映画「トータル・リコール」を観た!
暑さにひと区切りがつく処暑だというのに、相変わらずハイパーに暑い
ですね



避暑のためにも、映画を観に行きたいとずっと思っていたのですが。
これといって興味を惹く作品が上映されてなかったんですよね。
でもやっと、この作品が公開となりました

レン・ワイズマン監督「トータル・リコール」
言わずと知れた、シュワちゃん主演の同名の作品のリメイクですね。
あらすじは。
人類は世界規模の核戦争のはてに、連邦と呼ばれる富裕階級の生活区域
と、コロニーと呼ばれる労働者階級の生活区域に別れて暮らしていた。
ある日、工場で働くダグラス(コリン・ファレル)は、日々の生活に倦み、楽しい
記憶を売るというリコール社に記憶を買いに出かける。
そこでいきなり警察に囲まれて発砲されたダグラスは、自分でも驚くような
戦闘能力を発揮して危機を脱するのだが。。。
ダグラスの実名の『ハウザー』や、特権階級のトップの名前の『コーヘイゲン』
など、シュワちゃん作品をそのまま踏襲しているといった感じでしたね。
でも、コーヘイゲンって聞くたびに私のアタマのなかでは『広平原』と変換され
てしまうのですが(笑)
この苗字、向こうじゃありふれたものなのかなあ。
私はこの映画以外では聞いたことがないのだけど。
・・・などと、どうでもいいことが気になっている私ですが(^^ゞ
話を元に戻しますと。
この作品、シュワちゃんのときは、火星に送る空気製造機の起動が焦点に
なっていましたが。
今回の作品では、地球のほとんどの地域が核で汚染されて居住不可能に
なっているために、富裕層が住む地域を拡大したくてコロニーに手を出す、
というのが争いのもとになっていました。
それはそれとして、だからといってハウザーという二重スパイを送り込んで、
それをまた記憶喪失のままコロニーの労働者として泳がせておいて・・・などと
いう、手の込んだことをどうしてするのか、イマイチ説得力がないと感じた私。
シュワちゃん作品のときには、最後の最後に間一髪で火星に空気を送りこむ
ことに成功したカタルシスがありましたが。
そのへんも、今作品ではなんだかグズグズな印象でありました(~_~;)
それはともかく。
映像はなかなか斬新で、とてもおもしろく興味深く感じました。
労働層の居住域であるコロニーの、文明はそれなりに進んでいながらも
ゴミゴミしていて希望のない雰囲気がよく出ていたし。
コロニーでは、いつでもショボショボと雨が降っているんですよね。
そして、労働者たちは毎日、地球の裏側にある連邦まで地球の核を通って
通勤しています。
文字通り、判で押したように。
そこがまた、希望のない感じなのですが。
でもよく考えたら、それって今の時代の社会人ほとんどに言えることですよね^^;
いっそ、火星に空気を送るという設定もそのまんまにしとけばよかったのに、
なんて思ったりもしました(笑)
意表を突かれたのが、すごい戦闘能力を持つマッチョな主人公が、いきなり
グランドピアノを流れるようなタッチで弾くところ(^^ゞ
そこにまた、謎を解くカギが隠されているのですが。
でもねえ。
わけわかんない状況にほうりこまれ、円満に暮らしていたはずの妻にも
殺されそうになったあげくに凄い形相で追いかけられ、パニックになっている
この状態で、ピアノを弾きますか。。。(笑)
うーん。
ちょっとなんだかなあ、っていうところが目につく作品でもありました。
で、私の感想としては。
シュワちゃん出演の前作の方が、おもしろかったと思います(^_^;)
"映画「トータル・リコール」を観た!" へのコメントを書く