どちらも おもしろかったです(^O^)




図書館で予約してからずっと楽しみに待っていた本の順番がきたので、
数日前に取りに行ったのですが。

帰宅して読みだすや止められなくなって、その日のうちに読了して
しまいました^^;

吉野朔美著 「本を読む兄、読まぬ兄」



吉野朔美さんは、私が愛読している『本の雑誌』に、マンガエッセイを書いて
おられます。

読書にまつわるあれこれを、同じく読書好きな友だちや愛犬との楽しいエピ
ソードを絡めながら、短くマンガにしたものですが

この作品は、そのエッセイを一冊の本にまとめたものです。


タイトルの「本を読む兄、読まぬ兄」は、冒頭のお話のタイトルとして使われて
います。


なんでも、著者が中学生だったときに、2年上にとても素敵な双子の兄弟が
いたのだそう。

二卵性らしく、見かけはまったく似ていないのにどちらもイケメンで、片方は
知的なタイプで、もう片方はスポーツマンで少し不良っぽいタイプ。

兄弟は学校中の人気者で、女子はどちら派かという話題でいつも
盛り上がっていたそうです(笑)

おまけにこのふたりは大の仲良しでもあったのだとか。


こんなお兄さんたちがいたらいいなあと著者はいつも思っていたそうで、その
話をマンガで描いた最後のページには、兄弟の真ん中に小学生の女の子を
挟んで、3人で仲良く歩いている後姿が描かれておりました

この女の子、もちろん著者なんでしょうね(*^_^*)


他にも、いろいろとおもしろい話がありました。

たとえば、誰でも子どものころに動物を主人公にした物語を、多かれ少なか
れ読んでいると思われますが。

それがごっちゃになってしまっていたりすることがありますよね。

「野生のエルザ」と「片足ダチョウのエルフ」とか(笑)


この2冊、たまたま小学生のころに読んでいたので知っていたのですが、
エルザはライオンで、エルフはタイトルどおりダチョウ。

これがごちゃごちゃになっていた友だちの話もあって、笑えました。

いやあ、こういうのって誰にでもあるんだなあと、ちょっと安心しました(笑)



それと。

この人の絵は、少女漫画によくある甘さがほとんどなくて、ごくあっさりとした
独特の絵柄なんですよね。

それでいて、少年漫画で見かけるような粗さもないし。

デッサンもしっかりしている感じだし、たぶん、美大出じゃないかなあと思って、
履歴を見てみたのですが、学歴まではわかりませんでした。

でも、腕や脚のラインやくるぶしのゴツゴツした感じの線、あるいはジーンズの
質感を現すラフな横線などを見るにつけ、素人の私にでも著者自身がとても
楽しんで描き込んでいることが見て取れるんですよね

この人の作品、他のも読んでみたいので、リストアップして読破しようと
思ってます(*^_^*)



最後に、もうひとつ。

この作品と並行して読んでいたのが、三輪明宏さんの「おしゃれ大図鑑」
という本。


三輪さんの本って、ちょっとキワモノっぽいイメージを勝手に持っていたの
ですが。

数冊読んでみると、意外に常識的でまっとうな人生訓が書かれておりました


この本はそれらの本とはまた少し違って、三輪さんが若いころに触れた文化
やファッションについての思い出などに多くのページが割かれているのですが。

そのなかで、美しい日本語を使おうということで、原節子さんなどが使って
いた優雅な言葉を取り入れてみては、という提案がなされていました。


その一例ということで、たとえばオフィスで、
「その資料、とってよ」
と言うところを、
「その資料、とってくださらない?」
と言った方が優雅ではないかと三輪さんは言うのですね。

「昨日の月9、観た?」 → 「昨日の月9、ごらんになりまして?」
まあ、ここまではなるほどという感じですが。

「やっべー!」 → 「あら、困りましたわ。どういたしましょう」
・・・ちょっと長いなあ(笑)


それはともかく、爆笑してしまったのは、
「うちの上司、うぜぇよ」
これを三輪さん流に直すと、
「わたくしの上司は、本当に煩わしい(わずらわしい)方ですわ」

いや・・・かえってキツイんですけど(笑)


「あの客、ムカつく!」
というのは、
「あのお客様ったら、うっとうしい方ですこと」

これも、相当キツくなっておりますね(笑)


あと、
「その話、マジ?」というのは、
「ご冗談ばっかり。それ、本気でおっしゃっているの?」
となるのだそう


三輪さんが書かれたほかの本でも、最近の若者の言葉や生活が乱れている
のを嘆いておられる箇所がありましたが。

でも、三輪さん自身も普段はとても丁寧な言葉遣いをされるのに、本の中など
で急に“人間は所詮、糞袋”などという記述が見られたりして驚かされます(笑)


いやあ、おもしろいなあ(^O^)



この2冊、ジャンルは全く違いますが、それぞれに別の意味で楽しく読めました



本を読む兄、読まぬ兄 [吉野朔実劇場]
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美輪明宏のおしゃれ大図鑑
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この記事へのコメント

2012年06月21日 00:14
>「やっべー!」 → 「あら、困りましたわ。どういたしましょう」
やっべーは、使わないなわね。
>「うちの上司、うぜぇよ」
これも使わない。
煩わしいなら使うけど
>「あの客、ムカつく!」
これも使わない。
あのお客様、どうしょうもないとはいうけど
>「その話、マジ?」というのは、
これもつかわない。
その話、本当なの?
と、言う事はあっても
もう少し、上品にしなきゃ
オナラしていちゃ、いけないわね
ひまわり
2012年06月21日 11:45
お気遣いありがとうございますiPadは基本
PCと同じで慣れれば難しくないです。
台風一過、昨日は真夏でした(^^;
いまはキーブーさんが記事にされていた
群さんのエッセイを読んでます。
同じような悩み誰にもあることなど
共感できますね。
美輪明宏さんは一度は男に戻る宣言して
また現在のようになられましたね。
キーブー
2012年06月21日 16:04
もうヘトヘトさん、こんにちは
汚い言葉を使うよりは、丁寧で上品な言葉を使うよう心掛けた方がいいですよね
そうですね。ナラオは、できるだけ人前では避けた方がいいかも(^O^)
それも、好奇心ではじけそうになってる小学生の前とかはカンペキ、ヤバイです(爆)
キーブー
2012年06月21日 16:10
ひまわりさん、こんにちは
昨日の関東地方の暑さはすごかったようですね。
それにひきかえ、今日の関西地方は、長そで1枚じゃ寒いくらいです。一日中雨が降りこめてるし(~_~;)
群さんのエッセイを読んでおられますか
紹介した甲斐があるというものです(^^)
人は、傍目には成功したように見えても、けっこう なんだかんだとツライこともあるんだなあと思ったりしますよね、彼女のエッセイを読むと。
三輪さん、そんな宣言をされてたなんて、まーったく知りませんでした。一体全体、何があったんだろう??(笑)
2012年06月21日 19:47
三輪さんは
格好はともかく
我々世代の普通な心使いを
面白く話されていますが
親近感があります
本は読んでませんが、、、
2012年06月22日 05:08
群さんのエッセイは、むかし読んだことあるけど・・・
三輪さんのは読んだことないな~借りてみるかな?
おもしろそうですね。
キーブー
2012年06月22日 23:35
バクさん、こんばんは
たしかに、あの恰好は三輪さん以外誰にも似合わないですよね。しようとも思わないけど^^;
ホント、書かれていることはしごくまっとうな常識的なことが多いですよね。
本も、おもしろいですよ。ぜひご一読を
キーブー
2012年06月22日 23:40
ねこのひげさん、こんばんは
群さんのエッセイ、さばさばしてておもしろいですよね。私はもっぱらエッセイばかりで、小説の方はほとんど読んでないんですけどね^^;
三輪さんの本、今はマイクル・コナリーの本と併読してます。「ブラック・アイス」なんですけど
ボッシュ刑事にぐっと入り込んだあとのクールダウンにちょうどいいんですよね(笑)
2012年06月23日 09:27
三輪あきひろのオサレ…
ちょっと怖いかも(^^;
2012年06月23日 16:18
美輪さんの本面白そう♪美輪さんは三島由紀夫さんなど文豪と交流があったし言葉が綺麗ですよね。綺麗な言葉って毒を含んでる感じがして好きです(^^)女性らしい言葉使いはぶりっ子にならず可愛らしい印象だし良いですよね。もういい歳だし、言葉使いにはなるべく気を付けてますけど(笑)そんな人の事言えない私でも、「一応→いちよう(漢字ですら書けない)」「すみません→すいません」「必要→しつよう(必要という漢字が変換で出ないと嘆く。そりゃ“しつよう”じゃ“執拗”に変換されるだろ)」「悪戯→あくぎ」とか色々、何だかなぁ(^^;)と呆れる事が多々あります。
『美輪明宏が認めた』と書かれたら、何だか凄いなぁと思わずにはいられないカリスマのある人物だよね(笑)
キーブー
2012年06月23日 18:23
まるおおさん、こんにちは
三輪さんがまだ若いころに、どうやって貧しい部屋を飾り付けて居心地良くしていたかという箇所もあって、そのいじらしい心にほのぼのしつつ読んでました
好きな俳優さんのグラビアを切り抜き、それを壁に貼ったりとか。それだけだと殺風景なので、写真の周りを黒いビロード布で囲ったりしてた、というところではちょっとギョッとしたけどね。それってまるで葬式写真。。。(誤爆)
キーブー
2012年06月23日 18:31
miyoさん、こんにちは
三輪さん、交友関係が華やかというか、歴史的人物なども含まれててすごいよね^^;
丁寧な言葉遣い、ホント大事。それだけで人間の格が違うようにすら見える場合もあるし。
でも、「うざッ!」と言われたらムカつくものの、こっちも「ふんッ!」で済むけど・・・「うっとうしい方ですわね」なんぞと言われたら、けっこう落ち込むなあ(笑)
必要をしつようと言うのは、きっとmiyoさんが江戸っ子だからじゃないかな?ん?違う??(笑)
『美輪明宏が認めた人物』かあ。うん。そりゃ間違いなく傑出した人物だよね
でも、どの方向に傑出しているかわからないというか、保証はない感じもするよね(誤爆)
miyo
2012年06月24日 03:32
イヤだわ、必要を‘しつよう’と読んで変換出来ないとかいうのはワタクシでなく最近その様なお方がいらっしゃるのよ、嘆かわしいわって事でしてよ、ホホホ。
頑張って美しく書いてみました(`・ω・)ゝ
キーブー
2012年06月24日 20:57
miyoさん、こんばんは
あらあら、まあまあ。
わたくしったら、なんて粗忽なことを^^;
てっきり江戸っ子のmiyoさんが幼きおりにそのように思い込んでいた、というお話かと。失礼いたしました
・・・って。わたくしも頑張って上品に書いてみましたが(笑)
努力すべきは言葉づかいではなく、読解力でありますね(自爆)

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