バカの考え 休むに似たり。
昨日からニュースで、明日は広い範囲で雪だと言っていたので、今朝は
身構えて起きたのですが。
こちら関西は、雨でありました


って、ガッカリすることはないですね(笑)
まあ、朝から雪だと通勤・通学がたいへんですもんね。
関東地方は ところによっては積もっていたようだから、仕事に影響の出た
方もいらっしゃるでしょう。
都会はホント、雪に弱いですし。
こちらは雨だったものの、朝、目を覚ますなり「寒ッ!

冷えようでした。
顔がすっかり冷たくなっていたので あったかい布団にもぐりこみ、もう
ここから出たくないと思ったのでしたが(笑)
そのときに ふと思い出したのは、マルクス・アウレリウスの『自省録』という本 。
マルクス・アウレリウスとは、ローマ皇帝でありながらストア派の哲学者でも
あった人。
『自省録』と題された彼の著書は、人間として矜持を持って生きようという
動機のもとに著されており、自身の人生体験から得た名言に満ちています。
この本はわが家の本棚にあり、もう何度も読み返しておりますが。
皇帝でありながら、まるで現代のサラリーマンのような苦労人であることが
言葉の端々から見受けられ、読みながら思わず襟を正してしまうような
真摯な重みがあるのですね。
そのなかに、「朝、寝床から出たくないと思ったときは」という文章があり、
たしか続きは「自分が何のために生まれて来たのか考えろ、寝床でぬくぬく
するために生まれて来たのか。そうではなかろう」という趣旨のことが
書かれていたんですよね。
この部分を初めて読んだときは、思わず笑っちゃいました。
うん。
そりゃ、「寝床でぬくぬくするために」生まれてきたわけではないけどもさ^^;
こういう場合は リクツよりも、
「さっさと起きろ!」
のひと言でいいと思うのだけど。
父親か母親、あるいは夫などに、冷めた目で見下ろされながらこんなことを
言われた日にゃ、アッタマにきますよね(爆)
たまに、教職者などのちゃんとした家庭で、子が親を殺してしまったりする
悲惨な事件を目にすることがありますが。
思うに、非の打ちどころのない立派な親からこんなふうな叱られ方をしている
うち、爆発してしまった、なんてこともあるのかも。
マルクス・アウレリウスのことは尊敬しているし、『自省録』も私の愛読書では
ありますが。
こと、この部分に関してだけはちょっと反発を覚えてしまうんですよね。
ちゃっちゃと早起きするというのが、いくつになっても大の苦手だからだと
思いますが(笑)
それにしても。
家族に、いつもいつもこんな正論ばかり言う人がいたら、さぞかしうっとうしい
でしょうね(笑)
何かで読んだのだけど、マルクス・アウレリウスの妻は夫に似合わぬ奔放な
人だったのだとか。
まあ、さもありなん、って感じもしますね。
でもこれ、確かなことではないので、一度ちゃんと調べてみなきゃ。
あったかい布団のなかでぬくぬくしながら、そんなことを考えるともなく考えて
いたのですが。
ふと時計を見ると・・・やばッ!目が覚めてから20分も経ってる!

しかも、今日はゴミの日。
この地域は収集車が早くに来るため、グズグズしてたら間に合わない!

ということで。
慌てて起きて、身支度もそこそこにゴミを出してきました。
マルクス・アウレリウスも、さぞかし呆れていることでしょう。
今度からは、布団でグズグズしたくなったら彼のことを思い出すことにします(^O^)
この記事へのコメント
確か、このはローマ人ではなくてローマに隷属させられた国(植民地でアラブ系)の人物ではなかったかなあ?
間違っていたらごめんね。
とにかく、キープーさんは単なる読書家ではなく、読書を通して学んできた人なんだ・・・・。
私なんかガキの時分から朝、寝床から起きれないことに関しては、お袋に怒鳴られ、蹴とばされた経験しかもっていなくて・・・・あの頃に哲学なんて、栄養にしたくても身の周りにはなかったなあ・・・・もしあったら、今よりましな人間になっていたかも・・・。
この人、生粋のローマ人ではないのですか。だから皇帝になっても苦労してたのかな?
この本とアランの『幸福論』は、たまに読み返してます。訳にもよるのでしょうが、私が持っている本は語り口が優しくてちっとも難しくないし、心が穏やかになります
あきさんも、朝は苦手だったのですね。
私もそうなんですが、うちの母は朝は寝ていて起こしてくれなかったので、小学生のころから自分で起きてごはんを食べて学校へ行ってました。あれでちょっと鍛えられたのかもしれませんね(^O^)
今年もよろしくお願いいたします
寒いと起きるのが辛いですよね・・
次男は毛布に包まったまま起きて来ますよ
頭に、カーラーつけたままとか
私は、寝つきも良いけど、寝起きも良い
ただ、すぐ起きなければすぐ爆睡するので要注意です
また深夜にお邪魔します。
随分難しい本を読んでるんですね。
感心してます。でも、やっぱり朝は
寒い時は理屈より、本能ですね。
ゴミの日はどうして早朝なんでしょうね
もう少し時間を送らせてくれれば良い
のにね。まだまだ凡人で恥ずかしいです。
雪になんなくてよかった~
東京でもほんの一部だけ積雪
鼻くそ程度で終わりました。
お久しぶりです。お元気そうで何よりです(*^_^*)
ふだんから寝起きはあまりよくない私ですが、冬はなおさらです。寒い朝の早起きはツライですよね
毛布にくるまったまま起きてきますか、次男クン
私もそれ、やりたいけど・・・あとで片付けるのは自分ですしね^^;
マンガやドラマでは、頭にカーラーを付けたままのお母さんがよく出てきますよね(^O^)
でも、めんどくさがりの私は寝る前にカーラーを付けるなどということはやったことないです(笑)
寝付きも寝起きも良いなんて、いいなあ。
私も、寝付きはまあいい方だけど・・・寝起きがイマイチかな。これでも若い頃よりは数段マシになりましたけどね。昔は、寝起きから1時間は黙ったまま。言葉すら発せなかったです(笑)
この本、私が持ってる訳はさほど難しくはないです。わかりやすい言葉で書かれているし。
しかも、こんな高尚な本を読んでの感想がこれですからね(笑) 我ながらひどいもんです。マルクス・アウレリウスに申しわけなくて^^;
ゴミ収集、下の欄にコメントを下さってる ひばり組らん太郎さんの地域では、なんと深夜なんだそうですよ。その方がいいですよね。ほかにもそんな地域、あるのかなあ。
雨は夜更け過ぎに・・・雪へと変わって嬉しいのは若いうちだけですよね(^O^)
ホント、翌朝の通勤の足のことを考えたらゾッとしてしまいます(笑)
東京、朝早くのニュースでは真っ白になってた地域もあったので、どうなるかと思いましたが、たいしたことなくてよかったですね。都会は雪に弱いですしね。
seiziさんの心は「千々に乱れて」ましたもんね。積もらなくてホントよかったです(^O^)
起きれないくらい苦手です。
暖冬とのことでしたがそんなことはなく
凄く寒いですよね。
先日の雪はシャーベット状に積もって
歩くのにヒヤヒヤでした。
若い頃滑って大変な思いをしたので
恐怖なんですよね。
今週もまた雪が降るそうで気が重いです。
布団でぬくぬくするのは人生最大の楽しみだよ!
とかぬかしそう…(-"-)
マル君を見習ってぇぇぇ~~~~
ああ、暖房をタイマーでセットしてたら起きやすいですよね
そう、今年は暖冬だなんていわれてましたが、大ハズレですよね。雪もよく降ってるし。
若い頃に、雪で滑った経験がおありですか。怖かったでしょうね。それで大けがしてる人、いますからね
今週の半ば過ぎからまた寒くなるそうですね。私はまた喉をやられないようにしなきゃ
おおっ、娘っちはマルクス全否定かあ(^O^)
うん。私もこの部分だけは、ちょっと納得いかないというか・・・まあ言ってることはわかるんだけど、言い方かな(笑)
たしかに、冬に限らず、布団のなかでぬくぬくウトウトするのは人生におけるひとつの幸福なのではないかと思うんだよね
だから、いろんな理由をつけます。マルクス・アウレリウスさんが起きる理由を言うのならこっちは出たくない理由で対抗し、いい加減寝てられなくなったら起きていく…。それでいかがでしょう。
面白そうなので探してきます!
ごろーさんもですか~
ホント、目覚めるなりパッと布団から出られる人って、それだけで尊敬しちゃいます。すごい克己心だなあ、って(笑)
おおっ♪マルクス・アウレリウスさんと議論をなさいますか(^O^)
彼、なかなかの論客ですし、たいへんですよ。おまけに皇帝だし(笑)
ってか、議論にはつきあってもらえないかも。すごく忙しそうだし(爆)
幸福論はお読みになりましたか。優しさのあふれる文章ですよね。寝る前に読むと心が落ち着きます
この自省録も、私は寝る前にちょっとずつ読んでました。読了した今でも、ときどき読み返してます。大昔の皇帝も、現代の私たちも、思い悩むことは同じなのだなあと思ったりします。