「黒い家」




数日前は、暑さにもひと区切り着いたかと思われた関西地方ですが。

昨日・今日と34度近くまで気温が上がって、またまた酷暑となっております

こんなときは、ホラー小説に限りますね(^O^)


ということで。

今回読了したのはこの本。

貴志祐介著 「黒い家」


このブログによくコメントをくださるひまわりさんが面白いとおっしゃっておられ
たので、図書館で予約しました(*^_^*)

この作品、第4回日本ホラー小説大賞受賞作だったのですね

それもあるし、タイトルもいかにも怖そうな感じで、ばんばんポルターガイスト
なんぞが起きる家の話かと思い、ワクワクして手に取りました♪



生保会社に勤める青年、若槻がデスクワークをしているところから物語は
はじまります。

死亡保険金の請求書類に目を通しているのですが。

朝から、いろんな死亡案件を目にしているのですね。

そこから、生保の仕組みの説明などに話は移り、ちょっとあれれと思った私^^;


話は変わりますが。

ジャンルを問わず乱読しているように見える私でも、苦手分野というものは
あって、それはいわゆる社会派小説というやつ。

現実の枠にガチガチに嵌ったお話ですね。

だからこそ、今回もホラーに手を出しているわけですが(笑)


しかるに、生命保険の仕組みの説明やら、主人公が先輩とともに問題のある
顧客と面会をした時の話などが延々と続き、なかなかポルターガイストの家
が出てこないのでありますね(笑)


心の中でじれじれしつつも、我慢して読んでいた私ですが。

それも、ほんのしばらくの間のことでした。

話が進むにつれて、その面白さにぐいぐいと引き付けられていきました



内容としては、まあ平たく言えば、ご想像通りの保険金殺人の話なのですが。

生命保険の顧客の息子である小学生の男の子が自宅で首つり自殺をし、
その家を訪問していた若槻が第一発見者となります。


顧客である両親にいろいろと不審な点があり、警察も動くのですが、結局
子どもの死は自殺として片付けられ、保険金が支払われることとなります。

それに納得のいかない若槻。

彼の家族も昔、自殺をしており、そのトラウマがいまもなお彼を苦しめている
のですが。

今回の事件の進捗とともに、過去の自殺事件の謎も解けていくのですね。



タイトルの「黒い家」とは、小学生が自殺したその家のこと。

黒い板塀に囲まれたその家は、老朽化が激しく、なんだかわからない饐えた
臭いが充満している不吉な家です


若槻をその家に呼びつけた顧客というのは、菰田という男。

若槻と一緒に息子の死体を見つけたときの彼の様子に違和感を持つ若槻。

その後、子どもは菰田の実子ではなく、妻の連れ子であることがわかります。

そこで若槻は菰田に疑いの目を向けるのですが。


もちろん、こうなったからには菰田が何もあずかり知らぬというわけはないだ
ろうと私も思いましたが。

でも・・・これには裏があるだろうなあ。
菰田ではなく、黒幕はこのヒト?

そんなことを思いつつ読み進んでいった私。


あてずっぽうな推理はいちおう当たっていましたが。

物語の展開は、はるかにその上をいっておりました^^;



結局、ポルターガイストどころか、幽霊は一体も出て来はしませんでしたが(笑)

それでも充分、背筋が寒くなる怖いお話でした


面白い本を勧めていただいて、ありがとうございました、ひまわりさん(*^_^*)



黒い家 (角川ホラー文庫)
角川書店
貴志 祐介

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 黒い家 (角川ホラー文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル






ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 20

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

2012年08月17日 23:41
あぁ~~ 懐かしい!これ親が買ったからそのまんま家にあるんだよ~~
映画の大竹しのぶも恐かったし 確かに寒くなるお話だよね^^;
社会派?池井戸潤だったかな~~ 銀行モノ書く人のそこそこ面白かったよ~~^^

2012年08月18日 00:24
読書感想文は完璧ですね(^_^)
興味をひいてしまう文章、、、こちらもドキドキしてしまいます。
本の裏表紙に記載されている文章よりも興味ひかれますよ(^_^)
ひまわり
2012年08月18日 00:33
紹介いただきありがとうございます^^
キーブーさんの文章力には引き込まれます。
少しは涼しくなって頂けましたか^^;
きょうも暑かったですね~‼
ホラー小説は恒川光太郎の「夜市」に感銘
を受けたのがきっかけで読み始めました。
こちらも大賞を獲っています。

こちらこそいつも面白い本の情報を
ありがとうございます(*^_^*)
キーブー
2012年08月18日 18:49
まるおおさん、こんにちは
これ、映画化されてたんだ~、知らなかったなあ。
大竹しのぶ・・・ハマりすぎてて怖いわ。でも絶妙な配役かも^^;
社会派のものも、海外のだと面白く感じるんだよね。なんなんだろ。自分の周りの、見知った光景がダメなのかなあ(~_~;)
キーブー
2012年08月18日 18:51
たかじいさん、こんにちは
またまた、最大級にお褒めいただき ありがとうございます(*^_^*)
褒められて伸びるタイプの私としては、ホント励みになります(笑)
おだてられると木にも登っちゃうキーブーなのですよ♪
キーブー
2012年08月18日 18:56
ひまわりさん、こんにちは
想像してたのとはまったく違うタイプのお話でしたが、とても面白かったです。ありがとうございました
ホントここ数日は暑いですもんね。今日は今日とて、突然の雨にもやられちゃったし。まあ夏だし、ずぶ濡れも風物詩のひとつですよね(笑)

恒川光太郎の「夜市」ですか。ふむふむ。それも要チェックですね(^^)
これからもまた、面白い本があったら教えてくださいね♪
2012年08月18日 19:03
ほんと わたしネ ホーラー物は読まない だって ホント 怖いんですもの!
2012年08月18日 19:32
こんばんは。
最近かなり売れてきている貴志氏ですが、貴志氏といえばやはりこの作品だと思っています。
怖いのは苦手なんですけど、ついつい読み直してしまうのです。
今の版の表紙はこんなに恐ろしいんですか・・・・・・。
私の持っているのもぼんやりと怖い表紙なんですが、ここまで露骨に怖いとは(笑)。
2012年08月18日 23:12
>ホラー小説に限りますね
恐そうと思ったら
>ポルターガイストどころか、幽霊は一体も出て来はしませんでしたが
ちょっと残念な気がする
夜中、トイレに行けましたか
2012年08月19日 06:58
そうか、なんか見たような聞いたようなタイトルと思ったら、大竹しのびさんがでていた映画だったんだ。

ホラーは、だからどうした?と思ってしまうから・・・苦手。
キーブー
2012年08月19日 17:26
seiziさん、こんにちは
これは、ホラーといっても幽霊はまーったく出ません。人間の心の邪悪さを描いた作品なので、seiziさんも大丈夫。夜中のトイレも怖くないですよ♪
キーブー
2012年08月19日 17:30
kemochimeさん、こんにちは
貴志氏の作品、すでに読み込んでおられるのですね。さすがkemochimeさん
この作品、怖いというよりは、人の心の邪悪さに暗澹としてしまうといった感じでしたが。
私は、読み直すことはないと思います。この犯人にはもう会いたくないし(笑)
あら、表紙が変わってるんですね。
でもこの表紙、どうなんでしょうね?凶器がわかっちゃうんですけど。。。(^_^;)
キーブー
2012年08月19日 17:34
もうヘトヘトさん、こんにちは
主人公の身辺が危うくなるにつれ、それを予言しているかのような悪夢を見たりはしているのですが。
オカルト的な面はそのくらい。あとはもう、生きてる人間の怖さですね。
夜中のトイレ、ぜんっぜんOKでした(笑)
幽霊は防ぎようがないけど、生きてる人間なら、戸締りをちゃんとしてれば防げますしね(^◇^)
キーブー
2012年08月19日 17:38
ねこのひげさん、こんにちは
>ホラーは、だからどうした?と思ってしまうから・・・苦手。
そうなんですか~
私は、それで どうしよう?!って思っちゃいますが(笑)
特に、オカルト的な作品は怖くて好きです。なんたって、まったく知らない世界ですからね(^O^)
miyo
2012年08月20日 01:27
映画は観てるのだけれど、原作は読んでないのよね。大竹しのぶさんの怪演が凄いわよ(^_^)あの方って普段から見ようによっては恐いじゃない(笑)で、映画は韓国か中国版もあるのよねぇ。相変わらず韓国映画と中国映画の違いが分からん私です(^_^;)日本のと違って湿気感みたいのがなく、グロさを出してるかな。
キーブー
2012年08月20日 17:35
miyoさん、こんにちは
大竹しのぶさん。彼女は怪優ですよね(^O^)
昔、さんまが彼女に仕事を減らして家にいてくれと言ったのは、どう考えても無理だし見当違いなことだったなあと思います(笑)
原作を読む限り、湿気をとばしてグロさのみで映画を作っちゃったら、ただのモンスター映画になっちゃいますよね。サイコパスが出てくるだけという感じの。
それだとほんとの怖さが表現できないような気がするんだけどなあ(^_^;)
智哉子
2012年11月22日 21:48
実はお笑い向きの作家さんもホラー。

貴志さんの「黒い家」、怖かったなぁ。
でもページをめくる手が止まらないのは自分でも怖かったなぁ。
そんなに怖いモノ見たさなやつだっけ?、と。

一方でこんなホラーもあるんだ!って思ったのが、
櫛木理宇さん『ホーンテッド・キャンパス』。
これは面白かったですよ。
青春モノとのミックスで、怖すぎないのが
登場人物や作品のおもしろさを引き立ててます。
ホラーが脇に回るというのが、ちょっと目新しい感じ。
新人さんだけあって、ネットの情報は少ないの
ですが、詳しいサイトが見つかりました。
http://www.birthday-energy.co.jp/

ホラー大賞で賞を取るってのは、大変そう。
怖い一辺倒じゃなくて、変化球も必要なんですね。
キーブー
2012年11月22日 23:18
智哉子さん、こんばんは
そして、いらっしゃいませ
この作品、怖かったですよね。
怖いと同時に、なんともいや~な感じがしたし(笑)
貴志さんの「悪の教典」は映画化されてますね。ご覧になりましたか?(^^)

「ホーンテッド・キャンパス」ですか。初耳です。
タイトルどおり、キャンパスが舞台になるのですね。
学校が舞台になるというと、私たちの世代では「キャリー」とか「サスぺリア」なんぞが浮かびますが・・・古いですね。しかもホラーが脇に回ってないし(笑)
13日の金曜日シリーズも・・・って、あれは林間学校かなんかでしたよね(^^ゞ

ホラーはいろいろ出尽くしてるし、賞を取るのは難しいでしょうね。怖いだけじゃダメでしょうし(^^ゞ

この記事へのトラックバック