ミクロの世界って面白い!




またまた面白い本を見つけましたよ~!

田中敬一著 『ぶらり ミクロ散歩』


図書館の棚から手に取り、まず、目次を見てみたところ。

“けっけっ毛ぇー”というタイトルが一番初めにあったので、何かと思って少し
読んでみると。

ある日の昼下がり、ボンヤリしつつふと鼻毛を抜いてみると、2センチほども
ある長くて真っ白な鼻毛だったので、走査電子顕微鏡で観察することにした、
という話(^O^)



顕微鏡といえば、昔、弟が親に買ってもらっていたのでありますが。

前記事にも書きましたが、IQテストの結果がとても良かった弟に対して、
うちの親は絶大なる期待を抱いて、教育資金を惜しげもなく投入していたの
ですが(笑)

その一環として、中学に入学した年に顕微鏡を買い与えたのでありますね。


今なら顕微鏡もそう珍しくはないですが、当時としてはなかなかなもので、
そこまで本気で期待してるんだなあと私はちょっと驚いたのですが。

そんな高価なものを買ってもらったご本人は、いたく喜んでまず何を見たか
というと。

足の皮、爪、そのへんのホコリetc。

絵に描いたような、猫に小判的な使い方をしていたわけでありますね(笑)


ある日などは、昼寝をしていたらいきなり頭に痛みを感じたので目を開けると、
弟が私の髪の毛を抜いて、
「この枝毛、顕微鏡で見てみよう」
などと言っているではありませんか(-"-)

まあついでのことなので見せてもらったところ、なんと真ん中から大きく
割れておりました。

痛んだ髪の毛というのは、ミクロの世界では縦割れしているのですね。
その時、初めて知った次第です。



さて。

話を元に戻しますと。

この著者はさすがに大学の先生だけのことはあって、興味本位で鼻毛を見る
だけではなく、ほかの動物の毛と比較してみたくなり、マンモスの毛なぞを
取り出してくるのですね。

この両方の顕微鏡写真、ちゃんと並べて載っているのですが。

鼻毛の方は、シャンプーのCMなどでよく見かける髪の毛の写真と同じで、
キューティクルがはっきり見えていますが。

マンモスの毛の方は、あたかも磨き上げた床柱といった感じで、一見すると
毛にも見えないくらい。


観察がすんで満足した先生は、マンモスの毛を標本箱に片付けようとした
のですが。

その箱の中に「んだの毛」と書かれたビニール袋を見つけるのですね。
「んだ」とは何だ?

袋の口の折り曲げた部分を開くと、そこには「ぱ」の文字が。

「ぱ」プラス「んだ」、すなわちパンダの毛だったのですね(^◇^)

そこで、ものはついでと、パンダの毛も観察しておられます。


いやあ、この先生、なかなか面白い御仁だなあと思った私。


これの次の“憎い奴、この小石”という話では、とうとうひとりで爆笑して
しまいました。


娘さんを駅に送っての帰り道、急に下腹部に痛みを感じた先生。

そのうち治るだろうと思い運転していたのですが、痛みはどんどん増してきて、
今まで経験したことのないほどの激痛が絶え間なく襲ってくるまでに(@_@)

冷や汗が出て吐き気までしはじめたので救急外来に駆け込んだところ、
尿管結石であることが判明。

「超音波で砕いて下さい」と頼んだけれど、「それより自然に流下させる方が
よいでしょう」と言われてしまい、しぶしぶ従ったのでありますが。

それから4カ月を過ごすうちに、石がようやく尿道まで下がってきたことが
感じられ、そろそろ解放されそうだというとき。

著者が何をしたかというと。

湯豆腐をすくう網杓子を買ったのですね

そこで私は爆笑(^◇^)


そして先生は私の予想通りに、採取した石を顕微鏡で観察されるのですね

その写真ももちろん載せられていますが。

その鋭角的でとげとげしい外容にはびっくり。

なるほど、こりゃ痛いわけだなあと納得しました^^;



ほかにも、畳にカビが生えているのを見つけてしまった先生は、奥さんに
その掃除をするよう言われるのですが(笑)

そう、皆さんもうおわかりのとおり、掃除の前に顕微鏡ですね(^O^)


あと、庭の毛虫の毛を刈り取って観察したり、カラスの落として行った羽を
見てみたりされていますが。


“シャツのボタン”と題されたところでは、古くなったシャツをリサイクルするに
当たって、奥さんに「ボタンを取って」と命じられ、おとなしく裁縫用の握り鋏
を使って、ひとつひとつ貝ボタンを取っておられたり(笑)

そして案の定、そのボタンも観察材料となり、本物の貝ボタンと模造品とでは
まったく違った構造であることがわかったりするのですね。


大学の名誉教授というわりに、えらぶっていない著者に好感を持つとともに、
そんなご主人に「掃除して」「ボタン取って」と言える奥さまに、ものすごく
羨望を感じました(笑)


観察したものは逐一写真が載せてあり、どれもみな興味深いものばかり。


前記事で書いたウナギの生態の話も、実はこの本で紹介されていたもの
なのですね。


興味のある方はぜひ、お読みになってみて下さいませ(*^_^*)




最後に。

ミクロ繋がりということで、これを紹介します

画像



駅ナカで売っていた、ひと口サイズの小さなたい焼き。

チョコとあずきとカレーの、3種類がありました。


画像



生地もしっかり味がついていて、とてもおいしかったです♪





ぶらりミクロ散歩――電子顕微鏡で覗く世界 (岩波新書)
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