映画『 空海 ―KU-KAI― 美しき王妃の謎 』を観た!



映画 『空海』 を観た! って・・・そりゃいつの話やねん、って感じですが(自爆)

ホントもう このところ、ついつい雑事に取りまぎれて、ブログの更新が
滞ってしまっております


今回も、自分では そんなに間を開けたつもりはないのに、ふと気づくと
前回の更新からはや1週間が経とうとしている有様


いやはや、いやはや(~_~;)



ま、いつもこんなことばかり言ってるのもナンなので、さっさと映画の紹介に
いきたいと思います(^O^)


画像



この作品は、夢枕獏の小説 『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』 を実写化した
歴史ドラマだというので、楽しみにしてたんですよね。

全4巻で、とても面白い小説だったのですが。


これは以前に、沙門 空海 唐の国にて鬼と宴すという記事で紹介して
いますので、よろしかったら こちらもどうぞ♪



さてさて。

映画の方ですが。


楊貴妃の死にまつわる怪異が軸となり、その謎を 若き青年僧 空海と、
まだ無名の詩人である白楽天のふたりが解き明かしていくのですが。


楊貴妃の死というのは、空海が入唐するより はるか昔の話で、当時 日本人
でありながら宮廷で重く用いられていた阿倍仲麻呂の時代のことなのですね。


そのときに絡まったままになっていた因縁が、楊貴妃の死後から遥かな年数
を経た このときになって、怪異となって発現します。


画像



いやあ、それにしても、この楊貴妃の美しいことといったら

それと、楊貴妃のために開かれた宴の豪華さにも目を奪われました。


まさしく、映像美そのものでありました(*^_^*)


画像




また、染谷将太の演じる空海の、魅力的なことといったら

挙措動作に こだわりがなくて、自然体なところが とてもよかったんですよね。


白楽天に、遊郭のようなところへ連れていかれるシーンがあったのだけど。

まだ若いのに、ゆったりと微笑みを浮かべて舞う女たちを眺め、うながされると
躊躇する様子もなく立ち上がって、女の手を取り、舞ってみたり。


頭を丸め、質素な衣をまとった空海ですが、穏やかな風貌でありながら、
その体じゅうから自信と知性が滲み出ておりました(*^_^*)




そして、怪異の原因である楊貴妃の死の謎ですが。

これはもう、悲惨のひと言。

玄宗皇帝や、その周囲の思惑に振り回されたあげくの悲しい死でありました。



また、楊貴妃のそばに仕えていた二人の青年たち。

彼らもまた、渦中に巻き込まれて、ひとりは その地を去り、もうひとりは
楊貴妃が死んだのちも そこを離れられずに、人生を狂わされていくのですね。


同じように楊貴妃の死を目の当たりにした ふたりですが、その後の生き方は
まったく違うものになります。


どちらが良いかといえば、それはもう一目瞭然ではあるものの。


恨みを忘れられず、苦しんで苦しんで、あげくに関係のない人たちの命を奪い、
この怪異のもとを作ることになった青年の人生も、悲惨でかわいそうだと思った
んですよね。

それも結局、空海と白楽天のはたらきで、救われるのだけど。


その顛末を見ながら私が思ったのは、人生は本当に人それぞれだなあ、と
いうこと。

まあ、あたりまえのことなんだけど(笑)


人それぞれで、どんな一生も それじたい完結していて尊いものなんだなあと
しみじみ思ったんですよね。


少なくとも、優劣などは基本、ないんだろうなあ、って。



うまく生きていけなくて、転びに転んだり、苦しんで七転八倒したり、あるいは
周囲に迷惑をかけてしまったり。

どんな無様な一生であろうとも、最期の最期には救われるものなのだなあと
思ったことでありました。


登場人物たち、それぞれの人生に、神様のあたたかいまなざしが注がれて
いるような気がしたし。


自分なりに納得のいく生き方をすればいいということなんでしょうね。


・・って。

文字にすると陳腐な感じですけどね^^;



それと。

映画が終わったあと、字幕のときに流れていた曲がまた、なんとも印象的な
心に残る曲だったんですよね。

洋楽だったのだけど。

“おのれの人生を他人に決めさせること勿れ”という歌詞がまた、この作品に
ぴったりだなあと思ったことでありました。



ちょっと今、ユーチューブでその曲を検索して聴いてきたのですが。

やっぱり、いい曲だなあ(*^_^*)


映画を観たときの感動がまたよみがえってきました。


興味のある方は、「映画 空海 挿入歌」 で検索して聴いてみて下さいませ。




最後、蛇足ですが。

唐で空海が教えを受けた高名な阿闍梨・恵果が、あまたいる弟子たちを
さしおいて、ただひとり空海に密教の奥義を授けたのは有名な話ですよね。


映画のラストで、その理由がわかりました。

とはいっても、それは このお話の中だけのことなんですけどね。


その顛末もまた、感動的でありました(*^_^*)





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この記事へのコメント

へるぞう 
2018年04月10日 06:07
おはようございます。
楊貴妃は元々、玄宗の息子の妃で、玄宗がそれを取り上げてしまったわけです。玄宗は開元の治という、唐の繁栄をもたらした名君でしたが、楊貴妃を傍に置くようになってから、戦時に関心を向けなくなってしまいました。楊貴妃が傾国の美女と云われるのも、それが原因でしょうね。
2018年04月10日 08:11
おはようございます
>怪異の原因である楊貴妃の死の謎ですが
女って美人に生まれても辛い
>ただひとり空海に密教の奥義を授けたのは有名な話
その謎がしりたい
2018年04月10日 09:07
へるぞうさんとヘト姉さんのコメントを
読み比べると
同じブログへのコメントなのかと
奥深さを 感じるなぁ‥‥
人生も ブログも 
色々あって それがよいらしい
 ♪( ´θ`)ノ

って わたしも その謎しりたい!!
2018年04月10日 09:48
うん 私も謎しりたいぞ?!
2018年04月10日 11:07
相変わらず、とても分かりやすくて面白い解説でした。
ありがとう!!
「空海」・・・これ絶対に見に行こうと思っていました。

↑うんうん、私もその謎が知りたい!!!!
2018年04月10日 14:31
↑うんうん、ボクも知りたい。

中国の歴史小説っておもしろいですよね。
ありえない悪人や心清すぎる方々。
三王五帝に始まり清朝まで。
久しぶりに古本引っ張り出してみよう。

現代中国はあまりおもしろくありません。
2018年04月10日 16:23
だめ。
キーブーさんの映画解説は、ヘタな広告PRより上手すぎる。
見に行かなきゃって気にさせる。
これで、何度だまされたか…!!!(ウソ)

つうか、最近、映画を見に行く暇がない。
いいような、悪いような…。
でも、見に行きたい。そして、みんなが知りたがっている謎をネタばれさせたい。(笑)
キーブー
2018年04月11日 18:12
へるぞうさん、こんばんは
はい、息子の嫁を 取っちゃったわけですね^^;
聖君だった玄宗が、楊貴妃を そばに置くようになってから政事がおろそかになったのは、まあ 楊貴妃のせいもあるのかもしれないけど、たんに老耄しちゃったのかも。そのせいもあって、寵姫に のめりこんで 歯止めがきかなくなったのかもしれませんね。
国を傾けるほどの美女。うらやましいですが(笑)
ま、そうじゃないからこそ、平穏な毎日が過ごせるわけですね(^O^)
キーブー
2018年04月11日 18:17
もうヘトヘトさん、こんばんは
ホントホント。あまりにも美しすぎると、人生も波乱にとんだものに なっちゃいますね。そんなことにならなくて よかったです・・って、負け惜しみ(^O^)

この謎って、ホント有名な話ですよね。
恵果は大阿闍梨で、弟子も ものすごい数がいたのに。
外国人で、しかも弟子でもない空海だけに奥義を授けたんですよね。一説には、空海が来ることを予見していたともいわれているし。
映画の中では 謎は解けてますが、これは史実ではないんですよね。
いったいどうしてなんだか、私も知りたいです
キーブー
2018年04月11日 18:22
└|∵|┐高忠┌|∵|┘さん、こんばんは
ぶはは~~
ホントそうですね。食いつく場所が 人それぞれで・・コメントをもらう方としては、そこがまた楽しいんですよね(*^_^*)

恵果は、どうしてまだ会って日も浅い外国人の空海だけに奥義を授けたんでしょうね。まあそのへん、修行を積んだ者だけにしか わからないんでしょうけど。
空海じたい、ミステリアスな人でもありますし。
その足跡は日本じゅうにあるし・・・名前のとおり、スケールの大きい人ですよね。畏れと憧れを感じます。
キーブー
2018年04月11日 18:25
まるおおさん、こんばんは
知りたいよね~
ホント、どうして空海だけに奥義を授けたのか。
そういう、一般の人には 見えも感じられもしない世界が、修行の果てに見えるようになるというのも すごいよね。
何度か生まれ変わるなら、一度くらいは そんな人生を送ってみたい気もするけどね。まあ たいへんだろうけど^^;
キーブー
2018年04月11日 18:28
お啓さん、こんばんは
お褒めいただき、ありがとうございます(*^_^*)
この作品、まだ公開されてるのかな?
もし まだやってるようなら、ぜひ一度 ご覧になってみて下さいませ。こないだうちから お啓さんがいろいろと考えておられたことの答えの一片なりとも、見つかるかもしれませんね

謎、皆さん、お知りに なりたいようですね。
はい、私もです(^O^)
キーブー
2018年04月11日 18:35
ひま爺イヴさん、こんばんは
中国史や朝鮮史って、日本史とはまた違う面白味がありますよね。
同じアジア民族で、古来から 血も混ざりあっているはずの国なのに、どうして こんなに違うものか。興味は尽きないです

現代中国史は・・はい、私も 面白いとは思わないです^^;
清が倒れたあたりからはもう、興味が湧かないし。
近代日本史なども、あまり面白味はないですけどね。私の偏見かもしれないけど^^;
キーブー
2018年04月11日 18:44
ごろー。さん、こんばんは
現役時代は 広告業界に携わっておられた (ですよね?) ごろーさんに そんなふうに褒められちゃうと、すんごく嬉しくなってしまいます(^O^)

映画は、時間を食いますもんね。
そんで私は、録画も溜っているのだけど・・・最近めっきり目を悪くしていて、なかなか観る気にならないです。食卓に座って観るのだと、いまいちハッキリ見えないし・・・いきおい、テレビの真ん前に陣取ってなきゃならないですし、それもまた面倒で^^;

この謎ですが、いちおう解けては いるものの、それは史実に基づいたものではないです。
どんなに検証しても、この謎は解けないんでしょうね。

こないだ ごろーさんが書いておられたホーキング博士の記事みたく、死後には いろんな謎が解けるんでしょうね。そう思うと、死ぬのも怖いばかりではない気もしますね(笑)
2018年04月15日 06:44
そう、ごろー。さんのおっしゃる通り

紀伊ブーちゃんのとこで解説読んで
テレビなんかで紹介されてるの見ると実に理解が早い

最近、映画館で映画見てないけど
(気持ちよくて寝ちゃうこと多し)
ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書はちょっと気になってます。
キーブー
2018年04月15日 18:07
らん太郎。さん、こんにちは
らん太郎さんにも 褒められちゃった~~(^O^)
嬉しいです。ありがとうございます(*^_^*)

ペンタゴン・ペーパーズ、面白そうですよね。ああいう国絡みの、諜報機関が暗躍するようなサスペンスものは私も好きです。
それと、アベンジャーズも行きたいんですよね。
アベンジャーズ全滅か、なんてテレビCMで言ってたけど。
全滅しちゃったら たいへん
ぜひ見届けてこなくちゃ

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