遅ればせながら、入院中に読んだ本のことなど。




やっと去って行きましたね、台風19号^^;

ものすごい大型でとんでもない威力だとの評判どおり、大物らしいゆっくり
した進み方で、沖縄を丸一日暴風域に巻き込んでたし。

あんなものがこっちに来たらいったいどうなるんだろうと、固唾をのんで
見守っておられた方も多かったと思います。もちろん、私もそのひとり。

でも。

いざ本州へ取りついたと思ったら あっという間に駆け抜けていき、その韋駄天
ぶりに目が点になりました(笑)


しかも、被害のすごかった地域ももちろんあったにせよ、私の住んでいる
付近では、それほどでもなかったし。

いよいよ風雨が強くなってきたぞ、さあこれからだ、って身構えていたら、
いつの間にか関東に抜けていて、ちょっと拍子抜けしたくらい^^;

ま、そんなことを言っていられるのも運がよかったからであって。

被害に遭われた地域の方々には、謹んでお見舞い申し上げます。



さて。

ここからはまたガラリと話は変わりますが。


入院していたときに読んだ本のことを書こうと思いつつ、そのまんまになって
しまっておりました。

今日は、それを書きたいと思います。


まずは、一番最初に手に取ったこの本から。

フリーマントル著 『消されかけた男』


これは、前記事でもちらっと内容に触れましたが。


主人公のチャーリー・マフィンは、英国情報部の諜報員。

英国というのは実は厳とした階級社会であるというのはよく言われること
ですが。

情報部ももちろんそうで、チャーリーの上司も、イートン校だかケンブリッジ
だかを出て親や親戚には“卿”のつくエライ人がたくさんいるという、貴族階級
出身者。

以前の上司もその点は同じだったのですが、この人は人格者で好人物でも
あり、実力のあるチャーリーをきちんと評価してくれていたのですね。

でも、今の上司は、グラマースクール(公立校)出身で学歴もないチャーリー
を忌み嫌い、彼が有能であればあるほど、排除しようとします。

必要経費をなんだかんだ理由をつけて出さなかったり、官舎をそれまでの
部屋からランクを落とした部屋に替え、いい部屋は、彼の後輩の貴族階級
出身者に渡したり。

それだけではなく、しまいには、共産圏で危険な任務に就いているチャーリー
の命すら、切り捨てようとしたりします。


ここまで読んで、ホントため息が出ました。

そんなことばっかりやってることからもわかることですが、この上司にしろ、
後輩のふたりにしろ(どっちもケンブリッジ出のボンボンで、先輩である
チャーリーをバカにしてます)、無能もいいとこ。

そうは言ってもみんなエリートだし、頭は悪くはないのですが、やっぱり長年
現場で鍛えぬいてきたチャーリーにはとてもかなわなくて、それがまた彼らを
イラつかせているのですね。


そんななか。

ソ連政府の大物が、西側に亡命したいと打診してきます。

それがもし成功した場合、彼から得られる情報の価値は、はかり知れない
ほど。


英国情報部はその話に大乗り気で、それを嗅ぎつけたCIAまでもが協力と
称して強引に割り込んでくる騒ぎとなるのですが。

チャーリーは、どうも胡散臭い話であるとして、しばらく様子を見た方がいいと
進言するのですが。

それは聞き入れられず、彼は最前線でその作戦を取り仕切るよう命令される
のですね。


上司たちは、もし作戦が失敗したらその責任をチャーリーになすりつけ、
成功したらしたでその後はチャーリーをお払い箱にするつもりなのですが。


さて。

作戦はうまくいくのか?

そして、どっちにころんでも立つ瀬の無さそうな彼の運命はどうなるのか。



ということで、このラスト。

私にはまったくもって、驚きの展開でありました


この手の作品を読んでいるとき、たいてい皆さんはいくつかのラストを
思い描きながら読んでおられると思うのですが。

私もそうで、このときももちろんいくつか想像していた結末があったし、
たいていはその中のひとつが当たっていたりするものでありますが。

今回は、大ハズレもいいとこ(爆)

いやいやいや・・・チャーリーあんた、そんなことする~~?!って思った私
でありました(笑)

まったくもって超ウルトラCの結末

これには正直、おみごと!って思いましたが


でもねえ。チャーリーよ。

無能なくせに手の込んだイジワルをする上司や、小生意気な後輩、そして
コトのついでに厚かましいCIAの鼻までもあかしてやることができて、いっとき
はスカッとするでしょうけど。

あーたは、その仕事が好きというか・・・誇りを持って やってきたんでしょう?

そんで、そんなコト・・・後悔しないといいんだけど(~_~;)


ということで。

ネタバレになっちゃうので、これ以上は書けませんが(笑)

未読の方はぜひ、お読みになってみて下さいませ。


それと、この後に読んだ本のことは、長くなるのでまた次回に。

こちらもまた、まったく違うジャンルの本ですが、この本のおかげで入院生活
を退屈せずに過ごすことができました(笑)



消されかけた男 (新潮文庫)
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ブライアン フリーマントル

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この記事へのコメント

2014年10月15日 02:34
>今回は、大ハズレもいいとこ(爆)
想像がつく
どこの国でも、同じね
2014年10月15日 10:10
台風19号は、東京も西宮と大差ない状況に終わりましたね。屋根瓦が飛ばないように、お腹に力を入れて呪文を唱え続けたいたけど、気がついたら台風さんはさっさと通り過ぎていた。
スーパー台風だなんて大騒ぎしていたアメリカや韓国の馬鹿野郎(関西だったらアホンダラ・ケツガホンマ)どもめ、日本が無事で残念だったね。
ところでキープーさんは手術で入院していたと思っていたけど、本を読むために入院していたんだ(大笑い)。
まあそれだけ軽く済んだということだね。よかったよかった、無事に退院、あらためておめでとう!!
キーブー
2014年10月16日 18:24
もうヘトヘトさん、こんにちは
予想していた結末とは まったく違った終わり方で、びっくりしました。それもあって、とても面白くて退屈しなかったです
いずこの国も、大同小異かもしれませんが・・・それにしても、英国情報部は大丈夫なのか?!って正直思いました(笑)
まあこの話はフィクションではありますが・・・でも実際、英国情報部って他国の諜報機関に押されてますもんね^^;
キーブー
2014年10月16日 18:30
あきさん、こんにちは
>お腹に力を入れて呪文を唱え続けた
なるほど、あきさんのおかげで、超大型といわれつつも被害はこの程度ですんだのですね
患者というものは、あきさんも経験がおありだからよくわかっておられると思いますが、基本的にヒマですからね(笑)
手術、頑張って!などと応援されたりもしましたが・・・まあ頑張るのは医者であって、患者本人はただ寝てるだけだし(^O^)
歩く練習は必要でも、むやみに動くとダメだし・・・安静にしてる時間が長いですよね。本が無ければ、退屈死(笑)してたと思われます
はい。私の手術など、医者から見ればごく軽いものだったと思われます。とはいえ、万が一ということもあり得ますからね。ホントよかったです。ありがとうございます(*^_^*)
2014年10月16日 20:30
なるほど。キーブーさんらしい本を持って行かれたんですね。
この手の話だと、先が気になるので、時間がたっぷりある入院中にはピッタリ。
あっという間に読まれたのでは?
次の本も気になります。
2014年10月16日 21:33
こんばんはぁ。

予想は「超大型」といいつつも…

結果的に東海3県も足早に過ぎ去ってしまいました。
あれだけ騒いでいた割には、結局「大した事なかった」としか言いようがないほど

今回読まれた本も、利用されるだけであって結果的にはどうってこともなかったようなものでは!?という風に感じてしまいそうです。

人を蹴落とすだけで登り詰めようとしても、裏で操られている事には無関心だったのかなぁと感じるほどです。
ひまわり
2014年10月17日 10:53
諜報員のストーリーは映画を観てるよう
な気持ちになりますね。
007やマットデイモンのせいかな…
ジャンルが偏らないように読もうと思う
のですがやはりミステリが多くいまも
スウェーデン小説にハマっています。

台風はさっさと去って翌朝はピーカンでした。

2014年10月17日 17:06
退院おめでとうコメントを書いて投稿したつもりでいたのに投稿出来ていなかった事が判明(>△<)そして今更な祝辞コメをどの記事に書こう...と迷った結果、1番新しいここにしました。という事で、前置きが長かったけど、そして今更だけど、遅れたけど、無事に退院おめでとうございます!!
体調が本調子に戻るにはまだかかるだろうけど、無理せずにキーブーさんらしい歩みで全快に向けてください(^^)
そして記事へのコメント...。最近めっきり読書をしなくなってしまいました。キーブーさんに比べれば雲泥の差で読んでないとはいえ、そこそこは読書をする方であったから気付いた事。それは『やっぱり読書って頭の栄養になるのね!』です。読まなくなってから何だか思考が衰えた様な...。回転も鈍くなった様な...。と、頭の衰えを感じます。読書って大事ですねぇ。
キーブー
2014年10月17日 22:22
あずきねこさん、こんばんは
せっかくなので、なるべくいろんなジャンルの本を持っていこうと思ったんですよね
この本は、かなり前から読みかけのまま放っておいたもので、まあこの際、読了しちゃおうというのもあったのですが(笑)
読み進むうちにとまらなくなり、あっという間に読んでしまいました。その分、退屈しないでよかったです。2番目に読んだ本は、また全然違うジャンルの本。次回の記事にしますので、お楽しみに(^O^)
キーブー
2014年10月17日 22:28
竜バンライターさん、こんばんは
ほんとですね。超大型だというので、いったいどうなるかと思いましたが・・・まあでも、この手の予想ははずれるに限りますよね(笑)少し大げさなくらいでいいのかも。みんなちゃんと用心するし
人を操って出世したところで、結局は実力じゃないから いつかは破たんしますよね^^;
チャーリーの上司も、結局のところ大恥をかくというか・・・まあ失脚するわけですが。これも仕方ないですね。自分でまいた種だし。
ただ、私としては、チャーリーのやり方はちょっと疑問符がつく感じではありました。今は良くても、年を取ったときに思い返して後悔するんじゃないのかなあ
キーブー
2014年10月17日 22:35
ひまわりさん、こんばんは
そう、この手の作品は、読んでるうちに情景が頭に浮かびますよね
ただ、チャーリーは、いまひとつ冴えないというか、しみったれたキャラなのだけど・・・でもそのわりに、上司の秘書を愛人にしてたりします。妻も、前の上司の秘書だったし(笑)
私は、ミステリは時間と気持ちに余裕のあるときしか読まないです。つい手に取ってしまうのは、時代ものかなあ。歴史上の人物が主人公になってるものとかが多いです。
台風、四国に来てからが早かったですね(笑)
でもこれからは、こういう台風がたくさん来るようになるんでしょうね。家族の通勤・通学が心配ですよね
キーブー
2014年10月17日 22:43
miyoさん、こんばんは
はい、ありがとうございます(*^_^*)
少しずつ外出したりもしながら、のんびりと恢復につとめておりますよ
読書は、私も年々少なくなってきてます。最近は目も疲れやすいし・・・ホント年は取りたくないもんだ(笑)
読書してないと、頭の衰えを感じますか。なるほど。
でも、読書してても、頭は衰えていきますよ(爆)
私なんて、最近はブログを書いててもキーボードを打つ手が止まりがち。以前はそんなことあまりなかったのに。
適切な言葉が、パッと浮かばなくなりました。そんでそのうえにド忘れも多いし
今回の手術のために、MRIやらCTやらけっこう撮ったけど、頭はまったく検査してないです(笑)こっちの方も、検査したら脳みそがスカスカになってるかもしれないですね(自爆)
2014年10月21日 21:44
図書館行って探してきます!
気になるじゃないですかーーーwwwww
キーブー
2014年10月22日 18:12
ミルテさん、こんばんは
はい、ぜひお読みになってみて下さいませ。面白いですよ
そんで、このあとの本は、ミルテさんもファンになられたらしい三浦しをんさんの本です♪

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