「ああ娘」 わが家の場合
前記事で、西原理恵子さんの「ああ娘」という本を紹介しましたが。
記事を書いているときに思い出したことがありました。
こぶた1号が小学校に入学したばかりのころのこと。
滲出性中耳炎という、ちょっとやっかいな中耳炎にかかってしまい、1週間
ほど入院したことがありました。
そのとき、こぶた2号はまだ幼稚園の年少さん。
こぶた1号が入院中は、幼稚園にお迎えに行ってその足で病院に向かうと
いう毎日。
夕食用のお弁当を作ってそれを持ってこぶた2号のお迎えに行き、それを
こぶた1号の病室で食べて、面会時間が終わる夜の8時まで付き添って
ました。
それというのも、こぶた1号はやんちゃな子なので 何をやらかすか
わからなかったため、あまりひとりにしておけなかったんですよね(~_~;)
ある日も、私がこぶた2号を連れて病室に入ったところ、そこにいた看護師
さんが笑いながら、
「1号ちゃん(仮名)は、今日は婦長さん(当時)に叱られたんだよね~」
とこぶた1号に話しかけていたので、
「えっ。この子、何かやらかしましたか?」
と恐る恐る聞いたところ。
年が近くて仲良くなった患者さんの病室に、黙って点滴台をガラガラ引いて
遊びに行き、倒してしまったのだとか

しかもその患者さんは病気の性質上、感染症を用心しなきゃならないとかで、
お部屋までは行ってはダメと念押しされていたのに、こぶた1号は行こうと
したのだとか

あ~あ~、もう・・・病気になってまでこれかいなと呆れつつ、連日病院に
詰めているので疲れてもいた私。
完全看護なので泊まり込みはできないのですが、それでもこぶた2号と私の
晩ごはんを作って毎日病室で食べさせ、退屈する二人をなだめているだけで
けっこうたいへんだったんですよね(~_~;)
でも、そんななかでも楽しみなひとときがあって、それは新生児室のカーテン
が開く時間。
10分間だけカーテンが開けられて、ガラス越しにかわいい赤ちゃんが見られ
るんですよね

こぶた1号はダメだけど、こぶた2号を連れて、その時間には新生児室の前に
行って毎日見てました(*^_^*)
こぶた2号が、
「かあいいねえ、かあいいねえ

とさかんに言うのへ、たぶん生まれたばかりのお孫さんを見にこられている
らしいおばあちゃんたちが、
「あなたもかわいいよ~♪」
などと言って下さって、和やかな楽しい時間を過ごしていたのですが。
ある日、いつものように新生児室のカーテンが開き、かわいい赤ちゃんたち
を見せてもらっていたのですが。
こぶた2号がが発したひと言で、場の空気が一変しました。
「かあいい~。ねえ、これ、全部で何匹いるの?」
一瞬シーンとした後、爆笑が起こりました(^^ゞ
でも、隅の方で柱によりかかるようにして立っていた顔色の悪い産婦さんが、
「そうよねえ。生まれたばっかりだから、まだおサルさんみたいなもんだからね」
と、青白い顔にムリに薄い笑みを浮かべて言ったのは、ちょっと怖かった
です^^;
なので、
「さあ。1号ちゃん(仮名)が待ってるから、お部屋に帰ろうね」
と、逃げるようにしてその場を後にしたのでありました(^^ゞ
ホント、子どもって、急に意表を突くようなことを言いだしますよね(~_~;)
さて。
最後に、わが家のベランダに咲いた花です。
去年の猛暑に、いったんは枯れてしまったエンジェルマイス(マーガレット)
ですが。
秋口から葉っぱが再生して、やっと花が咲きました。
花はいつもに比べて小さいですが、蕾がいくつかついてるし、これからしばらく
はベランダに出るのが楽しみです(*^_^*)
この記事へのコメント
数日前に、銀色夏生さんつながりでこちらのブログを発見し、豊かな内容と読みやすい魅力的な文章に惹かれ、遡って読みながら楽しんでおります。
私も娘2人の母です。(まだ中・小学生ですが)。これからもいろいろなエピソード楽しみにしています。
まずはご挨拶まで・・。
今は爆笑ネタですが、きっと当時は一瞬血が
凍ったと思います。
キーブーさんとこは、もう春が来てるんですね!
薄ピンクのマーガレット、かわいい
あぁ 花が咲くんだねぇ~ 春だねぇ~^^
1号チャン2号チャン
中々やるなぁ~^^V
お母さんは・・大変ですけど
(--;
ウチの長男は吸引したんです。
まるでピッコロ大魔王みたいで
絶句しました(--;
普通に成長しましたけど^^;
ン?また関係ない話になりました
m(_ _)m
その時のこぶた2号さんの「匹」という言い方は、「人(にん)」という呼称を知らなかったのかもしれませんが、とても素直な反応だったんでしょうね。顔色の悪い産婦さんが言ったとおりでしょうね。でも、ちょっと怖かったですね(^^ゞ。
みんなが爆笑したのが、正直な反応だったと思います。子どもって、思いもかけない面白いことを言いますよね(~_~)。
思わず声を出して笑っちゃいました
子供って、特に言葉を覚える次期って、とんでもないことを発する時がありますよね^^
次男が2才位の頃、食べ物見ると
「うまい?」って必ず聞いたんです
その度に「うまいよ♪」って答えました
ある日、水族館の伊勢海老を凝視し
「うまい?」って聞かれた時には・・
隣におられた、年配の旦那さんが
「うまいやな~♪」って、大笑いされてました^^;
笑い話なんでしょうが、親は冷や汗ですよね^^;
そして、いらっしゃいませ(*^_^*)
温かいお褒めの言葉をいただき、とても嬉しいです。ありがとうございます
ナワ子さんも銀色夏生さんのファンですか?私ももう十数年来の読者なんですよ♪
女の子二人の母であるというところも共通点なんですね。こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします
もしよろしかったら、ブログのURLなど、教えていただけたら嬉しいです。
ホント、聞いた瞬間「何言ってんだ?この子は
こぶた2号は言葉を話すのも早かったし、こぶた1号に比べてしっかりしていたので、よもやこの子がこのようなトンマな発言をするとは思いもよりませんでした。いやはや油断でしたね(爆)
あらっ、まるおおさんはアカンボには興味なし?(^^ゞ
私はね、何を隠そう、大好きなんだよね。見ず知らずの赤ちゃんでもついお愛想したり。できれば抱っこさせてほしいんだけど・・・今はそんなこと言ったら不審者だしね^^;
できれば10分ほど貸してほしいくらい。でも、それ以上はいらないんだけどね。たいへんなのはわかってるから(爆)
ふたりは姉妹といえども、まーったくタイプの違う女の子でしたね。今でもそうなんですが(^^ゞ
長男さんは吸引分娩でしたか~。
あれって、ほんとうにびっくりするくらい頭がのびちゃうらしいですね。すぐに元に戻るから大丈夫だとのことでしたが。
ピッコロ大魔王!それは・・・写真に撮りましたか?(誤爆)
こぶた2号は、体は同じ年の子と比べてひとまわり小さかったですが、話し始めるのは早かったですね。
なので、人を「にん」と数えるのはわかってたので、赤ちゃんのほうを人間だとは思ってなかったのかもしれませんね(笑)
顔色の悪い産婦さんが言ったとおり、きっとおサルか犬の子あたりと同じようなもんだと思ってたのか(爆)
まーったく、子どもってしっかりしてるようでもときどきびっくりさせられますよね。でもおもしろかったです。こぶた1号の病室に帰ってから大笑いしました(*^_^*)
ほんとにね~
ちょっと冷や汗ものでしたが、あとで大笑いしました(^^ゞ
水族館で、ぶひさんちの次男クンもですか~
うちはね、「うまい?」じゃなくて「これ、食べれるん~?」でしたね(笑)
んでやっぱり、ぜんぜん知らないおっちゃんが笑いながら、「食べれるよ~。おいしいんやで~」なんて答えてましたっけ
でも、イワシの大群を見たときは、親の私も「おいしそう。こんなとこに置いとくのはもったいないな」なんて思っちゃいましたけどね(^^ゞ
本人は比較的正しい日本語を使った、、、と思うことって多いと思います。(私自身そうでしたから)
それにしても長女さんは(昔は)やんちゃだけど、友達を作るのが上手ですね。病室まで押しかけてまで、となかなかそこまではできないですよ。
次女さんも愛嬌ありますし、いい娘さんたちですね(^_^)
きっと、サルの子くらいに思ってたんでしょうね(爆)
こぶた1号は、小さいころはとにかく自由人でした。そのぶん周りの人間が不自由になるんですよね(笑)
今となっては笑い話ですが、小学生の間くらいまでは、けっこう本気で心配してましたね(^^ゞ
いい娘さんだなんて。ありがとうございます(*^_^*)
個性がまるっきり反対なんで、育てるのは退屈しませんでしたね、たしかに(笑)
冷や汗三升の世界・・・ほんとですよね(^^ゞ
三升どころか、その倍は冷や汗をかいたような。。。(笑)
でも、それも含めて、子育てはおもしろかったと思います♪
子どもって面白い事言いますよね。まあ、人間の遠い先祖はおサルさんだから、こぶた2号ちゃんがそう思う気持ち分からなくもないなぁ。
そんな私も妹が産まれた時、当時幼稚園児だったのですが、妹を見て正直「うわ!サル!」って思いましたもの。
さすがに慌てましたね、あのときは(笑)
新生児だから、まだみんなシワっぽいですもんね。まあ無理もないのかな、な~んて(誤爆)
子育てしてるとホントいろんなことがありますが、それもこれも今となっては笑える思い出ですよね(*^_^*)
こんな時って、子供の成長を喜ぶ反面、ちょっと、手がかからなくなった子への、母親の寂しさもあるのよね~。
と、私は思っちゃいましたが・・・・
あっという間よね~。
私は、既に別居ですから、思うほどには、子供孝行できないんだけど、同居の内に、子供孝行楽しんでね~!
たくさんの気持玉とコメントを、ありがとうございます(*^_^*)
こぶた1号は小さいころから手のかかる子だったため、いつになったらラクになるのかと思ったりしてましたが(^^ゞ
その日は、いつの間にかくるんですねえ
でも、寂しいというよりはホッとしてるというのが本音かも(笑)
そうですよね、一緒に住んでる今のうちに、楽しんでおかなくては。子ども孝行・・・というよりは、こぶたたちに親孝行を楽しんでもらおうっと(誤爆)