シルバー川柳3
図書館で予約して 長いこと待っていた本を、去年の暮れにやっと手にする
ことができました

『シルバー川柳3』
それでなくたって暮れというのは忙しいものでありますが。
予約本は、最優先事項でありますからね(笑)
風邪が長引いて体も思うように動かせないという大義名分のもと、堂々と
大掃除を放り出して読みふけったのでありました(^O^)
川柳というものはとても面白く楽しいもので、私は大好きですが

そのなかでも、このシルバー川柳はピカイチじゃないかと思うんですよね。
老いの境地を自虐的に、あるいは諦念して詠んでいたり。
自分ももうすぐこういう世界に行くんだなあと思うと、歳をとるのもそう悪くは
ないかも、って思えるところがまたいいんですよね(笑)
ということで、いくつか紹介しますと。
来世も 一緒になろうと 犬に言い
期限切れ 犬にやらずに オレに出す
骨が減り 知人も減るが 口減らず
メイドカフェ? 冥土もカフェが あるんかえ?
一番上の句は、表紙に書かれていたもの。
いや、犬にも選ぶ権利はあるよな、なんて思ったりもしますが(笑)
愛犬家は、期限切れの食品を与えるなんてとんでもない、って言いそう
ですよね。
でも、もったいないからお父さんに食べてもらうわ、ってことでしょうか?(^O^)
お迎えは 何時でも良いが 今日は嫌
九十を 過ぎても気にする 中国産
年寄りに 渡る世間は 罠ばかり
偉そうな 親父の遺言 誤字脱字
お迎えは・・の句、私もすでにこの境地には覚えがあったんですよね。
友だちと電話で話してて、死ぬ時の苦痛は怖いけど、死ぬこと自体はもう
べつに怖くないし、なんてちょっとイキった話をしていたのですが(笑)
離婚も経験し自分なりに辛酸をなめたつもりだったので、そういうことを
言ってみたのだけど。
でもよく考えてみれば、じゃあ今死ぬ?って訊かれたらそれはイヤだなと(笑)
んで、いつ死んでもいいけど今はイヤってことは、つまるところ死にたくない
ってことじゃないかと気づき、自分で自分を嗤ったのでありますが。
まあ、ある程度の年齢になれば、誰でもそんなもんなのかもしれませんね^^;
中国産は、90歳まで無事に生きてこられたのなら なおさらイヤですよね(笑)
しかも最近は中国産だけではなく、国産も怪しいものだし

あ、そういえば。
例の、農薬入り冷凍食品でありますが。
お正月明けからさんざフリーダイヤルに電話するも繋がらず、製造工場に
着払いで送った、というのは前記事のコメントでお話しましたが。
今日になって、朝刊の一面を使って、お詫びと食品の送り先などの告知が
なされていました。
そこに赤字で、『着払い』&『冷凍便』で送るように、とありましたが。
もう普通便で送ったっちゅうに(-"-)
だいたい、ネットも肝心のトコはアクセスが集中しているらしく開かないし、
こういう告知が遅すぎ。
しかも最初のうちは、アホほど大量に食べないと健康被害はないなどと
根拠のない楽観的なコメントを出していたし

何重にもアカンことになっとるよなあ、と朝から眉をしかめた私でした。
・・・って、それはともかく。
話を元に戻しますと^^;
オレオレ詐欺など、お年寄りをターゲットにした詐欺が横行している現状も、
なんとかならないものなんでしょうかねえ(~_~;)
歳を取って心身ともに弱っているところに、そんな衝撃を与えるなんて。
まったくもって罰当たりなことであります

そして最後に、遺言状が誤字脱字だらけとは(笑)
こういうものはアタマがしっかりしているうちに作成するか、もしくは弁護士さん
か誰かに見てもらうなどした方がいいかもしれません(笑)
ということで。
ほかにも、大笑いした句がたくさんありました

挿絵も、これまでのものと同じタッチのクレヨン画で、それがまたいい味を
醸し出しておりました(*^_^*)
私は暮れに読んだのですが、新春の初笑いにもいいかもしれませんね♪
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