虫の世界はおもしろい!(^O^)




正月に読み終えていたこの本。

内容を忘れないうちに、感想を書いておきたいと思います


稲垣栄洋 著  『身近な虫たちの華麗な生きかた』


のっけから関係ない話で恐縮ですが^^;

うちの本棚は大して大きくないため、もう満杯状態。大容量の本棚を持つ人
がホントうらやましいです(T_T)

仕方がないので、大好きな作家のものか ものすごく面白いもの、あるいは
後日必ず読み返すことがあるだろうと思われる本以外は、ほとんど図書館で
借りてすませるようにしているのですが。


この本は、本屋さんで見かけたときに表紙のアゲハ蝶の絵の美しさに
思わず目がとまり、手に取ってパラパラめくるうちに買わずにはいられなく
なってしまったのですね


とりあえず、目次をいくつか挙げてみますと。


ミツバチ         
    働き者は、おばあさん

ジャコウアゲハ    
    美しく舞う策略家

ナナホシテントウ
    カラフルな水玉の謎

ゴキブリ         
    嫌われ者のヒーロー

サムライアリ    
    卑劣なさむらい魂

ケラ    
     おけらだって生きている

カマキリ  
     かまきり夫人の正体

トノサマバッタ    
    哀しきライダージャンプ

スズメバチ    
    武装集団に気を付けろ

ダンゴムシ    
    古代の海の記憶

ハサミムシ    
    母の愛は海より深い


このほかにもまだまだたくさん、全50種類の身近な虫をとりあげ、
その生態がわかりやすく書かれております。


まずこの目次を見たときにヒエッとなったのが、ゴキブリのところ。

虫を怖いと思うことはまずない私ですが、ゴキブリだけは大の苦手。

どれだけキライかというと、殺虫剤のボトルにリアルな絵があるだけで、
一瞬 手にするのを躊躇するくらい。

けれど一応これでもオトナだし(笑)、ヤツの絵にさわったくらいでは実害は
無いというのも理性でわかっているため頑張って買ってきて、一朝事あらば
すぐ襲撃体制に入れるように備えております(爆)


しかるに、この本。

詳しい虫の生態の解説だけが魅力なのではなく、鉛筆で丹念に描かれた絵
も、とても見事なのですね。

リアルに精密に描かれた虫たちは、いまにも動き出しそうなくらい。

なので、虫全般が苦手な方にはおすすめできませんが。

アリやクモなど全く平気な私でも、その絵を見たときはちょっとだけ、
「ほ、ほう・・・」って感じになったくらい(笑)


このリアルさが、ゴキブリの絵にも活かされていたら・・・
そんな危惧を抱きつつ、見てみたところ。

そのへんは挿絵を描かれた方もよくわかっておられたようで、後ろからみた
構図になっていて頭部分は描かれておりませんでした。

なので、ちょっとホッとして、レジに持って行ったのでありますが。


いざ読み進んで、ゴキブリのところに来たときにもう一度見てみたら。

たしかに後ろ半分だけだけど、透けた羽の具合や、毛の生えた肢や産卵管
などがしっかりと描かれておりました


しかもコイツ、ものすごく丈夫だというのはつとに知られておりますが。

放射線に強い耐性を示すため、核戦争が起きて人類すべてが滅んでも、
確実に生き残るだろうと言われているんだとか


著者によると、“どんなに科学が発達しても、ゴキブリに対して我々人類が
持つ有効な武器は、唯一スリッパだけ”なのだそう


ああもう。
さらにキライになっちゃったなあ(>_<)



そうそう、キライといえば。

サムライアリにもびっくりさせられました。

皆さんは、アリの引っ越しというのをご覧になったことがおありでしょうか。

卵やサナギを大事そうに咥え、行列を作ってせっせと運んでいる様子は、
なかなか面白い光景でありますが。

実はあれ、引っ越しではなく、略奪行為だったのでありますね


サムライアリという種は、鋭いあごを持って武装してはいますが、自分たちで
餌を取ってきたりはしない怠け者なのだそう。

そこで、まずサムライアリの女王がクロヤマアリの巣を襲い、その女王を
咬み殺して、自身がその巣の女王におさまります。

そして、その後生まれてくるサムライアリの世話を、クロヤマアリにさせるの
ですが。

そこにいるクロヤマアリが絶えてしまうと、よその巣を襲って、今度は卵や
サナギだけをさらってくるのですね。

そして、それらが成虫になると奴隷にして、餌集めや自分たちの世話を
させるわけですが。

今度は女王を咬み殺したりはせず、のちのち奴隷が絶えたときにまた、
略奪しに行くわけですね。

サムライアリの巣で育つクロヤマアリは、憎っくきサムライアリを同胞と
信じて疑わず、死ぬまで奉仕し続けます。


同じアリでありながら、この違いはいったいどうしたことか。



ほかにも、ミツバチについては、以前ここでも「ミツバチと暮らす四季。
という記事で取り上げましたが。

そのときは知らなかったのですが、ミツバチは成虫になると最初は内勤、
つまり女王や卵やサナギの世話などから始めるのだそう。

そして、ある程度の年数を経てから、蜜や花粉を集めに外へ出ます。

なので、外で見かけるミツバチは、ほとんどがおばあちゃんなのだそう。

老体に鞭打って、最後のご奉公に、危険な外界へ出ていくのですね。


そういえば。

ここ数年、、まったくミツバチを見なくなりましたよね。

以前は、肢に花粉玉をつけた丸っこい体のかわいいミツバチが
飛んでいるのをよく見かけたものですが。


ミツバチが激減していると言われて久しいですが、事態は思っているより
急を要しているのかもしれませんね(~_~;)




身近な虫たちの華麗な生きかた (ちくま文庫)
筑摩書房
稲垣 栄洋

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