蜜柑と檸檬。




27日(火)の読売新聞の編集手帳に、芥川龍之介の短編『蜜柑』が
取り上げられておりました。


私は残念ながら未読なのですが、っていうか、この作品の存在じたい
知らなかったのだけど^^;

でも、『蜜柑』とくると思い出すのは梶井基次郎の『檸檬』だったり
しますよね(笑)


ま、それはともかく。


この『蜜柑』というのは、芥川が自身を投影したかのような神経質な
男が主人公なんだそう。

汽車に乗ると目の前の席に少女が座り、「私」はいらいらして不快な
視線を投げるのですね。


そのうえ、その少女がトンネルの中で窓を開けたため、汽車が吐き
出す煙が車内に入り込んでむせてしまいます。

しかし直後、少女は窓からミカンを五つ六つ、放り投げるのですね。

それで「私」の心象風景は一変します。

なぜなら、奉公先に赴くらしいその少女は、親がもたせてくれたので
あろうミカンを、見送りに来た幼い弟たちに投げ与えていたからなの
ですね。


日を浴びて窓の外へ飛んでいくミカンを、芥川はとても美しい文章で
描きだしておりました。


うーん。いいなあ(*^_^*)


レモンといいミカンといい、ピッカリしたきれいな色のくだものです
もんね。

文豪が作品にあしらうと、こんなに素敵な情景が現れるんだなあ。

なんだか読んでみたくなりました。



編集手帳はこれだけに終わらず、以前に紙面に載った小学生の詩も
紹介しています。


本を読むと わたしだけの えいがかんがはじまる


うんうん。わかるわかる(*^_^*)

読んだお話を、心の中で映像化して観ているんですよね。

この楽しさに気づけると、人生はホント楽しくなるんだよなあ。


今日から読書週間のはじまりですね(*^_^*)







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