「女人天下」 Part2



こないだ、ここで「女人天下」と言う記事を書きましたが。

あのときはまだ、日によって仕事の関係で観れなかったり、あるいは途中か
ら観たりなど、けっこうゆるいスタンスで作品と向き合っていましたが(笑)

あれからかーなりハマってしまって、近頃では毎回録画してきっちり観て
おります



これは、ちょうど「チャングム」と同じくらいの時代の朝鮮王朝の話なの
ですが。

主人公のナンジョンと言う女性が“側女の子”と賤しめられる生い立ち
から這い上がって、宮廷で権力を得ていく様子が軸になっています。

私は途中から観たので、幼い彼女が正妻やその子どもたちに虐められるとこ
ろなどは見てはいないのですが、今の彼女は帝の正室である中殿の腹心
として暗躍していますね。

まだ宮中へ上がっているわけではなくて、中殿の次兄の側女にすぎないの
ですが、生来の賢さから、陰謀渦巻く宮中の廷臣たちを向こうに廻して、
なんら後ろ盾のない中殿のために働いているようですね。

この中殿は、宮中において有力な後ろ盾のないうえに生んだ3人の子どもは
みな女の子で、男の子を生んでいる側室たちの手前、まことに不安定な立場
なのですね。

それでもその側室たちを、強気と賢明さで中殿が押さえてはいるのですが、
帝の長子福城君(ホクソングン)を生んでいちばん長く帝のそばにいる側室の
敬嬪(キョンビン)とはこれまでも影の死闘を繰り広げているのですね。

また帝というのが、お髭をはやした見かけとは正反対に気弱で人の意見に
右往左往してしまうところがあり、よけいに事態を複雑にしている感があるの
ですが。

ストーリーも目まぐるしく展開して、今日は権勢を振るっていたものが、翌日
には僻地に流されていたりなどしているのですが、それも頼りない帝に原因の
一端があるのは明らかですね(~_~;)



ここ数話では、正室である中殿をないがしろにして奢り高ぶっていた敬嬪(キョ
ンビン)が、王世子(東宮)を呪って亡きものとし、自分の生んだ福城君(ホクソ
ングン)を東宮に立てようとしていたということで責められ、とうとう宮中から
追放されたのですが。

まあ、そういう陰謀をたくらんだことは事実ではあるのですが、追放の直接の
原因となった呪いというのはまったくのでっちあげで、驚いたことにはその策謀
はナンジョンと中殿の企てなのですね。

私がこの作品を面白いと思うのはまさにこういうところ。

今までは、この手の話は主人公が清廉潔白でただ涙にぬれて苦難を乗り
越える的なものが多く、見ていて歯がゆかったのですが。

今回は、敵役の敬嬪(キョンビン)のわかりやすい悪役ぶりも面白いのですが、
それを迎え撃つナンジョンと中殿も負けてはいなくて、生き残るためには相手
を罠に落とすのも厭わないところが見ていて面白いんですよね。


敬嬪(キョンビン)が、カメラ目線でうんうんとうなずきつつ口の端をゆがめて、
「中殿め、必ずやおまえをこの私の足もとにひざまづかせて、命乞いをさせて
やるぞ」
などとひとりでほくそえんでいたり。

かたや中殿も、賢い人なので敬嬪(キョンビン)とは違って人前で敵意を見せ
たりはせず、いつもは威厳ある態度で余計なことは言わない人なのに、ひとり
になったときに、
「敬嬪(キョンビン)。おまえの命運も尽きたな」
などと心の中で言っていたりするところ。

いやあ、面白いです。

面白いし、安心して見てられますね(笑)

主人公たちが弱く優しい心根であったら、もうハラハラして見ていられない
ところですが、ナンジョンなら負けてないし、少々いためつけられてても、
「あーあ。ナンジョンにこんなことして、命知らずやな、このヒトたち」
なんてのんびり見ていられるし(笑)


東宮に立っている王世子というのは、今の中殿とは血のつながりがないので
すが、中殿はきっちりこの子の面倒を見て自分の懐にとりこんでいるのですね。

それも母性愛からというよりはナンジョンと相談したあげくのことで、自分が
男の子を生むまでは王世子を盾にして生き残らなければならないし、まち
がっても敬嬪(キョンビン)の生んだ福城君(ホクソングン)などに世継ぎになら
れては困るから、という理由からなのだけど。

でも当の王世子は中殿を実の母のように慕っていて、妻を迎えたいまも、中殿
が男の子、つまり自分の弟を生むまでは自分も子どもは遠慮すると言って、妻
と同衾していない、というお人よしぶり


この王世子も聡明ではあるのですが父帝に似たのか柔弱なところがあり、
今回の敬嬪(キョンビン)の騒動でも、敬嬪(キョンビン)と福城君(ホクソング
ン)の助命を父帝に願いでたりしているのですが。

こないだ見ていたら、ナレーションが入って、それによるとのちにこの王世子は
帝の地位に就いたときに孝帝としてまわりに尊敬される帝になるのですが、
なんと義母にあたる中殿に毒殺される運命なのだとか


・・・なるほどね。

たしかに、今回も帝位簒奪を企てている敬嬪(キョンビン)と福城君(ホクソン
グン)を葬るよい機会だというのに、
「血を分けた兄弟の屍の上に立ってまで帝の地位に就きたくなどありません」
などと涙を流し、中殿をいら立たせていたっけ(~_~;)

そりゃ、そう感じる方が人間としては正しいのかもしれませんが。

でも、いま泥をかぶってでも彼らの息の根を止めておかなきゃ、のちのち禍の
もとになるのは目に見えているのに。

父帝のほうも、
「糟糠の妻と長子を自分の手で葬り去ることなどできない。私は歴史書に愚帝
と書かれても、それだけはできない」
などと言うんですよね

あんたねえ。

目はどこについてんの、って聞きたいくらいでしたね。

朝臣たちを賄賂で釣り、我が子を世継ぎにするために敬嬪(キョンビン)が
奔走していたのは周知の事実で、それを知らなかったのはあんたと王世子
だけやんか、って(~_~;)



史実に基づいて作られているこの作品、観るたびに興味深くて目が離せ
ませんね。

いま見ているところよりも前の話で、中殿が宮中入りしたばかりのころは廃后
されそうになったりしたこともあったようで、それらもおいおい見て行きたいと
思ってます。


また、この話は宮中の争いだけではなく、市井の人々に至るまで登場人物
が多くて、いろんなエピソードが盛り込まれているし。

ナンジョンを心から愛して、ずっと陰から助け続けていたキルサンという青年
もいましたが。

残念ながら彼はついこのあいだ、襲って来る敵からナンジョンを守るために
死んでしまうという、ドラマチックな展開もあったり



けっこうな大河ドラマなのでとりとめのない紹介になってしまいましたが(^^ゞ

もし、皆さんの地域でも放映されているようでしたら一度ご覧になってみて
ください。

私のようにハマること請け合いです(笑)








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この記事へのコメント

なおみん
2010年04月16日 11:13
清廉潔白なヒーロー(ヒロイン)と打たれ強い
ヒーロー(ヒロイン)。
日本人気質と韓国人気質の差かな?
すばらしい!と思える理想像の中にもお国柄が
現れているようでおもしろいです。
2010年04月16日 12:13

妻不満・・・夫我慢で・・・40年・・・うひひひひ(*^_^*)
2010年04月16日 21:18
なおみんさん、こんばんは
なるほど、国民性の違いかもしれませんね(*^_^*)
これまでは、主人公がつらい目に会ってると見てるのが辛かったりしたのですが、この作品は安心して見ていられるところがいいです
敬嬪(キョンビン)は本日、とうとう処刑されてしまいましたね。中殿の勝ちです(笑)
2010年04月16日 21:20
バカボンさん、こんばんは
この話は、夫(帝)の知らないところで妻たちが死闘を繰り広げております。
おっそろしいお話ですよ(^^ゞ
2010年04月17日 08:05
どうにも あのて 名前が覚えられなくてーー 投げております すいません
2010年04月17日 15:30
seiziさん、こんにちは
中殿はチュンジョン、帝はチョーナー、残った側室はピピンにチャンビン。私、けっこう覚えましたよ♪
2010年04月18日 12:41
この複雑な人間関係の設定についていけない~(^^ゞ
2010年04月18日 15:48
一見複雑に見えますが、基本は正室と側室の争いですね。正室に男児がいないのが話をややこしくしているのですが。
大臣たちもあっちについたりこっちについたり。男の方がこういう場合、節操がないかも(笑)
miyo
2010年04月19日 01:08
ドラマか…『高校教師』に大ハマリだったな…古い!(笑)真田広之さんと桜井幸子さんの相性の良さと、現実に高校生と高校教師が恋愛(卒業後、大学卒業まで待って結婚)してたのが身近にいた事で「わ~い現実はドラマと違うぜ~」というギャップで夢中でした( ̄∀ ̄)
2010年04月19日 18:01
miyoさん、こんばんは
ああ~、『高校教師』
あれはたしか結末は悲劇的だったけど、意外と身辺に先生と生徒の結婚ってありましたよね(*^_^*)
私も高校時代は英語の先生が好きだったので、けっこう憧れましたが。
いかんせん、その先生はすでに既婚でどうにもなりませんでしたね(笑)

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