おおきなかぶ、むずかしいアボカド♪




この写真は、先週の金曜日に撮ったもの。

画像



近くの小川ですが、ブログに載せようと思いつつ忘れておりました^^;

せっかくなので、一応載せときます(笑)


この日は、夜勤明けのこぶた2号と一緒にここを通りかかったのですが。

脇の遊歩道の雪が、まだ誰も歩いてない手つかずの状態だったので、
ぜひ、ちょっとだけ降りてそこを歩いてみたかったのですが。

「もう~!寒いのに!(-"-) そんなんしてんと、さっさと帰ろうなあ」
と、風流を解さないこぶた2号に言われ、断腸の思いで諦めました

サクッサクッって片栗粉を踏んだときみたいな(踏んだことないですが)、
あの独特な感触を味わいたかったんだけどなあ(~_~;)


また、水・木あたりで雪予報になってましたね。

災害にならない程度に、踏んだ感触を心ゆくまで味わったうえに 雪だるま
が作れるくらいだけ降って欲しいものです(笑)




さて。

お正月前に、3冊の本を買っていたというのを前記事で言いましたが。

そのうちの2冊目が、これ


村上春樹『村上ラヂオ2』


ブロ友の遊哉さんが以前、『おおきなかぶ、むずかしいアボカド』という記事で
紹介されていたこの本。

ずーっと楽しみにしていたのが、やっと文庫化されたんですよね(*^_^*)

そうなってから購入するんだと心に決め、それまで読まずにガマンして
おりました(^O^)


読み始めると、やはり期待通りの面白さで、あっという間に読んじゃったの
ですが。

まず最初に笑ったのが、『蟹工船』について書かれたところ。

虐げられたものの視点で世界を眺めるのなら、いっそ蟹の視点から見た
『蟹工船』を書いてみたらどうだろう、などと書かれていたんですよね。

プロレタリアートも気の毒だけど缶詰にされちゃう蟹はもっとかわいそうじゃ
ないですか、なんて(^◇^)

でも、蟹の視点でものを見るのは難しいし、思想性もゼロなので書くのを
やめたのだとか(笑)

なるほどねえ(^O^)

でも、思想性、ゼロかなあ

情け容赦のない食物連鎖の、その下層に位置する蟹だから、きっと
言いたいことはたくさんあるはず。

海の底をのんびり歩いていたらいきなり網に引っ掛かり、気づいてみたら
狭いところにたくさんの仲間と一緒に押し込められていた、なんて描写から
始まるお話(笑)


でも・・・そこからすぐ冷凍されてその後 茹でられるだけだから、あれこれ
思う間もないかもしれないな^^;

やっぱ、思想性ゼロみたいです(笑)



あと、村上さんは よく外国の小説を翻訳されてますが。

そのため、気になった誤訳についても書かれておりました。

あるアメリカの小説に、そこそこ重要な役で出てくるバーテンダーが、いつも
胃薬をボリボリ噛んでいるシーンがあるのだそうですが。

ところが、ある方の翻訳では彼はいつも葉巻を咥えて仕事をしているんだ
そう(笑)


ミスタッチの無いピアニストがいないように、誤訳は誰にでもあることだから
大きな声では言わない、と村上氏は書かれていますが(でも彼がエッセイに
書いちゃったら、大声で言ったも同然だと思うのだけど 笑)。

でもこれ、胃薬を常用している胃弱で神経質なバーテンダーと、咥え葉巻で
悠々と仕事をしているバーテンダーじゃ、まるっきり別人になっちゃいます
よね^^;


誤訳というのとはちょっと違いますが、私もかの有名なマイクル・コナリーの
ボッシュ刑事のシリーズで、ストイックでカッコいいハリー・ボッシュが、
「うんにゃ」
などと口にする場面を読んで、一驚した覚えがあります。

同僚が訊いてきたことに軽く否定形の返事をするシーンだったのですが。

「うんにゃ」って・・・カンペキ田舎者だ(~_~;)

「いや・・・」くらいでよかったのに、って思ったんですよね。


翻訳って、作品の印象を左右しちゃうこともあるから、ホント大事。

誤訳のないようにするのはもちろん、言葉を選ぶセンスもいりますよね。


・・・って。

また例によって、村上さんのエッセイの醍醐味とはちょっとはずれた枝葉の
部分を突っついたのみで字数を費やしちゃいましたが。

このヒトのエッセイ、好きだなあ(*^_^*)

スマートなんだけど辟易しちゃうようなカッコつけでもなく、おじさんっぽい
下ネタ系の話もちょこちょこ出てきたりしつつ、それもちっとも下品じゃなくて
いい味出してるし♪


『村上ラヂオ3』、早く出ないかなあ(^◇^)




村上ラヂオ2: おおきなかぶ、むずかしいアボカド (新潮文庫)
新潮社
2013-11-28
村上 春樹

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この記事へのコメント

2014年02月17日 23:43
 村上さんの小説はどうも苦手ですが、エッセイはいいです(^^ゞ。自分が書きたいことや面白いと思ったことを、気楽に綴っているからいいんでしょうね。でも、なかなか深いものがありそうな気がします。
 第3弾の『サラダ好きのライオン』も早く文庫本になるといいですね(^^ゞ。
2014年02月17日 23:49
>その下層に位置する蟹だから
蟹もヒトデや貝その他食べているわけで
結構上位かも

>このヒトのエッセイ、好きだなあ(*^_^*)

ひまわり
2014年02月18日 00:01
ananに連載されてたんですね。
知りませんでした。
羊男シリーズは好きなんですけどね。
エッセイはまだ読んだことがなくて
即予約しましたー。
大橋歩さんの画もカワイイですね。
雪はもういいかなというくらい積もり
ましたよ。誰も踏んでない所はいいの
ですがガチガチの凍結が恐ろしい…





2014年02月18日 00:43
村上春樹さんは小説しか読んだことありませんが
エッセイ良さそうですね。
ちょっと肌に合わなさそうんだなぁ、って思った作家さんなのでエッセイトライしてみます♪
おすすめはやっぱりこれかしら???
2014年02月18日 22:34
外国文学は、誤訳とまでいかなくても、翻訳しだいで、かなり印象は違って来ますよね~・・・ドラマで吹き替え版と字幕版 両方、見比べる事ありますが、吹き替えと字幕の訳が違っていると、気になってしまいます。
キーブー
2014年02月19日 18:36
遊哉さん、こんにちは
村上さんの小説は、読んでない人に「あらすじを教えて」って言われるのが一番困るんですよね(笑)それくらい不思議な雰囲気で。
エッセイはその点、いま考えていることを明瞭に書かれているんで、読んでてとても面白いです。ちゃんと内容が掴める感じで(^O^)
第3弾は『サラダ好きのライオン』ですか~
相変わらず、タイトルが秀逸ですね。早く出版されて、文庫化されないかなあ♪
キーブー
2014年02月19日 18:39
もうヘトヘトさん、こんにちは
そうですね。蟹は、最下層ではないですね
でも、天敵が多そうだし・・・そんなに上でもなさそうです。大変そう(笑)
村上さんのエッセイ、1話ずつ区切られてて、お忙しいヘトヘトさんにもお勧めですよ(*^_^*)
キーブー
2014年02月19日 18:46
ひまわりさん、こんにちは
はい、ananに連載されてたものです。私はananは読まないのですが、たまたま美容室で見かけたときの話は、アメリカでホームレスにいきなり「お腹が空いてるので、あそこのバーガーを食べたいのです。1ドルくれませんか」と声を掛けられたときの話でした(^^ゞ
「バーガーを楽しんでください」と言って1ドルあげたのだそうですが、ついでにミルクシェイクのぶんもあげればよかった、気が利かなかったなと後悔されてました(笑)
んで、そうだ!大橋さんの絵もいいって書こうと思ってたんだった・・・すっかり忘れてました(@_@)
キーブー
2014年02月19日 18:51
ミルテさん、こんにちは
読んでる間ずっと霧に包まれている感じの小説とはうってかわって、エッセイはわかりやすくとても面白いですよ。お勧めです
これは第2弾なので、1作目がお勧めですね。まあでも、順番通りに読まなくても別に支障はないですけどね。あ、あと、「そうだ、村上さんに聞いてみよう」というタイトルで、読者の悩みや疑問に答えている本もあります。あれも面白かったですよ(^O^)
キーブー
2014年02月19日 18:55
ぬえさん、こんにちは
ホント、翻訳次第で違ってきちゃいますよね、その作品の印象が^^;
訳、微妙に違ってることがありますよね。あと、同じ意味の言葉でも 言い回しによって「うまい!」って感じるときと、妙にもたついて感じるときとがありますよね。
外国語を習得してるだけでは絶対ダメでしょうね。国語力がモノをいう世界ではないでしょうか(笑)
2014年02月19日 19:56
わはは 蟹目線ね~ 良いかもよ?
東直己のライダー定食って本に納豆かき混ぜ用の箸に格下げになっちゃった箸の物語、あったし^^
それなりの葛藤とかありそうだ~~♪
キーブー
2014年02月20日 19:26
まるおおさん、こんばんは
ぶはは~
納豆かきまぜ用に格下げ!なんだそりゃ(^O^)
うん。複雑だろうねえ。いっつもネバネバするしさ(笑)
それなら・・・骨拾い用の箸なんぞも葛藤がありそう。一見、ほかの箸より高尚な仕事っぽいけど、箸本来の仕事からはずれてるし、おいしい笑顔も見られないし、なんてね(^◇^)

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