あの頃のままの、ルパンでした(*^_^*)




図書館で予約して、ずっと待っていた本がやっと届きました♪

モーリス・ルブラン著 『ルパン、最後の恋』


この作品は、ルブラン亡きあとに見つかった推敲途中の原稿を、そのまま
本にしたもの。

息子さんは本にするのに反対で、ずっと封印しておられたのだそうですが。

その方も亡くなり、残された孫娘の手で世に出たのだそうです。



ルパンのシリーズは、高校生の頃に熱中して読んでいました(*^_^*)
たぶん、すべて読みつくしているはず。

同時進行で、シャーロック・ホームズのシリーズにもハマっていて、この
ふたりが対決したら面白そう、なんて思っていたら、ちゃんと『ルパン対
ホームズ』なんてのもありましたね(^O^)



ここで、話は少しそれますが。

うちのこぶたたちは本をまったく読まないので、小学校の高学年になった
ときに一度、「名探偵シャーロック・ホームズ」という児童向けの本を買って
やったことがあるのですが。

それも、たぶん読んでないし

なので、こぶた2号が高校生の頃に、
「ホームズに興味が無いんやったら、ルパンを読んでみ。面白いで」
と勧めたところ、
「ルパン3世やったら、テレビで観てる」
などという愚答をもらったことがありましたっけ(~_~;)


まあ、それはいいとして(笑)

気を取りなおして、作品の紹介をさせていただきます(^^ゞ



まず、冒頭部分。

『アルセーヌ・ルパンの先祖』と題して、時のフランス皇帝ナポレオンに
仕えるルパン将軍の話が紹介されています。

彼は、アルセーヌ・ルパンの曾祖父に当たる人物。


ナポレオンの信任篤いルパン将軍は、ある任務を負うのですが。

その件に関わっているある女性にご執心のナポレオンから、彼女に手を
出すなとじかに釘を刺されたにも関わらず、その鼻先から彼女をかすめ取る
ようなことをやってのけている、ルパン将軍(^^ゞ

それだけではなく、その後堂々と彼女と結婚するのですね。

さすがはルパンのご先祖だけのことはあります(^O^)


そして、そのひ孫である我らがルパンはと言えば。

素性を隠して変装し、ある貴族の若い女性の取り巻きのひとりとして社交界に
出入りし、その女性の危ういところを助けたり、また、スラムで暮らす子どもたち
にも物心両面で手を差し伸べてもいるのですね。


そこまで読んだところで、高校生の私なら、
「ルパン、やっぱいいわ~~
となったでありましょうが。

人生も折り返し点を過ぎ、すっかりおばちゃんになった私としては、ちょっと
手放しで心酔するには歳を取りすぎてしまったのか。。。



あるクズの男がいて、これまで迎えた7人の妻はすべて行方不明。

それらの妻たちに産ませた子どもたちに手をあげ、こき使い、自分は酒浸り
で暮らしているような男なのですが。

この男の子どもである兄妹にルパンは特に目をかけており、いろんなことを
教え込みながら、自身の手先として使ってもいます。

このふたりは、他人が見てもわかるくらいルパンに似ており、実のところは
ルパンの子ではないかと思われるのですが。

そう問いかける子どもたちに、ルパンは、
「よくわからない」
などと答え、相変わらずこどもたちをクズ男のもとに置いたまま、使い走り
させたり、けっこう危ないことをさせたりもしています。


うーん。

7人も妻を殺したか売りとばしたかして、子どもをこき使っている男もクズ
だけど。

自分の子を生んだ女性の身に危険が及ぶのをわかっていてそのままにして、
子どもたちも引き取ろうとはしないなんて。

ちゃんと目を配って、生き抜く力をつけてやっているんだとルパンは言うかも
しれないけど。

そりゃちょっと身勝手すぎやしませんかね。


そんなことを思ってしまい、はじめのうちは高校生の頃のようには物語に
入りきれずにいた私ですが。

それでも、読み進むうちに、どんどんルパンの魅力にハマっていった私。


イギリス情報部まで噛んでいるこの件について、いったい彼はどう始末を
つけるのか。

ぐいぐいと惹きつけられ、あっという間に読み終わっておりました(^^ゞ



そして。

巻末に収められた短編は、ルパンシリーズの記念すべき第1作となった
『アルセーヌ・ルパンの逮捕』というお話。

これ、読んでいるはずなのですが。

30年以上も前のことなので、さすがにまーったく覚えてはいませんでした(笑)


まあ、初めて読むのと同じ楽しさをまた味わえて、それはそれでよかったこと
でありましたが(^O^)



大西洋航路をいく客船の中に、かの有名な怪盗ルパンがいるという情報が
寄せられ、乗り合わせた客たちは戦々恐々となります。

一番疑われていた紳士は、体じゅうを縛られてデッキの片隅に転がされて
おり、その騒ぎの最中に、ある夫人の宝石が盗まれてしまうのですね。

それも、すべて盗まれたのではなく、ネックレスや指輪の中から希少価値
の高い小さな石だけを選び出して盗むという手際のよさ。

いったい、誰がルパンなのか。

みんなが疑心暗鬼になります。


そこまで読んで、ひょっとして犯人はこの人かな?って私が思った人がいた
のですが。。。



ちょっとまた話が飛びますが^^;


それだと、以前に読んだクリスティのポアロのシリーズで、よく似た感じの
構成の話があって、その時の犯人が、今回私が怪しいとにらんだ人と同じ
ポジションの人だったのですが(笑)

そのときは私もまーったくその人を疑ってなかったんですよね。

最後に犯人がわかったときはびっくりで、ええ~、ちょっとズルイなあ、
なんて思わないでもなかったのですが(笑)

みんな同じことを思ったらしく、これはアンフェアじゃないかという抗議が
殺到したのだとか^^;


ということで。


この人が犯人だと、それと同じことになっちゃうんだけどなあ、と思いつつ
読んでいたら、最後に彼が女性にあるものを手渡し、そこで私としては
すべてわかってしまいました

・・・って。

何を言っているのかよくわからないと思いますが(笑)

もっと言いたいこともあるのだけど、ネタバレになっちゃうとマズイので、
これくらいにしときます(^^ゞ


どのお話も、楽しめますよ。

高校生の頃に戻ったかのような、楽しい時間でありました(*^_^*)


長い文章になってしまいましたが、最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました












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