夏ってやっぱり、ワクワクしますね♪
図書館で見つけたこの本、もうすでに読み終わっているというのに、返却
するのが惜しくて、ギリギリまで手元に置いて、未練たらしく何度も
読み返しておりました^^;
望月聖子 著 『日本の12か月を食べる、遊ぶ、暮らす。』
1月から12月までを ひと月ごとに区切り、季節ごとの風物詩がたくさん、
ページいっぱいに色鉛筆で描かれており、それに文章を添える形で綴られて
います。
著者は田舎で、キャバリア犬のクリとポコの2匹と一緒に暮らしているの
ですが。
近くに畑を借りて、そこで収穫した野菜や、みかけた鳥や昆虫などを愛情
こめて丹念にスケッチしておられます

その絵が、なんともいえず いいんですよね(*^_^*)
1ページだけでも、ここに載せられたらいいのだけど。
まあ、それはちょっとマズイでしょうね。残念です^^;
今の季節、7月のページには、笹の葉にたくさんつけられた短冊や、色紙
で作られた とりどりの飾りものなどが描かれていて、とてもにぎやか

それはもう、見ているだけで、幼い日に こうやって一生懸命七夕飾りを作った
なあと、懐かしい思いでいっぱいになりました(*^_^*)
同じページには、いくつかの風鈴も描かれており、著者はガラスで できた
風鈴がお好みだということで、金魚や花火、朝顔の風鈴が色鉛筆で描かれて
おりました。
そう。
夏って、このころ、夏休み前くらいが一番ワクワクする感じなんですよね

体育は水泳の授業になり、濡れた髪で次の授業を受けるのも涼しくて
いい感じ♪
夏休みの課題図書や、生活上の注意などが まとめられたプリントも配られ
たりして、いやがおうにも、手つかずの夏休みへの期待感が大きく盛り上がる
この季節

まさに、今の この時期なのだけど

はるか30年以上が過ぎても、いまだに あの頃の楽しい気持ちが あざやかに
蘇ってまいります(笑)
ま、それはともかく。
この本のいいところは、それだけではなくて。
著者が楽しんで絵を描いているのが、如実に伝わってくるところなんです
よね。
マンガなどでもそうですが、大御所になると、主人公だけを著者が描いて、
残りはぜんぶアシスタントさんであろうと想像される、まったく違うタッチの絵
に なっていたりすることが、たまにありますが。
ああいうのを見ると、ホント悲しくなります。
描くことは、この人にとってはもう楽しいことでもなんでもなくて、ただもう
めんどくさいオシゴトになっちゃってるんだろうなあ、なんて。
作画を見たら、描くことを楽しんでるか否かは、まるわかりですもんね。
その点、この作者は、色鉛筆で 1本1本の線を丁寧に描くことを楽しんでいる
感じがよく伝わってきたんですよね。
手編みの靴下をもらった、という冬のページなど、あったかそうな色合いの
毛糸でざっくり編まれているその靴下が、じつにかわいらしく描かれていたし

あと、愛犬のクリとポコの絵も、季節を問わず たくさんありましたが。
クリちゃん退院、と題されたところには、元気になって久しぶりに懐かしい
わが家へ帰ってきた、喜びあふれるクリちゃんの姿がイキイキと描かれて
おりました(*^_^*)
大好きな玩具で遊ぶクリちゃんの絵につけられた文章を紹介しますと。
手術はすべての過程でトラブルが無く、順調に回復し、10日の入院で
退院となった。
病院から2時間の道のりもなんのその。
家に着くなり 「ウオーン」 と一声叫んだ!
それからは、嬉しさの爆発!!
家の1人ずつに喜びを伝え、いつまでも遊んでいた。おもちゃに突進!
はしゃぎまくった。
いいですねえ(*^_^*)
ほかのページには、刻んで干してあった大根を食べてしまったり、熱中症の
ようになって氷や濡れタオルで冷やされ、その後元気になってからバリカン
で毛を刈られる2匹の様子など、かわいくユーモラスに描かれておりました。
いま、この文章を書くのにまたパラパラとページをめくっているのですが。
やっぱいいなあ、この本

これから、折に触れて何度も読み返したくなるだろうし・・・やっぱりちゃんと
買って、手元に置くことにします

さて、最後に蛇足ですが。
少し前に、七夕の飾り、あちこちで見かけましたよね

うちの近くのスーパーにも飾ってあって、その横には小さな机が置いてあって、
短冊とペンが用意されており、好きに書いて笹に掛けられるようになって
おりました。
ああいうのって、ダメだと思いつつも、どんなお願い事が書いてあるのか、
つい通りすがりにチラッと見てしまうのですが(笑)
「字が じょうずに なりますように」
拙い、幼い字でそう書かれた短冊が目にとまり、その可愛らしさに思わず
頬が緩んだ私でありますが。
その横の短冊を見たとき、ほんわか気分は一気にしぼんでしまいました。
「将来、AV男優になれますように」
同じく拙い、だけど幼さは無いクセ字で書かれていたその短冊。
そりゃ、私も半世紀を生きてきて、今さら そんなのを見たからって、
「不潔ッ!」 とか 「汚らわしい!」 なんて金切り声を上げるほどウブでも
ありませんが(笑)
でもねえ。
なんというか・・・せっかく用意された七夕飾りに わざわざそんなことを書いて、
「どやッ!オモロイやろ!」
的な、得意げな雰囲気が鼻についたんですよね。
いやもう、ぜんっぜんオモロくないですから

そんで、小さい子が楽しんで書くのだから、こんなしょーもないことは
やめてほしいな、って思ったのでありました。
どうせ、中2くらいの男の子が面白半分でやったことでしょうけどね。
・・・って、ホントにどーでもいい、蛇足もいいところですね^^;
この記事へのコメント
思い出せて良かった
後何年かしたら、思い出せなくなったりして
>「将来、AV男優になれますように」
関西だからなのかな
地元の小学生が、書いた短冊を商店街で飾るのですが、ほんわかするのしかなかったな
どうせウケ狙いで描いたのでしょうが、自分だけが受けてるという最悪のパターンですね。
昔、地元の商店街で、
「毎年、七夕に短冊に書かされるのが止めになりますように」というのが、あったそうです。
子どもの願いを商業主義で汚さないようにということで、翌年からなくなったとか。
強制でなくなって、かえって、よくなったという話を聞いたことがあります。
何がそんなに楽しかったのかという、具体的なことはまったく思い出せないのですが(笑)
ただ、楽しかった、ワクワクする気持ちだけが蘇ってくるんですよね
関西のお笑いは、キビシイですからね。
あんなしょーもない短冊で笑わそうなんて・・・スベッてるっちゅーねん!って感じ
なのに。「どやッ!」的な雰囲気が、恥ずかしいのでありますね^^;
そう!そうなんですよ。スベッてるのにね。書いた本人だけが得意になってるっていう、最悪のパターンでございます^^;
ぶはは~!
短冊に願い事を書かされるのが、そんなにも重荷になっていたとは(^◇^)
でもまあ、そうですよね。強制的に書かされるのは たしかにイヤかも。
書きたい人だけ、何枚でも書いてください、ってことならよかったのかもしれませんね
(あまり本を読まないので(^_^;))
分かる分かる、この時期のワクワク感。
学校に行っても、もうあんまし授業もないし
いよいよ夏休み、何しよって考えたり。
お盆過ぎた辺りからブルーになり始めますけど。
短冊の件、アホっすね。
こんな事で、逆に男優さんにも失礼な話やと
思います。
私が見たどこかの幼稚園の短冊には、
「世界平和」・・少しびっくり。
「お父さんの髪がはえますように」少しほのぼの
でした(^'^)
TVのヒーローものやアイドル・プロスポーツ選手
になりたいって言うのが多かったカナ?
私が書くとすれば・・・
もう七夕終わっとるやん(^_^;)
この本、文章よりも絵が多い感じなので、読書の習慣のない方にも読みやすいと思います
そうなんですよ。この時期、きっと巷の子どもたちの ほとんどがワクワク ウキウキなんじゃないかと思います(笑)
んで、はい。お盆を過ぎると にわかに目が覚めたようになりますよね。宿題も、まだたくさん残ってたりして(^O^)
この短冊、ホント、アホだなと私も思ったことでありました。 AV男優なんて、そんなバカにできるほどラクな仕事ではないでしょうし。
「世界平和」が幼稚園児に願われてたなんて、ちょっとびっくり。仮面ライダーを見ていた私たち世代の子どもの頃なら「世界征服」って書いたりしそうだけど(^O^)
はい。りーにんさんなら、何て書かれるのでしょうか
私は・・「ピンピンコロリ」かなあ(爆)
あら!バッタもんは やっぱり音がうるさいんですね^^;
本家本元は 静かだと私は思いますが・・こぶた2号に言わせると、夜、寝ているときは ちょっと うるさい、ということでありました。
ダイソンの掃除機も店頭で動かしてみたのですが、けっこう音が大きい気がしましたけど。。。
そうですね。本にしろ人にしろ、年を取るごとに良い出会いは難しくなっていくし、また、これまでのご縁も疎遠になりがちですもんね。
でもまあ、それも すがすがしい老境への一歩一歩なのかも(笑)
しがらみがなくなって、身辺が軽くなるのもまた いいものかもしれません。
でもま、本だけは、年を取るごとに懐かしいお馴染みさんが増えて行ってほしいものではありますね(^O^)