ニンゲン考。




ワイドショーをはじめ、テレビは かの元野球選手の逮捕報道 一色となって
おりますね(~_~;)


私は、彼が甲子園で活躍していた頃のことは記憶にありますが、かといって
プロ野球ファンでもないし、ましてや彼のファンというわけでもないので、
今回のことについては特に興味もありませんが。


それでも 今日あたりは、報道の方向が糾弾というよりはむしろ同情というか・・
擁護とまでは言い過ぎかもしれませんが、そんな方向へ向かっているような
気がして、違和感をおぼえたんですよね。


彼のブログに書かれていたという“寂しい”という言葉に、いたく同情を寄せて
いたコメンテーターなどもおりましたが。

そりゃね。

ニンゲン、四半世紀も生きてきたら、誰も程度の差こそあれそれなりに
寂しいし、心に大なり小なり、穴も空いていようというものです。


思春期の男の子ふたりを野球の名門の私立に入れて、孤軍奮闘して育てて
いる元妻は、きっと寂しいなんてネゴト言ってる余裕もないと思われるのに。

子どもたちにしたって、野球を志すというからには野球界のスターともいう
べき父親のことを尊敬しているでしょうし、一緒に暮らして野球の話など
たくさんしたいと思っているでしょうに。


彼のブログには、そのお子さんたちと食事をしたあと、並んでいつまでも手を
振っている ふたりの子を見て、そして そのあとひとりで部屋にいる、寂しい、
などと書かれていたんですよね。

いつまでも手を振るふたりを見て、その子らの心のうちを思いやるのではなく、
「俺が」 寂しい、なんて言ってるんだなあ、このヒトは、って正直思ってしまった



彼ら夫婦が離婚に至った詳しい事情を知らない私なんぞが、推測だけで
ものを言うのもナンですが。

母親というものは、よっぽどのことがない限り自分の人生は多少とも犠牲に
したって、家庭は守り抜こうと思うもの。


なのに離婚を決意するというのは、、離婚するより 父親と一緒に暮らすこと
の方が子どもたちに与える心の傷というか、悪影響が大きいと判断しての
ことかと思われます。

実際、最近の彼は、無頼派とか豪放磊落とかいう言葉の範疇を大きく超えて、
とんでもなくタガがはずれていたと思うし。

それやこれや自分で蒔いた種で一人暮らしに至ったというのに、今度は
寂しい、って。。。


それもですが。


なんというか、二面性のある人間というのは、ヤヤコシくてかなわんという
のが 私がこれまで生きてきて痛感していることなんですよね。

二面性のある人というのは、影のところで、人には言えないようなことをして
いる人間のこと。

こんな、犯罪とまではいかないにせよ、妻子をだまして不倫とか、借金とか。

あるいはもうちょっと罪のないところでは、人に対して友好的にふるまって
いながら その実、陰に廻っては、その人物について聴く耳もただれそうな
悪口雑言を吐くとか、内ヅラと外ヅラが極端に違うとか。


こういう人に共通しているのが、なんともいえない胡散臭い雰囲気というか、
不安定な感じがする点。

一見明るくて魅力的な人だったりするのだけど、付き合ううちに妙にいつも
平板にハイというか、仮面をかぶった不自然な感じがするというか。



人というのは弱いものであって、そんな自己矛盾というか、邪悪な内面に
いちばん耐えられないのが ほかでもないその人自身なのでしょうね。


若いうちはそうでもなくても、年を経るうちにだんだんと人物が荒廃していき、
それに伴って心身にも不調を来たし、家族や周りの人間に対して攻撃的に
なったり、あるいは投げやりになったりして、結局、最後には人の信頼を
裏切るようなことにもなっていくのですね。



彼にしても、輝かしいキャリアがあって、あれだけ人を引き付ける魅力を
そなえているのにもかかわらず。

周りに胸襟を開いて、どうしようもなく弱い本当の自分を見せて、誠実に
付き合うことをしてこなかったのもしれませんね。



彼は、以前 お遍路をしていたらしいけれど。

そのときは、何を思って札所を巡っていたのかなあ。

自分が傷つけてしまった家族のことより、「俺が」 ツライ、「俺が」 寂しい、
「俺は」 もっとすごい人間のはずだ、等々。

ずっと 「俺が」 って考え続けて来たのではないかな、と。


こういうことになってしまい、前科がついてしまったうえは、「俺は」 ではなく、
周りに何をしてあげられるか、を考えることはできないのかなあ。

彼の最愛の、いちばん大事に思っているはずの こどもたちには、今度の
ことで大変な苦労を掛けることになってしまったのだから。


「俺が」 ではなく、「将来のあるふたりのこどもたちのために」生きる人生と
いうのも、考えてみてもいいんじゃないかなあ。


他人は好きなことを言うし・・・あの清原が、一時期の面影も無いよ、なんて
言って、また指さして笑うかもしれないけれど。

そんなの、通りすがりの風景のヒトコマであって、何の関係もないし。

そんなことに一喜一憂して、灰皿を叩き割ってやったぞ、なんてブログを
わざわざアップするのは、愚かとしか言いようがないです。


人からどう見えようが、あざけられようが、これからは子どものためを思って
生きてほしいなあ。

それが、今回 傷つけてしまった子らに対するせめてもの贖罪になるし、また、
彼が再生する道であるとも私は思うのですが。



ということで。


なんだか、長くなったわりに思っていることの半分も書けなかった気が
しますが^^;



最後に、今日のお弁当で締めたいと思います(笑)


画像



ま、エラソーなことを言うわりに、私もお弁当を作ってやるくらいしか能が
ないのですが^^;

それでも、こぶたたちには幸せな人になってもらいたいと、心から願って
おります。


運・不運は、いくら親でも どうしてやることもできませんが。

誠実に人と付き合い、暮らしていれば、たとえ逆境にあったとしても、
なんとか立ちあがって生きて行けるでしょうし。

不器用ではあっても、人の信頼を裏切らない、明るい心映えの人であって
ほしいなあ、なんて。


自分を棚に上げ、そんなことを思ったりした、今回の報道でありました。





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