SQ 魂の知能指数




昔は、IQ(知能指数)が人間の能力の指標とされていましたよね。

私も子どものころ、テストを何回か学校で受けさせられましたが。

そのなかの図形のヤツ、四角い箱がいくつも積んである図を見て何個ある
か答える、というのがホント嫌いだった私

もちろん目に見える分だけではなく見えない分、つまり向こう側に積んで
あるものも想定して答えなければならないわけですが。

わかる・わからないと言う前に、その作業がもうめんどくさくて意味がない
気がして・・・などというヨソゴトを考えているその時点でもう、集中できてない
ということですよね(笑)

あれ、たぶん間違いまくりだったんじゃないかなあ^^;


私の記憶では、たしか親にはテストの結果が知らされていたようで、弟の
結果がずば抜けて良かったと母が喜んでいた覚えがあります。

行く末が楽しみだから、最大限に伸ばしてあげるように、って先生に言われ
たとか何とか、大層な喜びようで、その後、弟本人はまったく望んでいない
習い事などをいくつかさせられて、すべて挫折していたし(笑)

「ねえねえ、あたしの知能指数はどうやったん?高かった?」
との私の問いには、
「え?・・・ん~・・・まあまあかな」
と、気乗りのしない返事をしていた母。

やっぱ、ダメだったみたいです(笑)


閑話休題。


そんな時代が過ぎて、1990年代の中頃にはダニエル・ゴールマンという
学者が、こころの知能指数・EQもおなじように大切であると提唱し、注目を
集めました。


EQとは、自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする
知能を指し、「社会的知性」ともよばれています。

いくらIQが高くても、他人に対する共感が乏しくてまわりの状況が読めず
孤立しがちだと、せっかくのIQも活かすことができないし。

EQは、IQを効果的に使うために、なくてはならないものなのですね。



そして、21世紀を迎え、さらに第三の“Q”、精神的知能、略してSQ
大切であることがわかってきたのですね。

広い豊かな視野に立ち、自分の行動や人生に意味を見出す能力、SQ。

SQはIQとEQの両方を効果的に機能させるために必要な土台、まさに
究極の知能といわれています。


そのSQについて詳しく書かれているのがこの本。

ダナー・ゾーハーイアン・マーシャル著 『SQ 魂の知能指数』


IQ,EQ,SQの役割とそのあり方がよくわかる部分があるので、一部抜粋
してみます。


コンピュータはIQが高い。何がルールか知っていて、間違うことなくその
ルールに従うことができる。
動物はえてしてEQが高い。周囲の状況を察知する能力に長け、どうすれば
うまく反応できるか知っている。

だが、コンピュータも動物も、なぜそのルールがあるのか、なぜそういう
状況になっているのか問うことはなく、そのルールや状況を変えたり改善
したりできるのかどうか訊くこともない。

彼らは限界の中で動き、“有限のゲーム”をしているのだ。

私たち人間はSQのおかげで道徳観を持ち、厳しいルールを理解と同情で
和らげることができ、同情や理解が限界に達したら、もはや限界だと悟る
こともできる。

私たちはSQを使って善悪の問題に取り組み、実現していない可能性を心に
描き、大志を抱き、たとえ泥の中にあっても自分を奮い立たせるのだ。




著者のダナー・ゾーハーとイアン・マーシャルは夫婦で、妻・ゾーハーはマサ
チューセッツ工科大学やハーバードで物理学や哲学など幅広く学んだ研究者で
あり、夫・マーシャルは精神分析家。

ゾーハーは多忙ななか、二児を生み育てていますが。

エリートで私生活も充実しているゾーハーも、これまでずっと順風満帆で
生きてきたわけではなく、何度か人生の危機に遭遇しています。


幼いころに両親が離婚し、継父はたびたび転職し浮気を繰り返し、非常に
知的だった実母は“あまり考えすぎなくてもいいように”クスリに依存し、
のちには“ぜんぜん考えなくていいように”自殺をした、とのこと。

親しい親戚もほとんど遠くに引っ越してしまい、彼女自身も6回転校して、
温かみのある人間関係には縁のない子ども時代を過ごしたようです。

そんな境涯に挫けることなく勉学に励み、キャリアを積み、公私ともに
成功した彼女ですが、成功したのちにも精神的な危機があり、セラピストに
かかったこともあったとか。


人生においていろんな経験をして、いろんな苦しみを味わってきたことが、
彼女の研究にも生きている気がします。


思うに、若いうちは頭が良くて気の利いたことを言い、場の空気が読めさえ
したらそこそこ楽しく生きることができ、魅力的な人にも見えると思うのですが。

そのまんま、苦しみも挫折も味わわず、すなわちSQを磨くこともなく歳をとって
しまうと、いろんな面で行き詰ってしまうような気がします。

人は痛みを知らなければ他人の痛みもわからないし、挫折の経験がなければ
人間の弱さも本当にはわかりませんもんね。

私自身のことも含めて、とても考えさせられました。


昨今は、中高年に至ってから精神的な危機にみまわれる人が多いとも言われ
ますが。

そういうときも、SQは暗闇を照らす松明となって、我々を導いてくれるのだ、
との一文もありました。


これまでは、ただ対処療法的に行き当たりばったりの人生を歩んできた私
でありますが(笑)

これからでも頑張ってSQを磨いていかなければ、と思った次第です^^;


私たちはめいめい、“自分の歌”を歌わなければならない。
ダナー・ゾーハーのこの言葉、心にしみました(*^_^*)



それと、付け足しですが。

この本は、そういうガチガチな面だけではなく、自身の性格タイプ別にSQを
高める方法なども書かれており、いわゆる性格テストなども載っているので、
それををちまちまとやってみるのも楽しいかと思います



それにしても。

仏教・キリスト教・量子物理学・脳科学など、いろんな分野から多岐に渡った
説明がなされていて、著者の見識の広さに感じ入りました。

これだけすべてに渡って見通せるほどの人でも、人生の苦しみを避けて通る
ことはできなかったんだなあと思ったり。

というか、そういう人だからこそ人生におけるハードルも高くて、苦しみも
凡人より多かったのかなあ。


ま、どっちにしても。

凡人のなかの凡人である私は、もう少し気楽に、とは言っても残された時間は
少ないので時間を有効に使って、SQすなわち魂を磨いていきたいと思った
ことでありました。



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この記事へのコメント

りぃー子
2013年07月24日 20:51

私たちはめいめい、“自分の歌”を歌わなければならない。

胸にしみる言葉ですね。
そういう風に生きていきたい・・・と、素直に感じました!
2013年07月25日 05:06
魂を磨いたらその魂を動かしましょ!

よっ、同級生
まだまだ時間はたくさんあるって~(笑)
お互いに自分の道、細くたって凸凹だって
堂々と真ん中あるきましょ
2013年07月25日 15:00
キープーさんは勉強家ですね。感心しました。
本の内容を簡潔にまとめるところなど、大したものだと思います。
苦労にめげず、明るく生きてきた人・・・だけど、自分の今の立ち居地が気になって、時々わが身を振り返ってみる。それには本を読むのが一番。
よく本を読む人は賢い人です。SQなんて、はじめて知りました。
当方はかなりの老人ですが、時々寄らせて下さいね。
キーブー
2013年07月25日 17:23
りぃー子さん、こんにちは
これ、いい言葉ですよね。もっとほかにも印象に残った言葉や文章があったのですが、紹介しきれなかったのが残念です。
わかりやすい言葉を使って説明されているので、専門知識がなくても特に躓くことなく読了できました。
りぃー子さんも、もしよかったら読んでみて下さいね
キーブー
2013年07月25日 17:30
ひばり組らん太郎。さん、こんにちは
そう。磨いた後は動いてそれを活用すること。お尻の重い私には、そこが一番のハードルかも^^;
時間・・・まだまだあるかなあ(笑)
こないだの腫瘍マーカー騒動から、いろいろと考えることも多くて、人の命はわからないものだなとか思ってみたり(笑)
らん太郎さんはエネルギッシュですもんね。寝てる時間がもったいない、って以前書かれてるのを見てすごいなあと思いました。私は時間があったら寝ていたい方なんで(自爆)
でも、同級生同士ということで、なんだかとても親近感を感じています。お互い、頑張ってそれぞれの歌を歌っていきましょう(*^_^*)
キーブー
2013年07月25日 17:35
あきさん、こんにちは
お褒めいただき、ありがとうございます(*^_^*)
でも、ちょっと褒め過ぎかも(笑)
私は確かに本を読むのが好きですが・・・玉石混交もいいところで、むしろ石ころばっかり(自爆)マンガやオカルト系も読むし、雑食もいいところです^^;
SQについては、読了はしてもちゃんと芯のところを把握できているかどうか怪しいものではありますが、私なりに今後に生かしていきたいなと思ってます。

あきさんのブログ、先ほど寄らせていただきましたが、とてもためになりました。
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします
2013年07月25日 17:45
Bonsoir
私は神童だったのです?何の?
齢を重ね、やっと理解できました?
まだかな?
ただのオッサン
(⌒-⌒)ニコニコ...
2013年07月26日 09:22
知能テスト、苦手でした。■▼図形など、そもそも向こう側に積んである箱の数を予測するなんて「これが解けたからって、何の意義があるの?」って感じで、やる気ナシでした
テスト結果が悪いと、親には嘆かれて、自分は知能指数が低いかと思っていました。でも、なにもIQだけが知能指数じゃなかったんですね!(^^)!!うわあ~♪本当は頭良かったんじゃなかろうか? 挫折なら、任せといてちょうだい!
キーブー
2013年07月26日 21:59
春夏冬さん、こんばんは
おっ、春夏冬さんも神童だったのですね
神童って、思ったよりもたくさんいるような(笑)
そんで、今はフツーの人ですか。たぶん神童のほとんどが、フツーの人に育つものと思われます(^O^)
キーブー
2013年07月26日 22:05
ぬえさん、こんばんは
ぬえさんも、そんなヨソゴトを考えて集中してない子どもだったんですね(^O^)
私も多分、IQは低かったんだろうなあ。そんで親は下の子が優秀と知ってすごく喜んだんだろうなあ(笑)
まわりの状況を見て、人の気持ちを汲むことのできるEQと、人生における意味や意義を考えて自分を高めていくSQ、と私はおおまかに捉えているのですが。
これらの方が、IQよりはるかに大事ですよね。
ぬえさんは挫折に強いタイプですか~
私は、なんとか乗り越えてきたけどもう限界なので、これ以上は挫折はいらないです(爆)
2013年07月27日 00:53
私達は、SQと聞いたらSQL
挫折を楽しめる心の余裕があるといいわね。
2013年07月27日 19:58
私、SQは高いぞ(爆)
IQテストってやった事あるのかな?記憶に無いのよね。あれ?もしかしてそれすら覚えてないIQなんだろか!
この本、凄く興味があるから本屋に行って買っちゃおうかな。そして高めるのさ!←何を?(笑)
キーブー
2013年07月28日 16:04
もうヘトヘトさん、こんにちは
ん?SQL?と思ったんで、今、検索してみたのですが。
ITの専門用語なのですね。説明を読んでみたけどイマイチちんぷんかんぷん^^;
挫折はチャンスともいいますもんね。
その時はそんなふうに思う余裕はないですが、後になってみるとなるほどと思ったりもしますよね(^^)
キーブー
2013年07月28日 16:09
miyoさん、こんにちは
はい、皆さんIQは自信ないけどSQなら、っておっしゃる方が多いみたいですね(爆)
あれれIQテストをやったかどうか覚えてないのかあ(笑)
私たちの頃は強制的にやらされたけど・・・どうだろね。miyoさんの頃は人権とかいろいろうるさくなってきてただろうし、廃止になってたのかもね。
うん。本屋さんで買って、高めるのもいいかもね。何を?って、SQでしょ?(^◇^)

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