「ヴァン・ヘルシング」
こないだの日曜洋画劇場は、「ヴァン・ヘルシング」をやっていましたね

吸血鬼に狼男も出るとなれば、私のテンションはいやがうえにも上がろうと
いうもの(笑)
スティーブン・ソマーズ 監督 「ヴァン・ヘルシング」
この作品を観るのは今回が初めてだと思っていたのですが、途中で、すでに
観たことがあるのに気づきました。
それでも、ヒュー・ジャックマンが出ていたのには今回初めて気づいたのですが(^^ゞ
ロン毛の彼もなかなか素敵でしたね

あらすじとしては。
モンスター・ハンターのヴァン・ヘルシング(ヒュー・ジャックマン)は、ドラキュラ
を倒すために闘い続けてきた一族の末裔・アナを助けるためにトランシルバニア
に向かうのだが。。。
ヴァン・ヘルシングがトランシルバニアに着いたその日のうちに、すでにもう
化け物たちが次々と姿を現していましたね。
ドラキュラ伯爵に仕える女吸血鬼たちも、白いコウモリのような姿になって街を
襲い、人々を爪で引っ掛けて攫って行くし。
吸血鬼ものって、最初はなかなか姿を現さずにじらしていく感じの作品が多い
なか、その潔いまでの大盤振る舞いに俄然楽しくなってしまいました(笑)
それでもアナの兄は妹を助けようとして囚われの身となり、狼男にされて
しまったり、ラストも吸血鬼退治はやり遂げたものの、少しほろ苦いような
終わり方だったし。
荒唐無稽なだけの物語ではない感じでしたが。
でもそうはいっても、ドラキュラの城で実験装置みたいなものを作って働いて
いるゴブリンたちが不器用に動き回ってるのはなんだかコントみたいだったし

途中からはなんとフランケンシュタインまで出てくるわ、そしてそのフランケン
を使って吸血鬼の繭の中にいる無数の子どもたちに命を与える装置をゴブ
リンたちは作っているのですね(^^ゞ
しかも、ドラキュラ伯爵が、
「スイッチを入れろ!」
なんて号令をかけたのにはちょっとがっかり。
間違ってはないんですけどね。
たしかにスイッチを入れるんだけど(笑)
でもこれじゃせっかくの吸血鬼映画のロマンというか、おどろおどろしさが半減
しちゃうじゃないですか(~_~;)
そこそこストーリーはよくできていたと思うのに、なんだかカスカスな感じがする
のは、ロマンがなかったからだと今これを書いていて気づきましたね(笑)
ドラキュラ伯爵がヒュー・ジャックマンに対抗できるくらいの魅力的な人物で、
アナを取り合うような設定だったら、もう少し観てて楽しい作品になったんじゃ
ないのかな、なんて思ったり。
フランケンを出してきて、あんな実験装置を作ってそれをドラキュラ伯爵に
仕切らせたのがもう間違ってる感じ

いろいろ出してきて大盛りにしすぎたのかなあ。
でもまあ、それも楽しかったですが(笑)
ちなみに、この日はこぶた2号は夜勤だったのですが。
病棟で患者さんの血圧を測っていたら、ちょうどその患者さんがこの映画を
観ていたとのこと。
「もうね、話しかけても返事もせんと必死で観てはってん。よったんくらいの年の
おっさんやってんけどね。
家でよったんもおんなじようにテレビに食らいついて観とるんやろな、って思って
てん」
と笑ってましたが。
はい、当たりですね(笑)
「なんか暗いお城が建ってて、雪が降ってるシーンやったけど。
あれ、何の映画やったん?」
と訊くので、
「吸血鬼もの。あのお城はドラキュラ伯爵のお城やってん」
と言ったら、呆れておられましたが。
なんやあ、おっさんやおばさんは吸血鬼の映画を見たら
あかんのか~!!(自爆)
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