この犬たちは、狼よりも勇敢ですね(*^_^*)




さっき、テレビのニュースで観たのですが。

クマに立ち向かって、主人を助けた犬が2頭おりました。

どちらも柴犬で、名はショコラとめご


ショコラは一家の旦那さんを助け、めごは5歳の男の子を助けたのだそう。

いやあ、なんとも心温まるできごとでありますね



このニュースで思い出したのが、こないだ読了した『史記』の最終巻。

北の最果て、誰も生きて冬を越したことがないという土地に配流されて
しまった蘇武(そぶ)が、かの地で野生の狼を1匹、手なずけたのですね。


後ろ足を怪我して動けなくなっていたまだ若い狼を、ふとした気まぐれで
食料にせずに手当をして助けてやったことが縁で、心を通わせるように
なるのですが。

“徹(テツ)”と名付けられたその狼は、野生の狼だっただけにとても獰猛
なのですが、蘇武をリーダーと認めてからはその助けとなり、力を合わせて
生きていくことになります。


さて、その徹(テツ)ですが。

剽悍な男たちが数人の群れで襲ってきても、また、狼の大群が襲って
きても、蘇武と一緒に一歩も引かず勇敢に戦うのですが。

灰色熊が襲ってきたときだけは、いっさい立ち向かわずに怖気づいて逃げて
しまうという場面がありました(笑)

蘇武はただひとり、必死で戦い、すごい力でふっとばされたりしながらも
なんとかクマを仕留めるのですが。

すべて終わってからテツはすまなそうな顔をして現れ、それを見た蘇武が、
「おまえ、俺を見捨てて逃げたろう」
と笑いながら言うと、さらに身をちぢこませておりましたが(^O^)


その後も、どんなときも蘇武に従っていたテツですが、クマが出てきたとき
だけはやっぱり逃げておりました(笑)


そんな、野生の狼でも怖気づくクマなのに。

この柴犬たちはホントに命知らずというか、情が厚いというか


まあでも、冷静に考えてみれば、野生ではなくて飼い犬だから立ち向かった
のだとも言えそう。

たぶんこれまで、クマなんぞ見たこともなかったでしょうし。

その怖さを本当には知らなかったんでしょうね。


その点、テツなどは狼の群れの一員だったときに、何度かクマに襲われて
仲間を目の前で喰われる経験もしていたでしょうし。

その怖さは骨の髄までしみていて、到底勝てる相手ではないとわかって
いたのでしょうね。


『史記』は、登場人物も多いし、それがまた孫の代まで描かれていたりするし、
それぞれが ひとかどの人物でありますから、内容も重厚で堅い感じですが。

この、蘇武とテツのふれあいのところだけは少し雰囲気が違っていて、とても
面白かったんですよね


その後、蘇武のもとに幼なじみの李陵(りりょう)が年に一度訪れるように
なり、テツとも顔を合わせるのですが。

後から群れに入って来た(と、テツは思っている)李陵よりも自分の方が順位
が上だと思っているテツは、うっかり李陵が先に食事をしようとしたりすると
唸って怒りを表現したりして、それを見た蘇武が、
「テツには、客人という意識は無いようなのだ。すまんな、李陵」
と笑って、先にテツに肉を投げてやる場面も、笑いを誘われました。


年にいちどだけやってくる李陵が、蘇武の小屋の近くまで来ると、どこからか
テツが現れるのですが。

李陵に対して、ずっと唸り声をあげているのですね。

それを見た李陵が馬を降りて、
「これはテツ殿。こんなところまで見廻りとは、ご苦労」
と声を掛けると、あとは黙って蘇武の小屋まで先導する場面もありました(^O^)


「さっきはテツ殿に『長いあいだ、おまえはいったいどこをうろついていた』と
叱られた」
などと、李陵が蘇武に報告する場面も、面白かったです。



そんなことを思い出しつつ、ニュースを観ていた私ですが。

『めご』という名前にも、ふと思い出したことがあったんですよね。

めごとは、東北の方の方言で、かわいいというのを めごい と言うらしくて、
そこからとったようなのですが。


そういえば、伊達政宗の正室も、めご姫という名前でしたね。

そんでまた、大河ドラマではこのめご姫を桜田淳子が演じてたっけ。


・・・って。

このままいろいろ思い出していくと長くなりそうなので、このへんで^^;


それにしても、やっぱり犬はいいなあ。

また、犬を飼いたくなりました(^O^)




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