いよいよ船出だそうですが。。。




気持ちのいい涼しい秋風に吹かれながら、ブラブラと書店に寄ってみたところ。

いつも新刊を心待ちにしている本が、出ていました


銀色夏生 著   「出航だよ」 つれづれノート⑲


帯に、“人生は、前へ、前へと進んでいきます” とあるとおり、今回もまた行動力
いっぱいの銀色さん。

詩人の彼女は今までに2度の離婚を経験し、それぞれの結婚で得たふたり
の子どもがいます。

今までどおり普段は東京で高校生の娘かんちゃんと2人で暮らしていて、
おりをみては実家のある宮崎でひとり暮らしをしている小5の息子さくくんの
ところに帰る、という生活を続けておられますが。

印象的だったのは、半年のあいだに6回ほども霊能者のような人たちや
チャネラーなどからリーディングを受けていること

それも、1時間で数万円もするような高額なものが多かったし。

銀色さんは、
「社長さんなど、他の人と相談できない立場の人たちがよくやること」と
こともなげに書かれていましたが。

うーん。

でも、こんなにあちこちで・・・しかもこれとは別に、セミナーにまで通っていた
のにはびっくり。

4日間で16万6000円(!)のそのセミナーには、自称チャネラーまで来て
おり、うさんくさい雰囲気があったとか。

しかも「このあいだ行ったチャネリングのセミナーとは全然違う雰囲気」とも
書かれているので、セミナーも初めてではないんですよね(~_~;)


銀色さんは私よりふたつみっつ年上のほぼ同年代だし、人生の転機に
あたってそういう人たちの意見を聞いてみたいと思う気持ちもわからないでは
ないのですが。

それにしても回数とかかった金額がハンパじゃないですよね。


それと、会社を設立することを思いついて、いつものようにずんずん話を進めて
から2ヵ月後に、
「あの頃の私は超ハイテンションで、今思うとどうしたんだろうという感じだった。
あのときにああじゃなかったら会社を作ろうとはしなかっただろうと思う」
と書かれていたのにも驚きました。

前回のつれづれではカレー屋さんをやろうとしていて、友だちに試作品まで
作らせて結局やめていたし。


銀色さんが変化してオープンになっていくのはとてもいいことだと思うけど、
でもなんだかすごくいろんなことがとっちらかってしまっているようで、この
揺り戻しがきたらたいへんなことになってしまうのでは、などという危惧も
抱いてしまうんですよね。

そのとっちらかった結果のひとつが、小5のさくくんがやむを得ずひとり暮らしを
しなければならなくなったということにも繋がっていると思うし。


彼女が芸術家らしい変化を好む性質で、ひとところにいると澱んでしまう、と
いうのもわかるのだけど。

それも住む所をいろいろと移しているだけならまだしも、会社設立となると・・・。


銀色さんが人を見るときのひとつの目安として、何か新しいことを始めようと
したときに、すぐに「たいへんだよ」と言う人は自分とは合わない、というような
ことを書かれていましたが。

でも、そういう人も必要なんだと思うんだけどなあ。

特に、今の銀色さんには。


銀色さんの書く詩は好きだし、独特なエッセイもおもしろいし、私も20年以上
もファンを続けてきたこともあって、せっかくの才能が身辺のゴタゴタで悪影響
を受けたりしないように切に願っているのですが。

でもこれも、今の銀色さんには的外れな意見としか思えないんだろうな。


相変わらず、編集者の“虫くん”にたわいない内容の10個の質問メールなど
を送ったりしておられますが。

“虫くん”からのお返事にいつも“忙しいです”とか“眠い”とか書かれてあって
もものともせずにメールをしているのもちょっとなあ(~_~;)

ちなみにこの“虫くん”、ちょうどこの時期に村上龍さんの『13歳のハローワー
ク』の第二弾の担当もされていたとかで、そりゃ忙しい筈ですよね


正直、今回のつれづれノートは、心に響いた箇所よりも、驚かされた箇所の
方が多かったような気がします(~_~;)

銀色さんはたしかに人生の転換期におられるのでしょうが、この動き方を
見ているとなんだかタガがはずれてしまっているようで、不安な感じさえ受けて
しまいました。


新しくツイッターも始められたのですが、秘書の“なごさん”が、「銀色さんと
その仲間との会話を見るのが心臓に悪い」なんて言う箇所があるくらいあけっ
ぴろげな会話をしたり、気軽に会ってみたり。

この秘書の”なごさん”というのは銀色さんの弟の奥さん、つまり義妹で、
銀色さんの信頼も厚いし、これまでのつれづれノートを読んできた限りでは
人格的にもバランスの取れた、とても穏やかな人のようなのですが。

この人は銀色さんの秘書になる前までは、勤めていた会社でイジメまがいの
待遇を受けていて、帰宅して毎日泣いていたのだとか。

それが、認めてくれ信頼してくれる雇い主(銀色さん)の下で働くようになって、
水を得た魚のようにイキイキしてきたのだそうで、その部分はとても心に
沁みましたね。

思うに”なごさん”の穏やかな人柄と深い思慮は、苦労を味わったことで
さらに磨きがかかったんでしょうね。


それはともかく。

今回、銀色さんは曲を作ってそれを娘のかんちゃんに歌わせてCD化する計画
に向かって邁進されてもいるのですが。

あいかわらずマイペースのかんちゃんは、ボイストレーニングにも遅刻をして
きたり、どこまでやる気があるのかが心配、と“なごさん”も言ってましたが。


これから先、銀色さん親子がどういう方向に生きていくのか、とても興味が
ありますね。

これらの計画はうまく展開していくのか、それともあえなく潰れてしまうのか。


次回のつれづれノートが楽しみです




出航だよ つれづれノート(19) (角川文庫)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2010-09-25
銀色 夏生

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この記事へのコメント

2010年10月01日 20:24
創作活動をする人、特に詩人や絵描きは、ひびのはいたグラスのような人が多いからね。(ーー;)

ねこのひげは、チャネラーや手かざし、ニュータイプなどと自称する人は信用しない人間ですんでね。
天と地と水と太陽は、信用しているけどね。(^^♪
2010年10月01日 21:33
「なごさん」って、てっきり男性だと
思いこんでいました。女性だったんだあ。
さくくんは、まだ一人暮らしをしてたのね!
それって、やっぱり問題だよ。
2010年10月01日 22:43
こんばんは
何かをやろうとする時
勢いと言う馬力が必要なのは確かなんです。
所謂事業計画。
でも相談をしたい場合、実行者として展望が見えてないと・・思いますがねぇ
すみません・・無責任な話をしましたm(_ _)m
2010年10月01日 22:47
ねこのひげさん、こんばんは
つれづれノート、ずっと楽しみに読んでるんですけど、前回と今回のは今までとは雰囲気が違うんですよね(~_~;)
チャネラーやら霊能者やら星占いやら、興味はあるけど、大金をかけてしかも何度もみて貰おうとは思いませんよね。
でも、私も今日はジュセリーノさんの書いた予言本なんか読んでましたけどね(自爆)
2010年10月01日 22:51
みいなさん、こんばんは
なごさんは銀色さんの弟のてるくんの奥さんですよね(^^ゞ
さくくんは相変わらずひとり暮らしで、骨折したときもお母さんは東京だし、仕方なくいろいろいきさつがあって拒否された筈のせっせがまた呼び出されてましたね。廻りの人もたいへんそう(~_~;)
2010年10月01日 22:55
ただチャンさん、こんばんは
事業を興そうというときなど、たしかに傍からは無謀に見えてもそれだけの馬力が要るのは事実ですよね。
そう、展望が見えてないと・・・ほんとにただの暴走ですよね
私は人に「石橋を叩きすぎて叩きこわすタイプ」だと言われたことがありますが(笑)、それでも避けられないアクシデントもあるし。慎重なのがいいとも限りませんが、でも銀色さんはなあ。。。
2010年10月02日 09:59
バランスが欠けていると感じると不安が生じます。
大きな器で人を感動させる力を持っている人はオーラがあるみたい。
脱皮を繰り返して頑張るのも生き方の一つだけど、脱皮に力を使い果たしたり、多すぎたりすると何を目指しているのかわからなくなっちゃうのでは??
オイラ凡人の周りには少ないけど。
2010年10月02日 17:55
moumou.h53さん、こんばんは
そう、バランスの問題ですよね。
オーラという点で言うなら、銀色さんにはそれがあると思います。
でも、彼女の仕事の芯の部分ではなく、事業とかあるいは人生のパートナーは現れるのかとか、そういうことばかりに気が行ってて、地に足がついてないような感じがするんですよね。あくまで本を読んだ限りの印象ですけど。
ホント、自分は凡人なのだなあとつくづく思った次第です。まあ私はそれでいいんですけど(^^ゞ

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