読書二刀流。スピリチュアル系は別腹な~のだ。


有名な本なのでいつか読みたいと思ってた、カレル・チャペック
園芸家12ヵ月」、ついこないだジュンク堂で文庫を見かけたので買って
きました

味わいのある挿絵はお兄さんだそうですが、それをながめながら1ページ目
を読み始めてすぐ、その独特のウィットに富んだ文章にひきこまれそうに
なってしまい、これはまずい、あっというまに読んじゃうな、と思ったので
慌てて本を閉じ、別の本を読むことに(爆)

とりあえずは丹波哲郎の「オーラの運命」などを読んで気を静めました(爆)
この手の本もわりと好きです。読んでるとこぶたたちに
「まーたそんなん読んでるーアホやなこのヒトは」
なんて言われたりするのですけどね

それはともかく。
丹波さんの霊力では抑えが効かなかったと見え、やっぱり続きを読みたくて
我慢できなくなり、買い物帰りにいつものカフェでお昼ごはんを兼ねてじっく
り読むことに

このカフェも最近は客が増え、うるさくなってしまったのだけど、そのときは
ちょうどいい具合にひとり客がパラパラといるだけで店内は落ち着いた雰囲気。
静かにシャンソンが流れていていい感じ。
注文を取りに来たいつもの女の子にアイスコーヒーとなすびのミートソースを
頼んだのけど。
私はいつもコーヒーを食前に持ってきてもらうんですよね。
なのにそのときはそれを言い忘れて。
呼びとめようかとも思ったのだけど、ま、いいか、めんどくさ、と思い、その
まま本に没頭していたら。

「お待たせしました」の声にふと顔をあげると、件の彼女がコーヒーを先に
持ってきてくれておりました
思わず
「ありがとう」
と言ったら、余分なことは言わずに黙ってにっこりして去っていきました。
私の好みを覚えていてくれてたんですね。
こういうのって、うれしいなあ(*^_^*)

そのカフェの雰囲気もあってか、とても楽しく、しっとりと心にしみる感じの
至福の読書時間を過ごすことができました。
まあ本の内容がよかったことが一番の要因だと思いますけど。


そう。肝心の本の内容を紹介しなくちゃ

1月から12月まで、それぞれの月ごとに園芸家のやるべきことなどが
書かれているのだけど、それも読んでて笑いを誘う感じで、土を柔らかく
するために鍬を入れるときにせっかく芽をだしていた球根を分断してしまう
とか、雑草を抜くために花壇に入って新芽を踏みそうになり、それをよけて
花芽のついた枝を折ってしまうとか。
やるよな~、その手のこと、って思うようなことばかり

夏には人並みに避暑には出かけるのだけど、人に頼んできた庭のことばか
りが気になってたまらない様子とかが自虐的に描かれていてとても面白かっ
たです。

あと、『シャボテンつくり』を好む人たちを『宗門に帰依する信徒』と呼んでいる
のも笑えました。

子どもの頃、学校帰りなどに、地味なアロエやらサボテンやらばかり植わって
いる鉢がたくさんある家があり、そんな家は必ずと言っていいくらい、ランニン
グにステテコ姿のおじさんがじっと立ってその鉢を見つめていたりしたっけ。
子どもの私はその姿を見て、何が面白いのだろうと思ってたのだけど。
苦虫をかみつぶしたような顔のそのおじさんたちは、実は自分が丹精した成果
を満ち足りた気持ちで眺めていたのですね(^^♪

読書家といわれる人たちならもう既読だと思いますが、もしまだなら読んでみて
下さい。
園芸に興味のない人でも楽しく読めることうけあいです(*^_^*)

出版社:中公文庫
定価:495円+税


あ、丹波さんの本も面白かったですよ(笑)

さりげなく自慢話が随所にちりばめられてて
巻末に横尾忠則と美輪明宏と江原啓之との四つどもえの対談もあって、
お得感が満載でした(爆)












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