歴史上の人物のスキャンダルは、暑苦しくないですね(^^ゞ



ここのところのあまりの暑さのせいか、気がつけばぼーっと座りこんでいる
ことが多くなった私

だって、脳みそも溶けだしそうな暑さですもんね(~_~;)


もともとクーラーや扇風機の風が好きではないし、うちはマンションの4階で
ベランダと玄関が一直線上にあるので、どっちも開けておけば少しは風が通る
しで、日中は自然な状態で過ごしているのですが。

それも、今年はちょっともう限界かなあ

あまり汗をかかない私が、少し家事をしただけで汗まみれになってるし。


原則として、こぶたたちが帰宅してきたらクーラーを入れることにしているの
ですが、こないだこぶた2号に、
「午後ぐらいからはクーラー入れたら?しまいにぶっ倒れるで」
と脅されました。

うーん。

まあ、様子を見て、あまり意地を張らないでおこうかなとも考えてます(笑)



さて。

そんな、熱中症一歩手前の私が、働かない脳に鞭打って読んだ本がこれ(爆)


三枝和子 著   「女王 卑弥呼」


別に卑弥呼ファンでもないし、邪馬台国が九州でも畿内でもどっちでもいい派
なんですが(笑)、この本を図書館で見かけたときに、ふと高校時代の日本史
の授業を思い出して懐かしくなったんですよね

日本史の先生は当時40代前半くらいの男の先生で、単なる教科担任だった
のでお顔をみるのも授業のときだけという、我がクラスとは繋がりの薄い先生
で、授業中も冗談を言ったりすることはまれだったのですが。

日本史の教科書に、
『女王 卑弥呼の身の廻りの世話はひとりの男性が一手に担っていて、彼を
通じて女王の命令は民に伝えられ、その姿は余人にはまったく見ることが
できなかった』
というような一文があったのですが。

そこのところに来ると、先生は急にくだけた笑顔になって、
「この男と卑弥呼はあやしいなあ。たぶんデキとったに違いないわな」
とかなんとか言ったんですよね(^^ゞ


時間的にもたしかお昼ごはんのあとの5時間目で、みんなけだるい雰囲気
だったし、いつもは淡々と授業を進める先生が急に脱線してニヤニヤしはじめ
たので、なんだかクラスじゅうがひいちゃったんですよね(笑)

第一、高校生だから芸能人とか身近な人の恋の噂などには興味津々だけど、
卑弥呼とその側近との関係に特に興味はないですよね(^^ゞ


ノッてこないクラスの雰囲気に、居たたまれない様子の先生がお気の毒
でした(爆)



閑話休題。

思い出話はこのくらいにして、作品の紹介に戻ります(^^ゞ


まず意外だったのは、卑弥呼が盲目であるという設定になっていたことです。

でも読み進むうち、このことが卑弥呼の神秘的な雰囲気をさらに盛り上げて
いる感じでしたね。


普段は宮居の奥深く、幼いころから侍っている次女ふたりとともに暮らし、
卑弥呼にじかに会えるのは側近の伊支馬(いけめ)と、卑弥呼の弟の
男具那(おぐな)だけ。

この3人のもつれ合った心模様を追う形で物語は進められていきます。


ここに出てくる卑弥呼はそのカリスマ性といい、美貌といい、敵味方を問わず
男性を惹きつける魅力に溢れているのですね。

卑弥呼自身は誰にも精神的に依存することなく、その魅力を武器として近隣
の王たちまでをあやつる女丈夫ぶり。

次期女王となる女御子を授かるため、自らの意思で伊支馬(いけめ)と関係を
持ったりもしますが、お腹の子は誰の子でもない『卑弥呼の子』であると公言。

30年来の想いが叶ったと男泣きに泣く伊支馬(いけめ)の高ぶった気持ちに
肩すかしを食わせたりもする、堂々たる女王様なのですね。

それなのに目が見えなくて、思わず手をさしのべずにはいられないところが
なおさら魅力的なんでしょうね。



最後、卑弥呼亡き後のことが下記のように記されています。


卑弥呼の葬儀のあと、邪馬台国は乱れに乱れた。
その経緯を『魏志倭人伝』は次のように誌している。

倭では女王の死後男王を立てたが、国中が服従せず、たがいに殺し合い、
このとき千余人が殺されたという。
そこでまた卑弥呼の宗女である年十三の壱与(いよ)を立てて王とし、国中が
ようやく治まった。




懐かしいですねえ

この『魏志倭人伝』の文章、たしかに日本史の教科書で見た覚えがあります。

伊支馬(いけめ)は、卑弥呼が遺言で必ず壱与(いよ)を後継ぎの女王に立て
るように、と言っていたにもかかわらず、そのときは壱与(いよ)がまだ5歳の
年弱だったため断念して、卑弥呼の弟の男具那(おぐな)の息子を王に立てる
んですよね。

物語そのものはそこで終わっていますが。

歴史を追っていくと、その王では国は治まらず、のちに十三歳になった壱与
(いよ)が結局は女王になっているということですよね。


まあ、この作品は卑弥呼を巡る廻りの人たちの心の葛藤を主軸にしている
ので、卑弥呼が亡くなった時点で終わりとしたんでしょうね。


ここまできて、アフィリエイトを貼り付けようとしたのですが、この著者のが
なかったので、いちおう出版社名と価格だけ、下記に記しておきます。

講談社文庫 定価480円



この物語世界にひたっている間、いっとき暑さを忘れるくらい、夢中になって
読んでました。

こういうのを、一服の清涼剤というのでしょうね(*^_^*)









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