「しゅるーんとした花影」




梅も桜もじっくりと観てないというのに、日にちだけは慌ただしく過ぎて行く
今日このごろ

まだ開いてない段ボールも数個あるし(開けなくても日常生活に支障がないと
わかった今、開けるのがめんどくさくなってそのまんま 笑)。

カーテンの長さの調整もまだ手付かず。


そんななか、通販で注文していたステップ台がやっと届き、高いところへ手が
届くようになったので、時計を掛けたり、吊り戸棚のいちばん高い位置に物を
入れたりできるようになりました

木製の脚立のようなツクリで、かーなり頑丈ですが。

一番上の段に上るのは、けっこう勇気がいりました^^;

でも、登る私よりも、それを見ているこぶたたちの方が怖かったようで、ひとりの
ときは使わないようにとのお達しが(°0°)

そうは言っても、さっさとやってかないと片付かないしねえ。


まあ、怪我のないよう頑張ります(笑)





さて。

そんなふうに、まだまだやらなきゃならないことが山積みだというのに、読了した
のがこの本(笑)

銀色夏生著 「しゅるーんとした花影」

エッセイのシリーズ、「つれづれノート」のなんと21冊目です


最近の「つれづれノート」では、銀色さんが迷走しているというか、新たな境地
を得ようとしてあがいているような印象を受けていましたが。

今回は、ちょっとそれが落ちついたのかなあという感じ。



銀色さんの今の心の中は『無』なのだとか。

虚無ではなく、しーんとした状態なのだそうで、過去に起きたことは過ぎて
いったことなのでないのと同じだし、これからのこともまだ実際に起きては
いないので、ないのと同じで、それらに捉われていない状態なのだそう。


過去のことと言えば、銀色さんは一時期活発に活動されていて、会社経営
にも乗り出されていたのですが。

シロウトにはやはり難しかったようで、うまくはいかなかったみたいですね。

撤退したあとには、1千万を超える赤字だけが残ったそうです


これまで、家も何度か建てたり借りたりして、今も宮崎に持ち家と、東京の
一等地のマンションを借りておられますが。

貯金の残高がこれまでにない低い数字になったとかで、将来のことを思って
落ち込んだりもされてましたね。

そんな毎日を、お酒を飲んでやり過ごすようにもなっていて、これじゃダメだと
自分で考え、禁酒しようとしてもなかなかうまくいかなかったり。

読んでいて、なんだか大変だなあ、大丈夫なのかなあと思ってしまうところも
ありました(~_~;)


それでも、子どもたちとごはんを食べたりお喋りしたりの、なんでもない日常の
ひとこまが楽しく綴られていて、ほのぼのする箇所もたくさんありました。

下の男の子、さくくんももう中学生。

小学生の頃、しばらくのあいだひとり暮らしを余儀なくされていたのですが、
中学からは再び東京に出て来て家族と同居しているようで、よかったなあと
思ったり(*^_^*)



それと入れ違いのように、大学に進学した長女のかんちゃんは、学校の近くで
ひとり暮らしを始めたのですが。

家族と暮らしていたときも自分の部屋はもちろんのこと、共有スペースである
リビングまで私物で散らかしてゴミ屋敷のようにしてしまっていたという
かんちゃん(~_~;)

ひとり暮らしの部屋も、そんなカンジになってしまっているみたいですね

あまつさえ、AKBなどのアイドルとの握手券を目当てに、10万円以上の
お金をつぎ込んで、同じCDを大量に買っていたり。

相変わらず奔放な生活を送っているようですね


母の銀色さんがトークライブを開く際に、お客様の前で歌ったりもしている
かんちゃんですが。

前回、CD録音のときにも、ろくに練習をせずにうろ覚えでスタジオに行って
プロのスタッフに叱られていたというのに、今回もまったく練習しないまま
ステージに立っていて、そのせいで自分でも気持ちが落ち込んでいたようだ、
と書かれていましたが。

こういうところに、毎回違和感を覚えてしまうんですよね(~_~;)


前回にも書きましたが。

親子関係はそれぞれで、他人に迷惑を掛けていなければいいのだとは
思いますが。

トークライブは銀色さんの仕事であり、お客さんはお金を払って見に来られる
わけで。

そこに、そういう態度はどうかなと。

銀色さんは芸術家らしく自分の仕事には自負を持っておられるのに、そこに
娘がそんな態度で関わってくることに怒りを覚えないのかなあと不思議に
思いました。


それ以外は、今回の「つれづれノート」は初期の頃のほのぼのした雰囲気が
随所で感じられて、読んでいてとても楽しかったです。

生きにくいこの世を、若くもなく、さりとて老い切れてもいないという難しい年齢で
生きている同世代として、今後の銀色さんの人生から目が離せないですね。


お互い頑張りましょうということで、エールを送りたくなりました(*^_^*)



しゅるーんとした花影 つれづれノート21 (角川文庫)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2012-03-24
銀色 夏生

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