ほっこりしました(*^_^*)




こないだ、本屋さんのポイントを使って 久しぶりに本を買ったという話を
しましたが。


そのときに買った3冊のうちの1冊を、今回は紹介したいと思います



益田ミリ著 『沢村さん家のこんな毎日』


”平均年齢60歳の家族と愛犬篇” というサブタイトルが付いています。


これ、マンガなのですが。

週刊文春で連載されていて、私も図書館へ行ったときは必ず読むように
しております

「サザエさん」 や 「コボちゃん」 なんかを読んだときに感じるような、ほっこりと
した安心感があるんですよね(*^_^*)


見開き1ページずつの1話完結といった感じで、とても読みやすいし、絵柄も
いい具合に力が抜けていて、読んでいて疲れないのがいいんですよね。



まずは、登場人物の紹介から。


父・沢村四朗(70)

サラリーマンを定年退職。趣味は読書。時代ものが好き。若い頃はスキーや
ボウリングなども。


母・沢村典江(69)

料理上手。動物好き。編み物は最近目が疲れる。こしあんより、つぶあん派。


娘・沢村ヒトミ(40)

会社員。独身。彼氏いない期間も長くなり・・・。デパ地下好き。パン好き。
ちょっぴり勝気。



「わが家の平均年齢」 というタイトルが付いた冒頭部分で、家族でお父さんの
古希のお祝いをしていて、お父さんが たわむれに一家の平均年齢を計算
してみたところ、ちょうど60歳だったのですね。

「カンレキ一家だ!」
と笑うお父さんに、
「あら! おめでたい」
とお母さん。

そんな両親に、娘のヒトミさんは
「なにが~
と頭を抱えておりました(笑)


そんな仲よし家族の日常が淡々と温かく綴られています。



例えば、「7年後」。

家族団欒のシーンで、オリンピックの話題が出たときのこと。

ヒトミさんは、少々浮かない顔。

なぜかというと。

両親が、
「7年後か~」
「それまで元気でいられるかどうか」
なんて言うのですね。

そのとき、ヒトミさんは心のなかで、
「出たっ」
と思い、
「お父さん、お母さん。いつかお別れが来ることはわかっているけど、わたし、
まだまだ子どもなんだよ」
と、口には出さないものの、少し寂しくなってしまうのですね。

なんだか しんみりしてしまったヒトミさんには気づかず、両親は、
「わたしたちはともかく、ヒトミも47歳になってるのねぇ」
「えっ!そんな歳か!」
なんて無邪気に言い合ったりして、しんみりしていたヒトミさんは一気に現実
に戻ってムッとしているところが笑いを誘いました


独身の娘を ちょっぴり心配しつつも、このままの楽しい暮らしがずっと続いて
いくのもいいなあ なんて思ったりもするお母さん。

娘の方も、仲よしの友だちふたりが まだ独身なこともあって、気楽に過ごして
いるのですが。


暮らしのなかで ときどきのぞく両親の老いや、同僚の結婚・出産などで、
ふと立ち止まって これからのことを考えてみたりするときもあって。

そんなふうに 揺らぐ心の機微がさりげなく表現されていて、こういうところが
共感を呼ぶのだなあと思ったりしました。


そんな感じで しんみりする話だけではなく、プッと噴き出してしまう面白い
話も。


お母さんが水羊羹を切ってきて、いつもの一家団欒、家族でサッカーを観て
いるのですが。

タフに走り回る 若い選手たちに感嘆しつつ、
「でもほら、審判も すごいわね」
とお母さん。

「持ち物も 重たいだろうに」
と言ったので、不思議に思ったヒトミさんが、
「持ち物?」
と訊き返したところ。

「黄色とか赤のカード、たくさん持ってるじゃない。何枚必要かわからないし、
大目に持っているんでしょう?」
なんて、大マジメに答えるお母さん

「やだお母さん。あのカードって選手に配ってないよ。見せてるだーけ!」

呆れるヒトミさん^^;

「あらそうなの?」
「選手だって じゃまでしょ」
なんて、ふたりの会話が続いているところに お父さんがのんびりと、
「後半、はじまったぞ~」
と声を掛け、ふたりはサッとテレビに向かう、というシーン。

よくある家族のワンシーンなのだけど。

絵柄が ほんわかしているせいか、たったそれだけのシーンでも読んでいて
とても面白くて楽しいんですよね(*^_^*)



運動不足解消のために ジムに通い始めたお父さんが、若いコーチたちは
なんで あんなに爽やかに見えるんだろうと 疑問に感じる、というお話も
あったのですが。

運動しながら、彼らと自分との違いを ずっと考えていて、最後に、
「あっ、靴下だ! あの人たちは靴下が短い!」
って思い当るところなども、くすっと笑いを誘われました。


いいなあ、こんな家族(*^_^*)


こんな素敵な両親のもとで のびのびと育ったヒトミさんが、とてもうらやましく
思えた私。


そしてまた、ヒトミさんが ちゃんと そのことをわかっていて、折にふれて両親を
いたわり、感謝しているのも とてもいいし。

読み終わったあとは、心が温かくなった気がしました。


そしてたぶん、この本は これからも何度も読み返すことになると思います



読書の醍醐味のひとつに、すでに読了した本を何度も読み返しては感動を
新たにしたり、楽しい気持ちになったりすることがあるのですが。

そういう本って、なかなか無かったりするのですね。


貴重な1冊に出会いました(*^_^*)




沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳の家族と愛犬篇 (文春文庫)
文藝春秋
2017-07-06
益田 ミリ

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この記事へのコメント

2017年08月23日 23:16
>いいなあ、こんな家族(*^_^*)
そうですね
キーブーさんのご家族もそうですよ
平均年齢。。。
会社でも話題になる
へるぞう 
2017年08月24日 06:21
おはようございます。
私にとって週刊文春の漫画は、高橋春男の「いわゆる一つのチョーさん主義」でしたね。もう連載していないようですが、以前は毎週楽しみに立ち読みしていました(笑)。
2017年08月24日 09:11
おお・・・
また わたしを 引き込もうと
企んでおりますね!?

 と 妄想しつつ

タイトル しっかり
 φ(。。;)メモメモっと。

おもしろそうを
ありがとね!
 
ひまわり
2017年08月25日 08:02
益田ミリさんの本ほっこりして
いいですよね。
すーちゃんシリーズが好きなんですが
この本はなぜか貸し出しできないようです。
残念…
2017年08月25日 10:05
審判 大変 持ち物重いのくだり いいですねー これを ちゃんと 会話で言うの すごい!まさに ザブトン!
珊底羅
2017年08月25日 22:28
今晩は。
ananという雑誌に
‘僕の姉ちゃん‘
漫画あるけど、ほっこりしますよ。
キーブー
2017年08月25日 23:42
もうヘトヘトさん、こんばんは

>キーブーさんのご家族もそうですよ

ありがとうございます(*^_^*)
ま、うちも 家族みんな、のびのびと 暮らしておりますが(笑)
できれば、子どもの立場で この気楽な感じを 味わいたかったなあと思ったり。無いものねだりなんですけどね^^;
キーブー
2017年08月25日 23:47
へるぞうさん、こんばんは
高橋春男の 「いわゆる一つのチョーさん主義」 ですか。はい、私は 読んだことないです。文庫で出たりしてるのかな?
今日、バルキーを進化させたら、カポエラーが 生まれました。持ってなかったので、すんごく嬉しかったです(*^_^*)
キーブー
2017年08月25日 23:51
└|∵|┐高忠┌|∵|┘ さん、こんばんは
おっ、手ごたえが大きいな。これは高忠さん、釣れるかな?(笑)
このマンガ、大笑いするような感じではないのだけど、なんか 読んでて楽しかったんですよね。
仲よし一家の、これといって変哲のない日常なのですが。
こういうのを、幸せというんだなあと 思ったりしました
キーブー
2017年08月25日 23:54
ひまわりさん、こんばんは
すーちゃんシリーズも 面白いですよね。たしか 弟がいたんじゃなかったかな?
んで、あら。図書館では 貸し出ししてくれませんでしたか~。
そういえば、こちらの図書館でも あまり見かけないような・・なんででしょうね。他のマンガエッセイなど 普通に貸し出しするのに
キーブー
2017年08月25日 23:56
seiziさん、こんばんは
seiziさんの大キライな月曜日が過ぎて、今日は プレミアムフライデーですね
サッカー日本代表に、柴崎岳選手も 選ばれてましたね。久しぶりに お姿が拝めそうで嬉しいです(*^_^*)

キーブー
2017年08月25日 23:58
珊底羅さん、こんばんは
そういえば、ananも 最近は めっきり読まなくなりました。
『僕の姉ちゃん』 ですか。今度 本屋さんで 見てみますね
2017年08月26日 07:53
益田ミリさん、大好きです!
そうなんですよね、漫画家なんだ。
本になっているって知らなかった。
朝日新聞に「大人になった女性たちへ・・・」だったかな?毎週連載されているのを、楽しみに読んでいます。
今度ぜひとも買ってみますね。
いつも情報をありがとう!!!
キーブー
2017年08月26日 22:51
お啓さん、こんばんは
お母さま、元気になられて よかったですね
ギターも、頑張ってくださいね。楽器演奏が できるなんて、一生の楽しみになりますよね。私も、聴くだけじゃなくて 演奏できたらいいなあ。憧れます(*^_^*)

あら! 朝日新聞に コラムも書かれているんですね。知らなかったです。
この人のマンガは 他にもいろいろあるので、もっと読んでみたくなりました。それくらい面白かったですよ♪
2017年08月27日 17:32
仲良し夫婦に仲良し親子が伝わってきて
ホンマ、ほのぼのできますね(^'^)
キーブーさんの記事でも、これに似た様な
内容もあり、いつもほのぼのしていますよ。
親子を越えて、3姉妹って思う時もありま
すよ(^'^)
そっかぁ~、何度も本を読み返すものなの
ですね。
読書をあまりしない私は、一度読んだら
そのまま本棚を飾っています(^_^;)
キーブー
2017年08月27日 20:55
りーにんさん、こんばんは
そう、仲よし家族の核になるのは、仲よし夫婦なのでありますね
んで、あら! 三姉妹なんてそんな^^; ・・・ありがとうございます(*^_^*)

人によって いろいろかとは思いますが、私は、気に入った本は 何度も読み返します。
それって、読書しているというよりは、心地いい空間に遊びに行くような気分なんですよね。その本を初めて読んだときに住んでた家の空気を思い出したり、その年にあった印象的な出来事を思い出してみたり(笑)
なんか楽しくて、しみじみします。そんで、心がリフレッシュするんですよね。一度お試し下さいませ(*^_^*)
2017年08月28日 10:56
漫画にしろ小説にしろ 最近は断然こういうのが良いですねぇ~
自分、年取ったかな?

でも 私の姉は猟奇的な事件が起きて人がガンガン死んで~とか不穏な犯罪小説が好きなので そのお下がりで読書する私もさんなのばっか読んでるかも…
たまには自分で本買おう(;^ω^)
2017年08月28日 20:36
益田ミリさん、やっぱり存じ上げませんでした(汗)
ほんとうに日本人が書いた作品って読んでないんですよ、わたし。
エッセイも好きな作家さんのしか手を出していないので益田ミリさんも読んでみますね。
サッカーの審判は何も持っていなくてもすごいと思ったけど、お母さんの発想面白いですね。
うん、まずは図書館行ってきます♪
キーブー
2017年08月28日 22:06
まるおおさん、こんばんは
うん。こういう、ほっこり系がいいって思うようになるよね。年を取るごとに そうなってきているような。。。あと、テレビの時代劇が、落ち着いていいなって思えてきたし(笑)

猟奇的なヤツも面白いよね。レクター博士のとか
あと、CIAやKGBが暗躍するのもいいし、海兵隊とかグリーンベレーなんてのが出てくるのもいいかな♪
まるおおさんは、どんな本を買うのかなあ
キーブー
2017年08月28日 22:11
ミルテさん、こんばんは
ミルテさんの本のレビューって、そういえば 外国小説が多いですもんね
私も、どっちかというと そうなのだけど、マンガは やっぱり国産が多いかな(笑)
サッカーの審判が カードを大量に持って走ってるって発想、面白いですよね(^O^)
そんで、もらった選手も カードを懐に入れて走ってるとか??(^O^)
んでこの本、図書館では 貸し出しが無いとひまわりさんがおっしゃってましたが、地域によって違うかもしれませんね。
貸し出し、してたらいいですね

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