生きていてもいいかしら日記。




図書館で、またまたおもしろい本を発掘してきました

北大路公子著 「生きていてもいいかしら日記」


いやあ、この作品も面白かったですが、書かれたご本人の超ド級に面白い
ことといったらもう(^◇^)

まずは、その著者の紹介から。


北海道生まれで、どうやら私といくつも違わない感じ。

大学卒業後フリーライターになるも、ずっと実家暮らしで独身で、仕事は
してるようなしてないような、といった状態なのだそう。


実家の隣に妹さん一家が暮らしているのですが。

幼稚園児の娘を持つ妹さんのママ友にも、不審がられている著者(笑)


このエッセイも、のっけから、昼間の回転寿司でひとりビールを飲んでいた
著者が、見知らぬじいさんに説教されるところから始まります(笑)

回転寿司で昼酒をひっかけるのは彼女の趣味らしく、『勇気の正しい使い方』
というタイトルのところでも、いきなりボタンエビが食べたくなったからという
理由で、午後4時にひとりでふらっと出かけるのですが。

ボタンエビは、ほかのネタとは別格の高い皿に、1カンだけのっている
高級品

こんな贅沢をしていいのかと逡巡するも、それをおもむろに口に運び、その
おいしさを震えながら堪能する著者ですが(笑)

そこではっと気づきます。

カウンターに座り、注文して食べ終わったところで、約2分。

“夕方4時にやってきてボタンエビ一尾だけ食って二分で帰るすっぴん
独身中年女”
となる勇気が自分にあるのかどうか

そこで仕方なく、
「な、生ウニひとつ、あとビール」
などと口走ってしまうわけですね



でも、昼酒をやれるのであれば場所は別に回転寿司でなくても公園とかでも
いいようで、『ある晴れた日に私は』というタイトルのところでは、近所の小学校
の運動会に出掛けて飲んでいるのですね(^^ゞ

もちろん著者には子どももいないし、そこに知った顔がいるわけでもないの
ですが。

ある晴れた日曜日の午後に、入院中の母親から電話が掛かってきて、
「あ、公子かい?今何してる?」
と訊かれ、それに答える形で話は進んでいくわけですね。


外は快晴で、こりゃ最高の運動会日和だってんで、散歩がてら覗いてみると、
グラウンドはもちろん、学校横の児童公園にもみっちりシートが敷かれてて、
やる気のない父兄が午前中から、そこでガンガン酒飲んでやがんの。

オマエら何しに来たんだ?とか思うけど、天気もいいしさ、気持ちはわからん
でもないと思って私もビール買ってさ、知り合いなんてひとりもいないけど、
飲みながら運動会見てきたよ。小さいのが走ったり踊ったりしてた。

しかし、お母さん、昼酒っちゅうのはキクねえ。何であんなにキクかねえ。
やっぱあれかね、全然関係ないのにひとりで盛り上がって、一気にビール
2本飲んじゃったからかねえ。
おまけに酒屋で買った魚肉ソーセージとかっぱえびせんをつまみにしたら、
あれもホント不思議。面白いように腹がふくれるね。
でも、面白がってる場合じゃないの。今、個人的に体脂肪撲滅月間だから。

とにかく、あんまり腹いっぱいなんで、家に帰って何気なく体重を量ったら、
これが案の定。
もしやポケットの携帯電話の重みかなと思って、それを取り出したりね、でも
まだ予定よりかなりアレだから、もしかすると服かなと思って服も脱いでね、
いやこれはやっぱジーンズかってジーンズもね、なのにまだまだ予定とは
ズレてて、きっと眼鏡が2キロくらいあるんだ、って眼鏡はずしたら、
うわー体重計の表示が見えねー!だってよ、あはははは、バカだわたしー。

とかやってるところにこの電話が鳴ったので、ホントはパンツ一丁で
今、お母さんと話しているところなんだけど、説明すると長くなるので、
「えっとね、仕事してる」



いやあ、笑いましたね~


ホント、面白い人見つけちゃった(*^_^*)

こりゃ、ほかの作品も当たってみなきゃ



生きていてもいいかしら日記
毎日新聞社
北大路 公子

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