こういうの、ワクワクしますね(^O^)




毎日暑い日が続いておりますね

晴耕雨読といいますが、酷暑日も不必要な外出は控え、家で読書するのが
一番かもしれませんね^^;


そんななか、とても面白い本を読了しました。

村上和雄 著  『幸せの遺伝子』



著者の村上氏は、筑波大学名誉教授。

筑波大の学長に、ノーベル賞受賞者の江崎玲於奈氏を招くのに尽力した
人物としても知られています。

また、高血圧に深く関係しているヒト・レニンの遺伝子解読にも成功し、世界
の注目を集めたことでも有名なのだそう。


この人の本は、ずっと前に『生命(いのち)の暗号』『生命(いのち)の暗号2』
の2冊を読んだことがあるのですが。

図を用いて、門外漢にもわかりやすく遺伝子の構造が説明されてあって、
とても興味深かったのを覚えています。


また、ずっと遺伝子の研究をしてきた著者が、解析が進むにつれ、こんなに
精巧で芸術的なものが偶然の産物であるわけがないと感じ、これを作った
大いなる者の存在を強く感じるようになった、というところにもとても興味を
覚えました。

神とも仏とも、宇宙の意思とも呼べるその存在のことを、彼は独自に
「サムシング・グレート」と呼んでいます。


科学にどっぷり浸かった人物が、それを極めていく過程で神の息遣いを
感じるようになった、というのも面白いですよね。



さて。

肝心の遺伝子についてですが。

二重らせん構造であることは とみに有名な話ですが。

この構造は、地球上の生きものすべてにあてはまるのだそうです。

そして、人間の遺伝子とチンパンジーの遺伝子はほんの少し、3.9%の違い
しかなく、しかもヒトだけにあってチンパンジーにはない遺伝子というのは
なかったのだそう。

それも意外でしたが。

ハエとくらべても、ヒトの遺伝子は2倍くらいのものでしかないのだそうです。

それというのも、ヒトの遺伝子はひとつのものがいろんな仕事を兼任している
からなのだそうですが。

そんなわずかな違いしかないとは、びっくりですが

ヒトのあいだでも、天才と凡人の差はほとんど無いのだそう。

なのにどうして大きな違いが出るのかというと、遺伝子のオン・オフ機能に
よるのだそうです。


たとえば、発ガン遺伝子があっても、その機能がオフ状態であれば発病
しないし、ガン抑制遺伝子がオンになっていれば、少々の発ガン物質が
体内に取り込まれてもガンになることはないですよね。


少し前に、アンジェリーナ・ジョリーが乳がんのリスクが高いというので、
予防的に乳房を切除して話題をよびましたが。

あれなども、もう少し研究が進んだら、乳房ではなく発ガン遺伝子に手を
加えて、その機能をオフにしたりできるということですよね。


そうそう、アンジーといえば。

最初、ニュースで、乳腺の切除などと言うものだから、てっきり私は乳房全体
ではなく、その中の乳腺だけを取ったのかと思ったんですよね。

ほら、エビの背ワタを取るような感じで(笑)

こぶた2号にそれを言ったら大笑いをして、ものすごーくバカにされたので
ありましたが(ーー;)


・・・って。

例によって、脱線しちゃいましたね

まあ、脱線ついでに、もうひとつ^^;

著者が、レニンの研究のためにマウスの遺伝子に手を加えて、人工的に
高血圧マウスと低血圧マウスを作ったくだりがあるのですが。

そのときに、研究に必要な遺伝子だけに手を加えたはずが、生まれてきた
マウスにはなんと顎が無かったのだそう

要するにその遺伝子は、顎の形成にもかかわっている遺伝子だったの
ですね。

顎無しマウスは呼吸ができず、生まれるとすぐに死んでしまったそうですが。


マウスですらそんなことがあるのだから、もっと機能が複雑な人間だと、
簡単に遺伝子に手を加えたりなんぞしようものなら、いったいどんな副作用
があるかわかりませんよね。


想像するだに、恐ろしいですよね




ということで。

話を元に戻しますと。


これだけいろんなことが解明されている現在の科学ですが。

その粋を集めても大腸菌ひとつ、もとから創り出すことはできないのですね。

大腸菌の遺伝子暗号はすべて解読できているし、どんなエネルギーが必要
かということもわかっているので、たとえていうなら、車の設計図もわかって
いて部品もガソリンもあるのに、どうやっても車が動き出さない、ということ
なのだそう。


クローンはできても、おおもとから命をつくりだすことは、どうにもできないの
ですね。



また、こんなことも書かれていました。

地球に優しく、というのは人間の思い上がりである。

地球46億年分の歴史を1年にたとえてみたら、人類が誕生したのは
12月31日の23時49分。

人類は、そんな新参者なのである。

なのに、資源を枯渇するまで使い果たし、環境に甚大な影響を与えている
人類を許してくれている、そんな地球こそが優しいのだと著者は言います。

地球は、人類がいなくたって何ら困ることはないのだと。


しかるに昨今、猛暑に集中豪雨、竜巻も激増していますよね。

人類は、「優しい地球」から発せられているシグナルを謙虚に受け止めて、
みずからの生き方を見直していく必要があると主張されていました。


私も、そのとおりだと思います。

それができなければ、今後、人類の未来は無いも同然でしょうね。



長い文章になってしまいましたが。

まだまだ、紹介しきれていない部分が多くて、もどかしい思いです。

科学からサムシング・グレートに思いが至った著者は、人間の魂のことにも
言及されています。

また、良い遺伝子の機能をオンにする方法なども具体的に挙げられているし。


興味のある方は、ぜひ3冊とも、読んでみて下さいませ(*^_^*)




〔文庫〕生命の暗号 (サンマーク文庫)
サンマーク出版
村上和雄

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幸せの遺伝子
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村上 和雄

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この記事へのコメント

ひまわり
2013年07月09日 08:58
この暑さには閉口します。

「幸せの遺伝子」いいタイトルですね。
池上彰さんの番組で遺伝子仕組みを
チラッとやってましたね。
アンジーの決断には脱帽です。
勇気とはまた違うような気がしますけど…



キーブー
2013年07月09日 23:09
ひまわりさん、こんばんは
今日も暑かったですね~
あら、池上彰さんの番組でもやってましたか。見逃しちゃったなあ(~_~;)
アンジーの決断、財力が無いと無理ですよね^^;
自分の遺伝子、知りたいようで知りたくないかも。ショックが大きいような気がして。。。
2013年07月10日 02:27
>遺伝子のオン・オフ機能に
>よるのだそうです。
私も、スイッチが入っているか点検したいわね。
これからじゃ、遅いかな
遺伝子をいじるのは、恐いわね。
病気などに役に立ちそうではあるけれど
2013年07月10日 12:09
「遺伝子のオン・オフ機能」興味深いです。多少の発がん性物質が体内に入ってもガンにならないとは、嬉しいですね。発がん性があるとされている食品は多いけど、気にしてたら何も食べられないです。100%自給自足ならともかく・・・!(^^)!研究、どんどん進めてね~


キーブー
2013年07月10日 16:51
もうヘトヘトさん、こんにちは
ヘビースモーカーなのに肺ガンにならない人は、きっとガン抑制の遺伝子のスイッチがオンになっているのでしょうね
いい遺伝子のスイッチをオンにするには、昔から言われている腹八分目で適度な運動、と書かれていました。そのほかにもいろいろとありましたが・・・何だっけ、忘れちゃったなあ^^;

遺伝子スイッチをオンにするの、いつからでも遅くはないんですよ。
たとえばガンになってからでも、つとめて笑ってほがらかにしてたらガンが消えちゃった、なんて人もいますからね

キーブー
2013年07月10日 16:58
ぬえさん、こんにちは
いわゆる体質と言われている部分でも、遺伝子のスイッチのオン・オフであったりするんでしょうね。
暴飲暴食の限りを尽くしてるような人が健康なのに、酒・タバコ一切やらず、運動をしている健康的な人が病気になったりしますもんね。

ホントホント。こういう研究、ドンドンドンドン進めて欲しいですよね
でも、血圧に関連する遺伝子をオフにしたら顎無しマウスが生まれたって・・・想像するだけでゾッとします。私なら絶叫してるかも。トラウマになって研究辞めちゃうだろうなあ(自爆)
miyo
2013年07月12日 00:11
あら…良い遺伝子をオンにしたいわぁ(^_^)この際悪い遺伝子は全てオフに(笑)
遺伝子ってほんの小さな傷や間違いでとんでも無い事になるじゃない。だから五体満足で平凡でも生を受けれた事は奇跡的なんだと思うと、子供を授かる事にえらく恐怖を覚えたもんです(´д`)なんてね…。それよりもこの科学者さん、学者は無神論者という説を良く聞くけど違うんだなって思えるね(^_^)良い事だわ。あ、私はアンジーが手術したって聞いた時の開口一番は「この先レッドカーペット歩く時のドレスはどうするんだ!?」でしたよ(爆)
キーブー
2013年07月12日 16:56
miyoさん、こんにちは
悪い遺伝子をたくさん持っていても、その機能をオフにできればノープロブレムですよね♪
そう。NICUに配置換えになったこぶた2号もそれ、よく言ってます。
五体満足で適切な体重で生まれてきてくれたことだけでもありがたいと思わなくちゃいけないのに、女の子が欲しかっただの、もっとかわいい子が欲しかっただのと言う親は言語道断ですよね。
著者は、生家が天理教を信仰していたこともあって、少なからずそういう素地はあったようですが。
それでも、無神論者であったのが、科学を極めるにつれて、サムシンググレートの存在を感じるようになったのだとか。

アンジーは・・・まあお金があるからね。ムネのひとつやふたつやみっつ、簡単に整形するだろうとは思ってたけどね(笑)
りぃー子
2013年07月13日 17:41
早速図書館に予約を入れました^^
面白そうですねー。
こういう話を聴くのは大好きで、NHK大河のあと時間にもたまに科学的な番組をやるときは、続けてみてしまいます。雑誌のニュートンなんかも意外と、科学が得意でなくても面白いですよね。
キーブー
2013年07月13日 18:48
りぃー子さん、こんにちは
NHKの科学番組、私もたまに見てます。渡辺徹がナレーターのやつとか。見ててワクワクしますよね
ニュートン、門外漢には難しいかなと思ったりもしていたのですが・・・今度見てみますね。

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