ほんとうに情けないヤツでしたね(~_~;)




昨夜の金曜ロードショーで、「第9地区」という映画を放映していましたが、
ご覧になられたでしょうか?

地球外生命体が乗ってきた宇宙船が難破して地球にたどり着いた後の話だと
いうので、公開されたときに観に行こうと思っていたものの、観逃がしていた
んですよね。

なので、昨日はとても楽しみにしていたのですが。


想像していたようなSFファンタジー系ではなく、どっちかというと社会派的な
作品だったので、ちょっと面食らいました(~_~;)

この手のものって、肝心の宇宙人はなかなか姿を現わさなかったり、
出て来てもその全貌は見せなかったりすることが多いのですが。

この作品では、最初っからどんどん画面に出てくるわ、下世話にお喋りしたり
しているわ。

なんというか、ミもフタもない感じ(笑)


画像



おまけに宇宙人そのものも、さほどオリジナリティもないというか、仮面ライダー
にでてくる怪人かと見まがうようなものだったし。

なので、最初の30分ほどは正直なんだこりゃ、って感じで、よっぽど観るのを
やめようかと思ったくらい(笑)



でも、地球で難民となった宇宙人たちを「第9地区」から移す計画が立てられ、
その手配をMNUという軍事会社が取り仕切ることとなり、ヴィカスという男が
その責任者になって現地に行くところから、少し話がおもしろくなってきます。


それにしてもこの男、調子がいいだけのしょうもないヤツで、そんな大任が
果たしてコイツに勤まるのかなと危惧を抱いた私ですが。

案の定、窮地に陥るのですね


画像



ちなみに、「第9地区」は野放しの宇宙人でスラム化しているのですが、
それでも一応、居住地を移すには彼らのサインがいるということで、ヴィカスは
軍人たちに同行してもらって「第9地区」に入るのですが。

この軍人たちは宇宙人を“エビ”と呼び、少し抵抗したくらいで簡単に殺したり
します。

笑いながらそんなことをやっている軍人たちは、彼らのことを虫けら くらいに
しか思っていないんですよね。


ヴィカスはさすがにそこまでではないけれど、言動にはやはり彼らを見下した
感じが出ていて、軍人たちと五十歩百歩だなあという感じ。

そんな彼が、任務遂行中に正体不明の液体を浴び、そのあと体に変化が
起きて「第9地区」にいる宇宙人たちと同じ体になっていくのですね。

刻々と変化する体に、心底おびえ絶望するヴィカスですが。

会社や軍部は、そんな彼を救うどころか、宇宙人と人間のDNAが合体している
生きたサンプルだということで、捕えて研究材料にしようとするのですね。

そこから、彼の孤独な戦いが始まります。


普通、ここまでくれば、どんなお調子者でもそれなりに腹が据わってくるものだ
と思うのですが。

ヴィカスはずっと腰がひけたまま。

ただもう逃げ回り、悪意を向けられてもオドオドした態度で助けを乞うたり(~_~;)


こいつ・・・どこまで情けないヤツなんやろ、と呆れた私(-"-)

ヴィカスを追ってくる軍人の頭目は彼の妻の父親、つまり義父なのですが。

この義父も、どうやらヴィカスのことが嫌いらしく、最後は殺そうとします。

骨の髄まで軍人であるこの男から見たら、ヴィカスのようなヤツは男の風上に
も置けないと思うだろうし、しかもそれがかわいい娘の夫だなどというのは、
受け入れがたいことなんでしょうしね。


でも、最後の最後で、やっとヴィカスは腹を決め、追って来る軍人たちに
立ち向かうのですね。

そして、そうすることで事態は思わぬ方向へ動き出すのですが。


ラストシーン。

いちおう窮地から脱したヴィカス(彼の望んだ脱し方ではなかったにしろ 笑)。

その彼が取ったちょっとした行動が、ハートウォーミングというか、ラストに
文字どおり花を添える形になるのですが。


それって、「どうや。最後に感動的なええシーンやろ?」的な、監督の
わざとらしい意図を感じさせる演出でしたが(笑)

私としては、そんなことしてる場合か?としか思えませんでした。


この映画を観終わって、ひとつ頭に浮かんだ言葉がありました。

身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ。


この作品、続編を作る気満々な終わり方でしたが。

続編、観たいような、観たくないような。。。(笑)






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