これはホントに怖かった~(>_<)




図書館で見つけたこの本。

怪談好きな私には、クリーンヒットでありました

小野不由美 著  『残穢(ざんえ)』


“残った穢れ(けがれ)”とは、タイトルからして恐ろしげでありますが。

内容も想像していたよりも数段怖くて、こぶた2号が夜勤の夜には
読み続けることができなかったほどでした(~_~;)



まずは、著者の紹介から。

ご存知の方が多いと思いますが、ファンタジー作家として有名で、『十二国
記シリーズ』
はテレビアニメで見かけて以来、いつかは必ず読みたいと
思っております。

『屍鬼』は読みましたが、上下巻でかなり長い作品にもかかわらず、
一気に読んでしまったおぼえがあります。とにかく怖かったなあ^^;


んで、今回の『残穢』ですが。

エッセイ形式で綴られており、読者から手紙で怪異譚が届いたことから
話は始まります。

実在のホラー作家の名前なども出てきて、実話のようではありますが、
たぶんまったくの実録というわけでもなく、著者の創作も入っているのだろう
と思われるのですが、そのへん、さだかではありません。

でも何度も言うように、これが本当に怖かったです(~_~;)


最初、その怪異譚を送ってきた読者と連絡をとり、内容を詳しく聞くところ
から始まるのですが。

それはよくある話で、引っ越し先のマンションの部屋で異音がするというもの。

寝室だけが畳なのですが、その畳を軽く摺るというか、何かで撫でるような
音がするのだそうです。


そのことについて調べていくうち、同じマンションのほかの部屋でもいろんな
怪異が起きる部屋があることがわかってくるのですが。

そのうえ、当事者の読者、久保さんという女性なのですが、彼女の前の住人
である男性もこの部屋に越してきてから短期間で体調を崩して部屋を 引き
払ってしまい、さらにその後 引っ越し先で自殺していたことが判明します。


この異常な事態に驚愕した著者と久保さんは、さらにいろんな方面から
調査を開始するのですが。

そのうち、このマンションは以前から人の出入りの多いマンションであり、
また、その近くの一戸建てが立ち並ぶ団地地帯でも、怪異のために人が
居つかない家がいくつかあることがわかってくるのですね。

そのへんから、事態は急激に怖さを増してくるのですが


私が読んでいてすごく恐怖を感じたのは、実は、前に住んでいた家の近くに
同じように人が居つかない家があって、その前を通るたびに不気味に思って
いた、ということがあったからなんですよね。


うちは、日曜日はいつもこぶた1号とふたりで食料品の買い出しにでかける
のが習慣になっているのですが。

そのときに、一戸建てがぎゅうぎゅうに建っている一画を通っていたんです
よね。

狭い敷地に、隣どうし壁をぴっちりくっつけた状態でキチキチに6~7軒
建っていて、そのどれもが3階建ての狭小住宅。


そのなかの右端から2軒目が、通るたびに引っ越しの後で家が もぬけの殻
になっていたり、あるいは新しい住人が入っていたり。

それはもうめまぐるしいほどで、こぶた1号とそこを通るたび、
「あの家、また空き家になっとるやん!」
と、何度驚いたことか。

数えたことはないけれど、3度や4度のことではないし、また、せっかく入居
しても1年続くことはまれで、みな数か月、ひどいときには2か月経たないうち
に空き家に戻っていたこともあったほど。


最初のうちは、左右どちらかの隣がウルサイとか、そんな理由なのかなあと
思ったりもしていたのだけど。

うちも毎日そこを通っていたわけではないけれど、それでもいつ通っても
そこらあたりは静かで、閑静な住宅街といった趣。

住みにくそうでもないやんなあ、なんてふたりで言っていたのですが、そのうち
引っ越しの異常な頻度にドン引きすることになったのですね


つい先日、けっこう久しぶりにそのあたりを通ったのですが。

その家は、門の中に自転車が1台とまっていて、たぶん入居しているん
だろうな、といった感じではありましたが。

あまり生活のにおいがしないこともあって、不気味さにさらに磨きがかかって
おりました。

ということで。


閑話休題。

話を本の内容に戻しますと^^;

その怪異は引っ越した人にくっついて行って、さらにその引っ越し先までを
汚染していることがわかってきます。

その様子は、まるで『感染』が進んでいくかのよう。

結局、怪異のおおもとは北九州の とある旧家にあることがわかり、著者は
他のホラー作家たちや編集者、久保さんとともにそこを訪れるのですが。

廃屋となったその家には、最後に残った住人が怪異と闘ったあとが生々しく
残っているのですね。

その部分を読んだときは本当にゾッとしました(~_~;)


この本、怪談好きな方にはお勧めですが。

怖がりの方は、絶対 読まない方がいいと思います。


私も、ひとりになったときにこの話を思い出しては背筋が寒くなっていたし。

夜中にトイレに立つのが、久しぶりに怖かったです^^;



残穢
新潮社
小野 不由美

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