」まだ読んでません(キッパリ
年金生活に入ったら読みたいと思いますm(__)m

2010年03月26日 21:59
Fチェスカさん、こんばんは
おっ、ここにもさんちゃんの支持者が(笑)
「戦争と平和」も課題図書でしたよね。私も読んでませんけど(^^ゞ
年金生活かあ。私は今までの波乱万丈の人生でけっこう力を使い果たしたから、そこまではもちそうもないですねえ(自爆)

この記事へのトラックバック