The大腸カメラ 後篇




さて、前回の続き・・・おばちゃんの大腸カメラの体験記です(笑)

そんなもん、誰が読みたいんや!というツッコミがあちこちから来ている
気がしますが(^^ゞ

ごもっともであります。

でも、そうおっしゃるあなたにも今後、検査を受ける日が来るかも
しれませんしね。

まあ、そういう前向きな考えでお読みくださいませ(笑)



ということで。

さっそく、後篇、始めたいと思います


検査当日は、数日 ロクなものを食べていないにもかかわらずソコソコ元気
ではあったので、こぶた2号が、
「しんどいんちゃうん。タクシーで行けば?」
と言うのを、
「タタタタクシー!もったいない! 電車で行きます!」
と、言下に却下した私。

行きはそれくらい、元気だったんですよ(T_T)



病院に着いて、呼び出しを待って座っていた長椅子の前に自販機があった
のですが。

そこに、大きくアンパンマンの全身の絵が描かれておりました。

はーあ・・・と思いつつ、
「アンパンマーン。お腹すいたよう・・・
と呟くと、横に座っていたこぶた2号が、
「ボクの顔をお食べ」
と言ったので、
「今から大腸カメラやから、食べられへん」
と答えた私。

その会話を、お互いまっすぐ前を見つめながら、ふたりにだけ聞こえる
小声でやりとりしていたそのとき。

おじいさんと、3歳くらいの男の子が通りかかりました。


孫らしいその子が、
「じいちゃん、アンパンマンや!・・・このジュース、ほしい!」
指さしてねだったのですね。

おじいさんは無言で小銭入れからお金を取り出し、孫が指さしているジュース
を買ったのですが。

ガゴン!と落ちてきたジュースをすぐに取ろうとする孫に向かって、
おじいさんのキビシイ一声が。

「ジュースより、まずお釣りをとるんや!」


孫はそんなじいちゃんに慣れているのか、ジュースにのばしかけた手を
止めて、お釣りを取り出したのですが。

「そんで、それをすぐじいちゃんに渡す!」

小さい子とは思えぬ機敏な動作で さっとお釣りを差し出す孫からお金を
受け取りながら、
「そう。それからジュースや!」
と言ったじいちゃん(^◇^)


孫、よく躾けられてるなあ、ってか、孫と祖父というよりは猿回しに近いもの
を感じて、ついニヤニヤしてしまった私。


いやいや。

今はそれどころじゃないな、と表情を引き締めました^^;



それからすぐに名前を呼ばれ、検査が始まったのですが。
最初のうちは良かったものの、腸の曲がり角くらいにくると、けっこうな激痛

もう我慢できない!ってところで、どうやらカメラが引っ掛かったか何かで
動かなくなったようで、看護師さんが上からすごい力でお腹を押さえて、
なんとかまたカメラが進み始めました

そのへんでもう、私としては限界だったのですが


看護師さんが、
「先生が空気を入れながら検査してますからね。オナラしたくなったら遠慮
せずにどんどんしてください。心配しなくても腸はきれいだから、何も出ません
からね」
などと言うのですが。

お腹はどんどん空気が詰まって苦しくなるのに、出そうとしてもまーったく
出ないんですよね。



結局、そのまま検査は終わり、今回は麻酔無しだったので意識がはっきり
していたためか、すぐに先生が結果を教えてくださいました。

とりあえず、腸はどこも病変が無くて、きれいだとのこと。

それはよかったのだけど。


なんだか喉元にまで空気が詰まってる感じで、ベッドから降りるのすら
ひと苦労。

とにかく体をかがめることができないのですね


苦痛を我慢しながら、なんとか着替えたのですが。

その様子を見ていた先生が、
「ウォシュレットを当ててくるといいですよ。ガスがすぐに出るから」
とおっしゃったので、トイレに立ったものの、まーったく出る気配無し

ずーーっと座ったっきりウォシュレットを当てていたので、しまいには湯が
冷たくなってきましたが、それでもお腹はパンパンに張ったまま。


そうするうち視界がチカチカし始め、手足が冷たくなってしびれてきたので、
いかん、このまま意識を失ったら大変だ、と思い、なんとかトイレを出たの
ですが。
出口で、しゃがみ込んだまま、動けなくなってしまいました


そこに通りかかった看護師さんが、
「大丈夫ですか」
と駆け寄ってこられたので、
「大丈夫です・・・む、娘がそこに・・・」
と言いながら、まるで時代劇の芝居のようだなと心の片隅で思った私(笑)

こぶた2号が気づいて走ってきて肩を貸してくれ、長椅子に倒れ込んで
しまいました


その後、しばらくしてまたトイレに立ち、それはそれは長い時間ウォシュレット
のお世話になって、やっとなんとか持ち直しました(~_~;)


現金なもので、空気さえ出れば元気になったのですが。

「ふー。死ぬかと思ったわ。マジで、貧血起こしたのなんか高校のとき以来
やし。でもま、ウォシュレットの水をバケツ1杯くらい使ったから、母さんのお尻
は今すんごいきれいやで」
と言ったら、
「さっきは死にかけとったくせに。具合が良くなったとたんに調子こいとるな」
と呆れていたこぶた2号。

いやはや。

今回はホント、お世話をおかけいたしました^^;


それにしても。

もう二度とこの検査は受けたくないけれど。

もし受けるにしても、今度は麻酔をかけてもらおうと思います(~_~;)

こぶた2号にそう言ったら。


「よったんの後に入っていった70代のおばあさん、笑顔で入っていかはって、
出てきたときも落ち着いて『お世話になりました』って挨拶して、ひとりで余裕で
帰っていかはったで。ちょっとは見習いなはれ」

ううう

だって、ホントにつらかったんだから~~。。。






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