パイレーツ・オブ・カリビアンと福神漬
昨夜は「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」が
放映されていましたね

4週連続放映の第2弾ということで楽しみにしていたのですが、お風呂が遅く
なってしまって、最初の20分ほどを見逃してしまいました

あせってお風呂から上がってきて、
「ああもう始まっとるがな。楽しみにしてたアレが~

と言いながらリモコンを探していたら、こぶた2号が笑いながら、
「ああ。『行列のできる法律相談所』やね。毎週楽しみにしとるもんなあ」
ちーがーう!!
誰がそんなもんいつ楽しみにしとったんや!
などと言う間も惜しんで急いでリモコンを手に取り、日曜洋画劇場にチャンネル
を合わせたのでした(笑)
前回は首尾よく自分の船を取り戻したキャプテン・スパロウでしたが、今回は
さまよえる幽霊船の船長デービー・ジョーンズに対して過去に作った借りを
返さなければならなくなり、ウィルをだましてその船に乗り込ませ、自分の
作った借りの返済のために彼を売り渡すようなことをするのですね(^^ゞ
根はいい人なのにどこかのらりくらりと信用できないジャック・スパロウ。
まあそこがまた彼らしくて面白いんですけどね

彼が食人種の島の原住民から最初は神とあがめられていたのだけど、“神を
肉体から解き放ってあげるため”という理由で殺されかけて(笑)、島民たち
から逃げ回る様子がとてもユーモラスで面白かったですよね。
前回、エリザベスに求婚していたノリントン提督が落ちぶれた飲んだくれに
なって現れたのも笑えたし。
あげく、デービー・ジョーンズの弱点である心臓を収めた箱を開ける鍵の取り
合いと、過去のエリザベスを巡っての争いが一緒くたになって、男3人が
戦っている様子も面白かったし。
その場面でこぶた2号がやってきて、
「なんや、このヒトら、心臓の入った箱をほったらかして切り合いかいな」
な~んて言ってましたが。
よっこらしょ、とこたつに入ってきたので、一緒に映画を観るのかと思いきや、
「あんなあ、金曜日さあ、もう最悪やってん~」
と仕事の話をしはじめたんですよね

なんでまた今そんな話、と思ったのだけど、よく考えたら金曜日は私が仕事で
帰宅が遅かったし、こぶた2号はといえば体調の悪いなか、ほうほうの体で
仕事を終えて帰ってすぐ寝込んでいたし、土曜日も私が午後遅くまで仕事で
こぶた2号も体調がまだ戻ってなかったしで、毎日聞いている仕事の話が
金曜日の分はまだ聞けてなかったんですよね(^^ゞ
目はしっかり映画の展開を追いつつ、耳は極力こぶた2号の話にむけていたら。
「・・・んでな、オペで縫合に入ったときに、針が一本足りん、ってなってさあ」
という言葉が耳に入ってきて、びっくり。
こぶた2号に向き直って、
「それ、たいへんやん」
と言ったら、
「うん。でも先生は『術野に入ってないのは間違いないから大丈夫。そのへん
にあるやろ』って言うから探したんやけどなくて、先輩が入ってきてくれてさあ」
「・・・それで?

「どの辺に落ちてるかわかる?って聞かれたから『なんか途中で“カラン”って
音がした気ィするから、足元だと思います』言うたら、モノをどけて探してくれ
はってんけどな」
「なかったん?

「うん。でも、先生が、『“カラン”?“カラン”やったら床に落ちた音とちゃうやろ』
言うて、器具の中を見てくれはって、そしたら受け皿の上に落ちとったわ」
な~んや。よかったあ

いろいろ聞いたら、まあそういうこともよくあるのだそうで、その場合は徹底的に
探すのだそうです。
まあそりゃそうでしょうけど(^^ゞ
こないだは同期の子が入ったオペで、術後、器具の数が合わなくて、くず
かごのなかまでみんなで血眼で探したとか(~_~;)
「まあ、あってよかったなあ。先生に感謝せな」
「うん。でもあの先生、そんなこんなあってしかもあたし体調悪くて吐き気をこ
らえて仕事しとるのに、『この副腎、標本に回しとってな。副腎やで。福神漬
ちゃうで』とか言いよんねん。うざっ!!って思ったよ」
あんたねえ

親切にしていただいているというのに、なんちゅー言い草やねん、と言ったら。
「だって。しんどいときにあんなレベルの低いダジャレ。かんべんして欲しいわ」
まーったく、もう、と思いつつ再びテレビに意識を戻したのだけど。
いつの間にか話は終盤に向かっており、船に取り残されたジャックがクラーケ
ンの餌食になるところでした

えええー!
いったいいつのまに、なんでまたこんなことに?!
どうやら、お次はクラーケンに呑まれたジャック救出のお話になりそうですね

私はその話は観てないので、来週は絶対に見逃さないようにしなきゃ

この記事へのコメント
やっぱり神経が太くならないと大変な職場のようですね。
体調の悪いこぶた2号さんにとってはうざかったでしょうが、先生は「おい、大丈夫か。がんばれよ!」という気持ちだったかもしれません(^^ゞ。
手術で体内に器具とかガーゼなどを忘れて、何年か経って気づいたなんていうニュースもありましたね。オペ担当の看護師というのも大変ですね。
来週の映画の続きが、楽しみですね(^^♪。
先生はオペをしつつ看護師を和ませようとしたのに、この言われようなんですねえ(~_~;)
お気の毒・・・っていうか、ほんとにすんません、って感じです。。。
先生、頑張ってお笑いのセンスを磨いてくださいね(誤爆)
こぶた2号は胃痛とめまいでかなり苦しかったようです。今朝はまだしんどそうでしたが、さっき帰宅したときはすっかり体調が戻っていてホッとしました(^^ゞ
オペのときは緊張感からか余裕がなくて周りにキツく当たる先生が多いなか、とってもいい方ですよね。
でもこぶた2号は「副腎と福神漬やて~・・・ないわ~
オペに使ったものはすべて数をかぞえて、なかったら一応あるまで探すそうです。たいへんですよね
映画、来週とその次がすっごく楽しみですよね(^^♪♪
福神漬けでよかったですね。ヽ(^o^)丿
針見つかってよかった。
月並みな駄洒落許してあげようよ♪
点検してるんですね。なんかホッとしました。
ダジャレを言えるゆとりが良いですね~。
そういう医者に掛かりたいな。
そして、いらっしゃいませ(*^_^*)
あ、次の作品ではクラーケンのお腹からジャック・スパロウが出てくるんですね?
こぶた2号はもともといいかげんな性格ですが、ことお笑いに関してはうるさいんですよね(笑)
関西に住んでてあのレベルのダジャレはちょっとないなと、私も思いましたね、正直なところ(爆)
一応、器具からなにからすべてかぞえるみたいですよ
こぶた2号の勤務先では、オペのときは先生の好きな有線音楽をかけるそうで、レゲエをBGMのオペとかもあるそうです・・・自分が患者だったらいやだろうなあ(~_~;)